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2018/12/06

2018年の金星逆行のふり返りと、価値観

金星は2年おきに逆行をしますが、今年がそうでした。
10月6日~11月16日までの約40日間の逆行を終えたところです。
サインは蠍座から天秤座にかけてです。

 

蠍座での金星の逆行は、
私の過去の経験から言って、印象が悪かったのですが、
今年はなかなか面白かった。

16年前です。苦悶の2002年でした。
悩ましくうっとうしかったので強く記憶に残っていました。

しかし、今回は過去にフラッシュバックする瞬間や出来事が多く、
その度にふり戻され、気づかされることが多く感慨深かった。

どうしてでしょう?

 

金星逆行の一番の特徴は、懐古趣味ですね。
リバイバル、温故知新と言ってもいい。

過ぎ去った良き時代を思い出す。

青春期のころ、15歳~24歳ごろの金星期時代の日々、
そのころに夢中になっていたもの、趣味、恋愛、仲間たち、
それらの良さを思い返し、再開したり、復活したりといった
再評価のムーブメントが起きやすいのです。
よりを戻すとか、復縁も起きやすいはず。

 

私が過去を思い出して、懐かしんだり、
面白がっているということは、
年を取った証拠ってことですね(自爆!)

 

金星は、人生を「楽しく、美しく生きたい」といった希望や願望。
それが具体的に何なのかは、個人個人でさまざまなのは当然ですが、
年齢や立場の変化によっても変わっていくものです。

良好な人間関係、恋愛感情、お金、欲しいものを手に入れるなどなど。
それが、その人の価値観や美意識の傾向をつくるわですが、
希望や願望、憧れゆえに、それが叶わぬ時には苦悶の原因となります。

金星意識の
下は、物欲、色欲などの煩悩であり、
上は、平和や芸術などに表現される美や調和です。

 

16年前の私、振り返って、ずいぶんと変わったものだと。
当然ながら、金星にかかわる価値観がまったく変わって
しまったことに気づいたわけです。

 

ホロスコープ・リーディング・セッションで、
金星期時代についての振り返って頂くと、
「辛かった」という声が圧倒的に多いです。
それほどハードな状態でもないのにです。

そうです。当時はその願望ゆえに苦しいのです。

私も金星期はかなり苦しかった。

 

しかし、あの時の感性は、今とは比較できない
特別なひらめきを持っていたことを思い出しました。

あれは何だったんだろう?
といった瞬間もありました。

 

それを表現しようとするのですが、上手くいきません。
感じていることと、表現力とのギャップが激しく、
それゆれに苦しいのです。

 

そして今、あの時の自分の感性を
すくいあげてみたいと、思ったりしたのです。

 

2018年の金星逆行のトピックは、
映画「ボヘミアン・ラプソディ」ですね。
クイーンが復活しました。

流行は繰り返すと言いますが、
こうしたカルチャー動向にも金星のサイクルは関係するわけですね。

私は、リアルタイムで聞いていた世代です。
中学生の頃から洋楽好きだったので、クイーンを聴いて育ったようなものです。
ロック好きの友人と、フレディーのステージ衣装の趣味をネタによく笑ってました。
当時、悪趣味と言われたフレディではありますが、その生き様が再評価されました。
素晴らしいものは、時代や世代を越えて復活するのですね。
(ちなみに映画は見てません)

 

「美」というものの価値は永遠です。

あの時の感性、求めていた気持ち
そのものが大切なのです。
あきらめる必要はありません。

 

そんなわけで、
金星の逆行の効用として、
「若返り」というのがあるなと考えたりしています。

ぜひ、あなたのその価値をあきらめずに、
光をあててくださいな。

 

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