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2018/12/27

『平成』を振り返る①~美智子妃殿下の改革~

こんにちは。第三の眼代々木店の 伊吹丹利(いぶきあかり)です。

冬至を過ぎて、いよいよ平成30年もあとわずかとなりましたが、

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、先日天皇陛下の誕生日のご挨拶を拝聴して、

美智子妃殿下への並々ならぬ思いに心を動かされました

(折しもその日は陛下の山羊座0度の太陽に対して蟹座0度の満月でした!)

 

振り返ると、平成がスタートしたのは1989年1月

私が配偶者に出会ったのが1988年1月

平成スタートのチャートの太陽(山羊座17度)は私の月にのっています。

個人的には、平成30年間は主婦(母)としての自分を照らしてくれたように思います。

 

そこで『平成の時代』を、妻・母としての皇后陛下に焦点を当てて振り返ってみました。

長くなったので2部に分けました。物語として続けて読んでいただけたら幸いです。

 

美智子妃殿下のチャートです。(データはastro.com)より。手書きのラインが見にくいですが。。。

皇室における改革

 

美智子さまのチャートでまず目につくのが、

冥王星・天王星・木星・太陽のTスクエアです。

これは、旧くなった体制をぶち壊すためにいかなる困難にも立ち向かい、

改革のために行動し、それによって人生が開かれて発展していく可能性を表しています。

 

テニスコートの恋

 

美智子さまは、皇室始まって以来初めての民間出身の皇后です。

(まさに革命です。)

 

出会いの場所はテニスコート。美智子さまは、ダブルスの試合で粘り強く戦って

陛下(当時皇太子)のチームを打ち負かします!

陛下は負けたにもかかわらずとても爽やかな笑顔だったそうです。

美智子さまのことをお好きだったのですね。

 

当時その様子は『テニスコートの恋』として国民の心に響き、恋愛結婚が広まりました。

『神』であった天皇が身近な存在となり

ご婚約内定記者会見から2年間で、テレビの販売台数は約3倍の350万台となり、

ご成婚式には沿道に53万人、テレビを通して1500万人が見守ったそうです。

 

子育て

 

今の皇太子がお生まれになると、

陛下と美智子さまはご自分たちの手で育てる決意をされます(革命です。)

平安時代から続く乳人制度を廃止し、美智子さまご自身で授乳されます。

東宮御所に専用のキッチンを作られて自ら料理され、

お弁当も作られたそうです。

 

生後7か月の皇太子さまを残して16日間の訪米旅行をされるときに

女官や侍従に残した育児メモは、

なるちゃん(徳仁親王)憲法」と呼ばれ、

その中には、「一日一回はしっかり抱いてください。愛情を示すためです」

など、変わらぬ愛情と一貫した躾が受けられるように、

一人の人間としてしっかり自立していけるように、

細やかな指示が書かれていたそうです。

 

愛情を注いで子育てをするという明確な思いが伝わってきますね。

この育児方法は当時の母親たちに大きな影響を与えたようです。

 

かつて皇太子は神の子と言われて、

陛下ご自身も慣習に従い、

3歳を過ぎると両親である昭和天皇ご夫妻から離れて暮らされました。

美智子妃によって、陛下も愛情のこもった家庭生活を体験されたのでしょう

 

『平成』時代、象徴天皇としていかにあるべきか探り続ける

 

いくつもの試練

 

当然、改革に対しては風当たりも相当強く、

ふっくらとしていた美智子さまのお顔にお疲れが表れていたことを私も記憶しています。

 

そして、昭和50年7月の沖縄訪問のとき。

「天皇の名のために行われた戦争」であるがゆえに、

受け入れる側の反発は大きく「歓迎」と「反対」で二分されます

 

ひめゆりの塔の前では火炎瓶が投げ込まれて、両陛下は沖縄の怒りに直面します

 

この経験を通して当時の両陛下は、

過去を忘れず過去と向き合い平和を祈り続けるという覚悟を強くもたれたのかもしれません。

 

国民一人ひとりに寄り添う

 

戦後、天皇は国民の象徴と位置づけられましたが、

天皇陛下は象徴としてどうあるべきか常に探ってこられたようです。

 

度重なる災害時の被災地訪問は

両陛下が大切にしておられるご公務の一つだと思われます。

 

被災者の方々の前で膝をつき、すっと顔を寄せて目を合わせてお話を聴く

というスタイルは美智子さまが始められたそうです。

その後陛下もそれにならわれます。

昭和天皇のときにはあり得ないスタイルでしょう。

 

美智子さまのチャートでは、

蠍座の水星がアセンダントにのっていてIC(3ハウス)の土星とスクエアです。

思慮深く誠実な言葉によってコミュニケーションを積み重ねていく

というスタイルがあらわれていますね。

 

美智子さま(内円)と天皇陛下(外円)のシナストリーです。

魚座の月が4ハウスでコンジャンクションです。

私生活ではお互いに素のままで分かり合えるのでしょう。

 

美智子さまのTスクエアに

陛下の天王星・冥王星・火星・木星のグランドクロスが重なっています。

まさに「改革の同志」です。

 

そして現在、陛下のMCにある木星に

トランジットの山羊座20度の冥王星がスクエアで、

退位される頃には山羊座の土星がスクエアになります。

今生天皇としての大きな責務を果たされて一つの区切りとなります。

 

老年の危機?

 

美智子さまのチャートに対する現在のトランジットに目を向けてみます。

 

占星術では40代前半の、

出生の冥王星に対してトランジット冥王星がスクエア、

出生の海王星に対してトランジット海王星がスクエア、

出生の天王星に対してトランジット天王星がオポジション、

ソーラーアークで進めた天体が出生の天体に対して全て45度を形成するオールセミスクエア

 

の時期を、人生の危機や大きな変化を経験することが多いとして

『中年の危機』と呼んでいます。

 

80代半ばから後半にかけては、

出生の海王星に対してトランジット海王星がオポジション、

出生の天王星に対してトランジット天王星がコンジャンクション(天王星回帰)、

出生の冥王星に対してトランジット冥王星がオポジション、

そして、出生の土星に対してトランジット土星がコンジャンクション(土星回帰)

 

となります。

 

現在美智子さまの逆行の天王星(牡羊座29度)に対して、

トランジットの天王星(牡羊座29度)がコンジャンクションです。

 

天王星が12サインを一周して俯瞰的視点を獲得します。

今は人生全体を眺めて感慨無量の思いでいらっしゃることでしょう。

これは『老年の危機』であり、『人生の集大成』でもあり、

その先の制約のない未知の世界への入り口なのかもしれません。

 

『平成』を振り返る② に続く

占星家・タロティスト

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