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2018/07/19

ソーラーリターン(誕生日)前後の出来事

先日、ソーラーリターン(誕生日)を迎えました。

 

ソーラーリターン図とは
出生図の太陽の位置にトランジットの太陽が戻ってきた瞬間の図のことです。

 

実は、私が学んだティル式占星術ではソーラーリターン図を考慮しないのです。
ティル先生は、もっとほかの手法を使うほうが効果的と考えているからでしょう。

 

私も経験的に同意見ですが、補助的にソーラーリターンも使います。

 

ソーラーリターン図(内円)に出生図(外円)を重ねて
二重円にして読む方法なら実感しやすいと感じているからです。

 

常にネイタルチャートは私たちとともにあり
ソーラーリターンは、その可能性を開発するためのひとつの道具
という発想の使い方ですね。

 

さて、私の場合
この方式で今年のソーラーリターン図をつくると
IC軸にピタっとネイタルの火星が乗っていました。

 

こういうタイトな影響は
誕生日を迎える前後に顕著に出るケースが多い
(わりに実感できる)と思います。

 

どのように現れたかというと
誕生日の翌日から自宅のプチリフォームが始まりました。

 

母親が洗面所の水を出しっぱなしにして水漏れを起こし
一部の床を直す必要ができたのです。

 

丁度、世の中は、大雨で自宅が浸水し
大変な思いをされていた人が多いときでしたが
うちの場合は人災による水の災害が起こったのですね。

 

リフォームをするとなると
家具を移動したり、戻したりと、結構な労働が必要です。

 

けれども大雨で被災した人にくらべたら
たいしたことではないな、と思いながら作業をしていました。

 

こういうことを書くと
「やっぱり火星は凶星だな」と思う人がいるかもしれません。

 

しかし、もともと床は傷んでいたので
直すチャンスが与えられたとも言えます。

 

また、部屋を整理整頓するよい機会になりました。
不要な本を古本屋に売ったり
古い書類や洋服を捨てたり。。。。

 

また荷物を移動してから
実際のリフォームまで日にちがあったので
(計測してから商品製作までに日数が必要)

 

その間、二泊三日で旅行に行き(近畿県内の京都ですが)
とても良い休暇を過ごすことができました。

 

ソーラーリターンのASCが獅子座だったり
5ハウスルーラーの木星と
3ハウスルーラーの水星が
1ハウスに入っている(ASC近くにある)ことが

 

狭苦しいところで数日過ごすよりも
いっそ近場に遊びにいこう、という気楽な選択になった
と考えることもできますが

 

これらはソーラーリターン図を見て決めたことではなく
自分の内側から自然に湧いてくる衝動に従って決めたことであり
それは私のネイタルチャートが示唆している欲求であり
プログレスの月がふたご座3ハウスを移動中であるからとも言えます。

 

ソーラーリターンだけで物事は動いていませんし
それだけで決断をする必要もありません。

 

さて、床はキレイで清潔で快適になったし
これから部屋も片付けざるをえなくなるし(いまだ途上…笑)

 

数年たったら、床のリフォームをしたことは
悪い思い出ではなく、良い思い出として残るような気がします。

 

また母にとっても
より大きな失敗を未然に防ぐ教訓になったのではないでしょうか。

 

人は変化を恐れます。

 

ときどきソーラーリターン図がハードなので
ハードな影響を減じる場所で過ごしたほうがいいのだろうか
という、ご相談を受けることがあるのですが

 

ソーラーリターンに限らずハードアスペクトが多いということは
その年は、変化を起こすチャンスだ、と捉えるほうがいいです。

 

ソーラーリターン図だけが
その年を決めるわけでもありません。

 

先に書いたようにティル式では「無視」しています(笑)。
それでも全然OKなのです。

 

実際、私は過去に移転した年を確認しましたが
ソーラーリターンに出ている年と出ていない年がありました。

 

けれどもティル式でみれば
移転したときには移転の印がありました。

 

(ただし、その印があるからといって、必ず移転という形で
現象化しなくてはならない、ということではない)

 

私自身は、外部要因で変化をせざるをえなくなったら
自分が起こしたい変化(内発的欲求)に
どう「リンク」していこうかと考えるようにしていますし
コンサルテーションにおいても、そういうスタンスでお話しています。

 

「どうなるか」ではなく「どうしたいか」。

星の影響に振り回されるのではなく
いかに星の影響を活用していくのか。

 

この姿勢が
ホロスコープと上手に付き合うコツだと思います。

 

少々占星術を勉強している人ほど
断片的な情報で判断していることが多く運命は決まっていると考えていたりします。

 

「悪い星の配置」というものが「ある」という思い込みがあり
それを「回避したい」という不安で助けを求めにこられる方もいらっしゃいます。

 

私のコンサルテーションでは
まず、視点を変えていただくことからスタートすることも多いです。

 

主役は星ではなく私達なんですね。

 

1年計画のサポートにどうぞ… 『イヤーリーディング』 

ソーラーリターンも参考のひとつにしながら、1年間の見通しをつけます。

 

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