2018年11月23日14時39分　満月チャート　（東京）

11月23日（満月）～12月7日（次新月)までの星模様　　by Graha

今回の満月は双子座の月と射手座の太陽の間で起きます。
度数は1度。時間は14時39分です。

太陽が射手座に入った直後で起きる、とても勢いのある満月です。
射手座は火。双子座は風のサインです。

水のサインの新月（蠍座）で始まった流れが急展開を見せるでしょう。

木星と火星がアスペクトしています。
状況を打ち破る、突破口となるような満月です。

2週間前を振り返ってみましょう。

蠍座は、深い感情を通して、
自分と自分にとって密接な人やテーマとの関係が変容していくサインです。

海王星とトラインを形成した蠍座の新月は、
無理のないよりナチュラルな新しい関係へ改善していくことがテーマでした。

一方で、人間関係やお金や個人的な趣味に関係する金星は、
逆行しながら天王星と長らくアスペクトし続けています。

これまでのパターンを変えなければならない異変が
進行しつつあるなか、家族など内部的な事情が変化しています。
心境の変化にともない、考え方や対応が変わりつつあります。

自分と相手との二極関係の間で揺れ動くといった、
守りの発想から解き放たれていくでしょう。

射手座には、木星が入室済です。
太陽は木星へ接近していきます。

射手座は、自由を求め新しいフィールドへ飛躍します。
冒険心や挑戦的な意志が、モチベーションを上げていきます。
そのために周囲に宣言したり、伝えることに課題があります。

魚座の火星のスクエアは、かなり好戦的です。

直感が積極的行動へと、はずみをつけるでしょう。
攻めの行動を誘発します。

隠されていたことが公開されたり、
埋もれていた力が顕示されるでしょう。

大手メーカーのカリスマ経営者が逮捕といった
センセーショナルなニュースがありましたが、
内部告発といった、お家騒動的なものが伝えられ注目が集まっています。

逆行している水星は、さらに追究を強めていくでしょう。
情報漏えいや、告発といった暴露的なものが目立ちそうです。

火星、水星のハードアスペクトの時は、
失言や失態が起きやすい時です。慎重さが必要です。

○　満月　○　（11月23日〜）

柔軟サインの満月ですから、センセーショナルであっても、
結果や決定打を表すものではないでしょう。

どんな物事も見方によって変化します。
起こしたアクションによって、状況はさらに変化していくでしょう。

逆行中の水星は海王星とスクエアを形成していますから、
発言や物事の真意には疑問を持った方がいいでしょう。

不確かなことがたくさんでてくることが予想されます。
現実の現象そのままを見たら、振り回されます。
目に見えない背景や心理的な要因に注目するときでしょう。

射手座では、問題のテーマをオープンにして
皆で考え議論することによって思わぬ展開が起きてきます。

人間関係の問題がこじれた場合、当事者だけでは泥沼にはまるだけです。
第三者が入り、専門家や法的な仲裁が入ることによって問題が解決していきます。

26日、太陽は射手座の木星を通過します。
水星は火星とスクエアです。新しい目標を宣言するでしょう。

28日、水星は逆行したまま木星を通過します。

考え方を今一度すり合わせましょう。
皆で話し合ったり、検討会などをするとよいでしょう。
活発な意見を出し合う事ができるはずです。
逆行中ですから、あらゆる方向から議論を重ね、
検討するのは今のうちです。

個々人が考えていること、抱えている事情など、
当事者が口を開かなければ、現実は動きません。
公開すること、オープンにするときです。

▽　下弦　▽　(11月30日〜）

乙女座の月で下弦を迎えます。月は火星とオポジションです。

乙女座の月は、現実の細かいディテールへと気持ちを向けます。
ホスピタリティといった視点から、状況を整理します。
状況の収拾、片付けや、後始末に忙しくなりそうです。

12月1日、金星は天王星と再びオポジションを通過。
逆行中の水星は、天秤座から蠍座へ後戻りします。

3日、金星は蠍座に入ります。

ハードアスペクトが続く柔軟サインの下弦です。

神経疲労が目立つかもしれません。
下弦をすぎたら、心も体も引き潮です。
後始末や、ケアの時間を割きましょう。
ここらで割り切りが肝心です。

次新月は12月7日、射手座の16度の新月です。
水星が順行に入ります。
火星と海王星とハードにアスペクトする新月です。

大転回をする方は、体力や気力を温存して次の展開に備えましょう。

執筆者　【Graha（ぐらは） プロフィール】　　

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　　—- 満月とは —-
太陽-地球-月が一直線に並ぶとき、月は太陽の光を反射し丸く輝きます。
旧暦（陰暦）では15、16日目にあたり「十五夜」や「十六夜(いざよい)」と言われます。
占星術では、新月で始まった活動のピークを示し、成果や結果が表れる時として、
どのように現象化されたかを読み取るのに用います。