新月・満月読み 新月・満月読み

2017/9/20

2017年9月20日:乙女座の新月リーディング by ぐらは

2017年9月20日14時29分 新月図 (東京)

 

太陽 おとめ座 27゜27′
月 おとめ座 27゜27′
水星 おとめ座 12゜33′
金星 おとめ座 0゜13′
火星 おとめ座 9゜24′
木星 てんびん座 25゜44′
土星 いて座 21゜43′
天王星 おひつじ座 27゜39′ R
海王星 うお座 12゜28′ R
冥王星 やぎ座 16゜54′ R
Asc やぎ座23゜05′
Mc さそり座13゜46′

 

 

 

 

今回の新月は乙女座の後半で起きます。

 

3日後の23日には秋分を迎え、太陽は天秤座に入り、
秋分という1年のサイクルのなかで大きな節目を迎えます。

 

春分を始まりとして、活動してきたことの成果が表れやすく、
他者から評価されたり、さまざまな交流や交渉が活発になりますから、
状況を一変するような展開が起きてくるでしょう。

 

天秤座よりソーシャルな活動へとステージが変わり、
関心やテーマは、パートナーシップや「社会でいかに活躍するか」
ということに移っていくわけです。

 

今回の乙女座の終盤に位置する新月では、
個人的に積み上げてきた実践的なスキルや個人的な見解、
自己管理も含め日ごろ培った経験を踏み台にして、
新しい展開へ、今より一歩前に進むための準備や調整を
していくことがテーマとなります。

 

乙女座に5つの天体が集中するという配置です。

 

まだ自己調整が必要であり、可能であることを示すでしょう。

 

大いに工夫や改善を加えていくという柔軟な姿勢をもつとよいでしょう。

 

仲間やパートナーと共同で取り組むことで、
より完成度を高めていくことができるでしょう。

 

乙女座28度のサビアンシンボルは、
「禿げ頭の男」です。

 

髪は「後ろ髪を引かれる」などの表現があるように、
感情的なものを感知する一種のセンサーのようなものだといいます。

 

この髪のない男は、周囲の空気を無視して、
お世辞や建て前も抜きで、周囲に一切迎合せず、
歯に衣着せぬ物言いで、ズバズバと自分の意見を主張します。

 

乙女座的な潔癖さゆえに、嘘やごまかしを嫌いますから、
ある意味、その人の正直な考えや思考レベルが露呈します。

 

それゆえ周囲がどのような評価を示すかはわかりません。

 

男は自分の判断に絶対的な自信を持っていますが、
下積み的な状況から脱したい気持ちから、
はったり的なインパクトを持った姿勢をぶつけるのです。

 

こうした現状を打破しようとする姿勢は、
天秤座に移るための通過点と言えるものです。

 

男は、これを機に今までの立場やスタンスを大きく変えていくのです。

 

今までの経験を踏み台にして、
次のアクションを生み出していく時です。

 

思い切って、自分の意見やアイディアを発表するなど、
努めて公開、プレゼンテーションする機会をつくると良いでしょう。

 

独立や脱退宣言だったり、抜擢やスカウトされるなどもあるでしょう。

 

チームを抜けてソロ活動を始めるなど、
これまでの流れを裏切るような方向性も出てくるでしょう。

 

この新月は8ハウスに位置し、
支配星である水星は8ハウスの支配星です。

 

関係者による閉じられた場で、集中した交流や検討が行われるでしょう。

 

参加者それぞれの能力や意見をぶつけ合い切磋琢磨するなかで、
目指すべき方向を確認し合うことに重点が置かれるでしょう。

 

扱うテーマは、極めて先進的であったり、専門性が高いものです。

 

8ハウスは、財源や国債、保険や保証問題に関係します。

 

あらゆる組織的な集団、銀行や金融機関なども含みます。

 

乙女座の8ハウスは防衛心の強さをしめし、
火星も8ハウスに位置しますから、危機管理などのシステムや
新技術や防衛などのリスクマネジメントが審議されるでしょう。

 

さらに新月は7ハウスを支配しますから、
やはりパートナーシップや人間関係にテーマが集中します。

 

政治やあらゆる組織の人脈関係、結婚や離婚などの婚姻関係から、
家族関係、職場や身近な仲間との関係も含め、
調整機能を働かせつつ、変容のプロセスが展開するでしょう。

 

問題に目をそむけず、徹底的に向き合うことによって、
変化を導きだすことです。

 

相手の個性や考え方を理解すること、
異なる考えを理解しようとする姿勢が重要でしょう。

 

本音を言い合える関係や場をつくること、
メールや文書、字づらではなく、直接対話が重要になるでしょう。

 

MCは蠍座でその支配星は冥王星、さらにサブ支配星は火星です。
錬金術的な変容を導こうとしています。

 

乙女座的な完璧主義をゆるめて、
より大きなテーマに取り組む姿勢が必要とされるでしょう。

 

変化を恐れない姿勢が大切でしょう。

 

個人の狭い範囲を打開して、大局的視点を持つ重要な
ターニングポイントとなるでしょう。

 

新月にアスペクトするのは、キロンです。
タイトなオポジション(180度)を作っています。

 

キロンは現代社会が抱える問題を
弱者やマイノリティー、被害者、被災者、
公害訴訟など環境問題を通して浮き彫りにします。

 

それらの問題を無視して先には進めません。

 

問題を抱える他者の立場に寄り添って考えられる思慮と 直接対話による相互理解が必要とされるでしょう。

 

射手座の土星はスクエアを形成したのちに山羊座へと進みますから、
これらの問題に対して、法的な基準や救済処置など
具体的な進展が望めそうです。

 

2ハウスと8ハウスですから、補償問題に進展があるでしょう。

 

さらに無視できなアスペクトとして、
天王星とのインコンジャクト(150度)があります。

 

牡羊座の後半にある天王星も、次のサインである
牡牛座に入る準備をしています。

 

AIなどの新しいテクノロジーがこれからの社会を大きく変えていくでしょう。

 

その変化をどのように考え、受け入れるか、
そうした審議がいっそう進むでしょう。
実用化にさまざまな分野で応用を検討します。

 

この2つの天体にアスペクトしている乙女座の新月は、
個人の考えや従来の思考の枠を超えることを求めてきます。

 

自分の主張や実力をもとに前進したいところですが、
状況は想像以上に複雑です。

 

むしろ問題に気づき、サーチすることが重要になるでしょう。

 

個人レベルでは、弱みが浮き彫りにされやすいでしょう。
自分の弱みを意識しやすく、それに対するケアや治療が必要です。
乙女座は、健康管理や医療、保健衛生に関係するサインでもあります。

 

満月以降とてもハードな日々が続きますから、
メンタル面のケアが重要になるでしょう。

 

● 新月 ● (9月20日-)

 

新月の支配星である水星は、火星を通過して
海王星とオポジションを形成しています。

 

この新しいアイディアや考えをどう実現していったらいいのか
強い意志が理想的なビジョンへと拡がっていきます。

 

今や物事を実現させるためにさまざまな可能性があります。
クラウドサービスや新しいテクノロジーをサーチするとよいでしょう。
スピリチャルなメッセージが手段や行動を変えていくでしょう。

 

23日秋分を通過。水星と冥王星はトラインを形成。
25日に射手座の土星とスクエアです。

 

アイディアが形に落とし込まれ、実現していく流れです。
展望を持ち、積極的に計画を立て進めていく時です。

 

土星とのスクエアはプランニングの精度を
高める作業に取り組むことができるでしょう。

 

△ 上弦 △ (9月28日-)

 

山羊座月で上弦を迎えます。

 

今世界で何が起きているのか、自分の立場や周囲の関係が
どのように変化したのかを見てとることができるでしょう。

 

天王星と木星は3回目のオポジションを形成します。
AIなど新しいテクノロジーが未来の社会を激変させていくことは、
避けようがありません。
そうした変化を皆が認知するような話題や議論が起きるでしょう。

 

30日に冥王星は順行に入り、
2日に火星とトライン、4日に金星とトラインを形成します。

 

人間関係、特に男女関係や、金銭的な問題に
再生力が働き、改善や組織的な再構築が進みそうです。

 

しかし神経的にはストレスを感じやすくなっています。
デジタルデトックスなどの癒しが必要でしょう。
コミュニケーション手段では、直を一番に優先させましょう。

 

○ 満月 ○ (10月6日-)

 

牡羊座の月で満月を迎えます。

 

山羊座の冥王星とかかわるハードな配置です。
ダイナミックな変化を引き起こすでしょう。
強い意思表示を示すタイミングでもあるでしょう。

 

仲秋の名月にあたります。

 

8日は寒露にあたり、冥王星とタイトにスクエアを形成します。
人間関係、人脈構造が大きく覆されるでしょう。

 

10日には木星は蠍座に入ります。

 

蠍座では、信頼関係が築かれたのちに結ばれ、
その証として契約が交わされます。
そしてそれは簡単に解かれることはありません。
結婚や所属など、手を結ぶ、取引相手が決まるなどの
関係の接着が進むでしょう。

 

集団の結束など、力や数の論理を強める方向を
拡張していきますから、支配と被支配の構造をも強めるでしょう。

 

ハードアスペクトの配置が続きます。
重要な局面を迎えるでしょう。

 

▽ 下弦 ▽ (10月12日から)

 

蟹座の月の下弦を迎えます。

 

変動のうねりは止むことがありません。
感情に深い印象を刻む日となりそうです。

 

深刻なダメージを受けやすい傾向もありますから、
喧騒から距離を置くことも必要そうです。

 

20日には天秤座の後半で新月を迎えます。

 

天王星とタイトにオポジションを形成する新月ですから、
これからの経歴を決める重要な判断がなされるでしょう。
また社会が変わっていくことを認識するでしょう。

 

執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】  

 

Graha(ぐらは)

 

 

 

 

 

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