新月・満月読み 新月・満月読み

2019/11/26

2019年11月27日:射手座の新月リーディング by 天音絢文

2019年11月27日0時6分 新月ホロスコープ (東京)

 

11月27日(新月)〜12月12日(満月)までの星模様

11月27日になってほどなく、射手座で新月が起きました。

 

射手座の新月のテーマとは?

先日の23日にフィギュアスケートのNHK杯が開催され、

羽生結弦選手が登場しました。(圧巻の優勝!)

 

成功者の生き方には、太陽星座の本質がよく表れていることが多いと感じます。

羽生選手は射手座生まれ!

 

数々の記録を打ち立てながらも、

けっして満足することなく、さらなる高みを目指し、

ストイックな喜びをもって自分自身に挑戦し続ける…

 

アスリートなので挑戦者であるのは当然ともいえますが、

羽生選手の言動からは、

求道者のような情熱で、新たな領域へと進み続ける(向上し続ける)

射手座の精神性をひしひしと感じます。

 

 

射手座は木星を支配星にもつ、火の柔軟サインです。

 

天秤座では、社会に出て、様々な他者と「広く」出会います。

次の蠍座は、特定の相手や場を選び、「深い」関係を結びます。

そして、次の射手座は、濃密な関係性から自由になって、

今ここでない「遠く」へ旅立ちます。

 

遠くとは、海外など文字通りの遠方も指しますが、

今ここにない未来の可能性でもあります。

 

火のサインの射手座は精神性と関連し、

支配星の木星は「拡大、発展、幸運」などを司ります。

 

射手座は、今ここにない未来の可能性に、希望をいだき、

精神的に成長・向上し続けることをテーマとしているのです。

 

 

射手座で新月が起きる時期は、

皆様のそれぞれの状況に応じて、射手座のテーマに取り組むと、

可能性の芽を伸ばし、開花させることにつながるでしょう。

 

・新しい場や場所で、自分の可能性を試したい

・(特に精神面で)もっと成長したい、自分を向上させたい

・知らない世界を知りたい、学びたい

・自分と異質な背景を持つ人たち(海外の人など)と交流したい

・思想や哲学、宗教・スピリチュアリティ(占星術も)、文化などを学び、教養を深めたい

 

…などなど。

 

これといった目標や夢がない人も、世界を旅するバックパッカーのように、

いつもの行動範囲でない場所に出向き、気ままに様々な場を訪れ、

出会った人々と交流していくと、精神的な成長につながる刺激を受けるでしょう。

 

 

自分の限界を決めたり、周囲の状況や関係性を考えたりして、

あきらめてしまっていることはないでしょうか?

 

年末に向けて慌ただしくも、来年への期待が高まる射手座の季節。

どことなく、わくわくするような探究心やちょっとした冒険心をもって、

自分の視野や世界を広げるタイミングとして、過ごされるのもよいかもしれませんね。

 

 

今回の新月の特徴は?

今回は、ひとつ前の牡牛座・蠍座の満月と、射手座の新月の対比が鮮やかです。

 

11月12日の満月は、

牡牛座月と蠍座太陽を軸に、土星・冥王星、海王星で、きれいな台形をつくりました。

伝統的な土星(それも山羊座にある)と、トランスサタニアンの冥王星・海王星が

組んでつくるこのコンフィギュレーションが、

大嘗祭のタイミングで起きたのは、マンデン的にとても象徴的だと感じました。

 

大嘗祭は、即位関連の儀式がすべて終わった後に行われる重要な儀式であり、

天と地を結ぶ神事です。

 

満月はピークを表しますが、この牡牛座・蠍座の満月はさまざまな過程を経たのち、

非常に大きな流れの中で、あるべきところに結ばれ、

安定した型となっていくような印象を受けました。

 

おひとりおひとりの心の中でも、

家族や親族、夫婦や恋人など離れがたい結びつきや、

あるいは、世の中全体や、自分が属する集団のなかでの自分の位置づけ、

もっといえば自分の運命を感じる役目などを、あらためて意識することで、

確かなつながりや安定感、深く根差した感覚などが生まれやすかったかもしれません。

 

自分が極めていきたい研究・探究テーマを自覚した、なんて人もいたかもしれませんね。

 

蠍座であり、水星も逆行していたので、

明確に気づくというより、深い部分でどこかに根を張ったような感覚といえるでしょうか。

 

 

 

満月でひとつの区切りがついたのち、次の段階へと流れは向かっていきます。

 

満月に続く、今回の射手座の新月は、他の惑星とアスペクトをとりません。

まだ何者でもない、どの方向にも発展していける、

新月のピュアな可能性や、新月が起きる射手座のテーマが強調されているような配置です。

 

射手座(それも初期の度数)でもあり、

まっさらな気持ちで、新天地に向かっていく気運に満ち満ちています。

 

前回の満月で、関係性や集団のなかに根差したり、自分のやるべきことを見据えたりした人は、

あらためて外の新天地に目を向け、初心に返るような新鮮さで自分を試していく…

そんな新月ではないでしょうか。

そこまではっきりしなくても、心機一転の気分が強い新月といえるでしょう。

 

 

また、新月となった太陽は、満月にいたるまでに、

(月を除いて、)海王星とのスクエアしかアスペクトしないため、

新月にアスペクトがないことも含め、

模索の意味合いが強くなりそうな新月です。

 

とはいえ、新月図全体のアスペクトはソフトが目立ちますし、

金星と木星が重なって天王星とトラインなので、

新しい方向への期待感が高まり、夢を広げながら、あれこれ模索している雰囲気ですね。

 

次の山羊座の新月になると、土星、冥王星に加えて木星も山羊座に入るので、

現実的・具体化な色合いが急激に強まります。

 

その前の射手座の段階で、あれこれ試行錯誤しながら、

視野を広げていくのは、ちょうどよいタイミングとなりそうです。

 

 

マンデン的に読むと、

対外関係を表すDESに海王星が重なり、新月は3ハウス。

3ハウスは隣国も表すので、

懸案の隣国・韓国との関係は、模索の過程ではあるかもしれませんが、

ASC支配星の水星(自国)と、DES支配星の海王星が接近のトラインであるため、

対話や歩み寄り、雪解けの気配が表れているようにも思えます。

 

 

● 新月 ● (11月27日〜)

 

牡牛座の天王星に、山羊座の金星がトライン、牡牛座の火星がオポジション。

新たな楽しみや感性の刺激を求めたくなり、

遊びや趣味、恋愛のシーンでは、楽しい展開がありそうな気配です。

金星側に木星が重なるので、この配置が続く11月いっぱいは、

楽しみたい衝動や親密さを求める欲求に、素直になってみたいときです。

 

上弦頃までは、蠍座の水星に、海王星のトライン、土星・冥王星のセクスタイル。

心のつながりを感じるコミュニケーションを図りやすく、

言葉を使う作業やアイディアが、具体的な形にまとまりやすいタイミングでしょう。

 

 

そして、約1年ごとにサインを変える木星が、

12月3日未明に射手座から山羊座へ移動します。

 

現実的・具体化といった方向への関心が高まっていくでしょう。

射手座の季節なので、具体化を意識しながらの可能性の模索となりそうです。

 

また、山羊座に木星が入ることで、

2020年に本格的に訪れる、山羊座での木星・土星・冥王星が重なる流れが始まり、

今後、社会全体の構造変化の流れが加速していくでしょう。

 

 

△ 上弦 △ (12月04日〜)

 

海王星に対して、火星がトライン、金星がセクスタイルで小三角。

お酒(海王星)を飲む機会が多いこのシーズン、楽しい盛り上がりを感じさせる配置ですね。

一方、太陽は海王星とスクエアなので、お酒関連の不注意には気を付けたいところです。

 

交友関係や恋愛関係も、自然に心の距離が近づきそうですし、

感性を表現する様々な活動も、順調に進展しやすく、世の中で注目されやすいときとなりそうです。

 

12月7日頃から、金星が土星と重なっていくため、

ただ楽しいだけでなく、関係をはっきりさせたい気持ちが高まりそうです。

太陽が海王星とスクエアですし、思い込みやひとりよがりにならないように配慮しながらも、

関係を確かなものにする機会にもなるでしょう。

 

 

 

執筆者 【天音 絢文 プロフィール】  

 

天音 絢文

 

 

 

 

 

 

 

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