新月・満月読み 新月・満月読み

2019/12/11

2019年12月12日:双子座の満月リーディング by 天音絢文

2019年12月12日14:12 満月ホロスコープ (東京)

 

12月12日(満月)〜12月26日(新月)までの星模様 by 天音絢文

11月27日に射手座で新月となった太陽と月は、
約2週間後の12月12日に、双子座の月、射手座の太陽の間で満月となりました。

 

新月から満月、次の新月までの流れを踏まえて、今回の満月を考える

11月27日の新月は、射手座の初期度数で、さらに他の惑星とアスペクトせず、
まだ何者でもない、どの方向にも発展していける、そんな新月のピュアな可能性や、
まっさらな気持ちで、新天地に向かう射手座のテーマが強調されているような配置でした。

 

新月の時点でアスペクトがなかった太陽は、
満月になるまで、(月を除いて)海王星とスクエアとなるだけなので、
模索の意味合いが強く、あれこれ可能性を試したり視野を広げたり…といった流れにあり、

射手座なので、それが精神的な部分や、夢や理想を追いかける形で表れやすい新月でした。

 

そして、満月。
満月はひとつの結果がでるときです。

新たな夢や理想を描き、可能性を模索しながら、たどり着いた満月の配置は、
海王星を頂点にしてTスクエア。

あてどなく生まれ故郷を出て、旅に出たタロットの愚者が、
あらゆる世界につながる大海にたどりついたようなイメージです。

視野が大きく開け、夢や理想が果てしなく広がるような配置ですが、
同時に、現実味が薄く、曖昧に揺れ動き、カオス気味でもあります。

 

射手座も双子座も知的好奇心・向上心が旺盛で、興味の範囲が広く、
軽快な行動力があるといった共通点があるため、
満月の高揚感とあいまって、わちゃわちゃと賑やかで、
収拾つかずに手を広げたり、混乱したりといった雰囲気も感じられます。

 

けれども、この満月は、海王星と4度分離のアスペクト。
(分離=タイトなアスペクトから離れつつあることです。)

なので、これから混乱に向かっていくというよりは、
夢や可能性を広げることに伴う混乱や、形にならない曖昧な状態などを経験して、
まだカオス気味ではあるものの、次の方向(新月)に向かっていく満月に思えます。

 

満月を経た太陽は、月以外の惑星とアスペクトしないまま、射手座を進行し、
山羊座に入って天王星とトライン、木星と重なって次の新月を迎えます。

現実(山羊座)の地平で、木星、天王星とアスペクトすることで、
射手座で広がった夢や理想、新たなビジョンを、
具体的な形で発展させていくことができる配置に落ち着きます。

 

 

そして、今回の満月は

まとめると、今回の満月は、
これまでの模索の結果、知的・精神的なビジョンが広がり、
未来についての漠然としたイメージや実現したい理想などが浮かんできやすいときです。

 

さまざまな可能性に目が向く分、
混乱気味で、まとまりにくく流動的なところもありますが、
これまでの経験も踏まえ、探求を続けていく結果、
徐々に現実的なプランへと結実していくことになるでしょう。

 

また、双子座月‐射手座太陽の満月なので、
これまでの精神的な探求、思考実験(模索)などによって得た考え方などを、
具体的でわかりやすい言葉にして、他の人に伝えたり教えたりしていくのにも、
適したタイミングですね。

満月(フルムーン)のあとの月相は、ディセミネーティングムーンとなり、
育てた実(種)を広い地平にばらまくときです。

今回の満月は、海王星とのTスクエアなので、
占いも含めて、スピリチュアルな教えを
他の人に伝えるのも向いているのではないでしょうか。

 

教えたり伝えたりする際に、ときに混乱したり不安になったりしながらも、
その過程で、自分自身の思考や理想、スピリチュアリティが磨かれ、徐々に明確になり、
山羊座の木星(射手座の支配星)らしく、
地に足のついた実際的な形で、活かせるようになる…

 

そんな可能性のある満月ではないかと思います。

 

 

満月以外の惑星の配置

新月の時点で、木星と重なっていた金星は、
今回の満月の時点では、山羊座で、土星と冥王星に挟まれるように重なっています。

 

また、新月の時点では、蠍座の水星、山羊座の土星・冥王星、魚座の海王星で、
小三角となっていましたが、
満月の時点では、水星の位置に火星が替わり、
蠍座の火星、山羊座の金星・土星・冥王星、魚座の海王星の小三角となります。

 

そのため、新月の時点では、プランニングや作業的なこと(水星)であったのが、
満月の時点では、力強く推進していく流れになります(火星)。

 

満月とTスクエアとなる海王星が、ここでは小三角の一角となるため、
浮かんできたビジョンを、現実的な形に落とし込もうと、
奮闘する(=火星)にはうってつけですね。

 

土星と冥王星に挟まれた金星は、窮屈そうですが、
小三角の頂点であり、火星とセクスタイルなので、
人との関係の中で、あるいは組織の中で、やるべき実務に集中しているイメージ。

師走の忙しい時期ながら、やるべきことに没頭する満足感もうかがえます。
(自由で開放的な楽しみは、後回し…という感じではありますが)

人間関係でも、目的を同じくするつながりが強まるかもしれません。

 

満月がビジョンを広げるのに対し、
ビジョンを現実的な形に構築しようとする小三角。

頭(心)のなかで大きなビジョンを描きつつ、
人と協力しながら、実作業に没頭することで、
理想を具体化する土台づくりを進めていくような…、とても建設的に活かせる配置だと思います。

 

 

また、新月が起きた位置で、射手座の水星がノーアスペクト。
インスピレーションが、重要なヒントを与えてくれるかもしれません。

 

一方、大惑星のアスペクトとして注目したいのが、
山羊座の木星と牡牛座の天王星のトライン。
(今回の満月から次の新月までの間に、正確にアスペクトします。)

実際的な分野で、新たな発明や進歩が起こりやすいアスペクト、
世の中全体のムードに乗って、日常生活でも新たな試みを進めてみたいですね。

 

 

◎ 満月 ◎ (12月12日〜)

月が蟹座を通る13日の朝から15日の昼過ぎまでは、
月が木星、天王星を刺激しつつ、
上で書いた小三角に対して、カイトとなる位置を通過します。

夢やビジョンを具体化する動きが起きやすい流れです。

自分の思いを形にするために、積極的に行動し、周囲に働きかけていきましょう。

プレッシャーも感じるかもしれませんが、
温かい協力を得られたり、偶然に助けられたりして、手応えを得やすい星回りです。

 

月が獅子座を通る15日の昼過ぎから、17日の夕方頃までは、
前向きな情熱がわいてきやすいときです。

言葉にできないインスピレーションにもとづく行動が、
思いがけないチャンスを招くかもしれません。

 

 

▽ 下弦 ▽ (12月19日〜)

新月前の時期ではありますが、星回りは全般的に新たな活力に満ちています。

 

火星は土星・冥王星、海王星と小三角が続き、
年末の仕事納め前に、タフな集中力をもたらしてくれそうな配置です。

 

一方、金星は20日の午後に水瓶座に移動し、天王星とスクエア。
プライベートでは、何事にも縛られず自由に楽しみたい気分が湧いてきやすいでしょう。
オンとオフを上手に切り替え、リフレッシュを。

 

22日午後に太陽が山羊座に入り、冬至です。

 

今年のクリスマス頃に、太陽が木星と重なり、天王星とトライン。
嬉しいサプライズが飛び出すかもしれませんね。

天のサンタクロースともいわれる発展と幸運の星・木星が、
太陽と重なるのは、一年に一度。(正確に重なるのは28日です)

それぞれの皆さまにとって、素敵なクリスマスとなりますように願っております!

 

 

執筆者 【天音 絢文 プロフィール】  

 

天音 絢文

 

 

 

 

 

 

 

メールマガジン『新月と満月に読み解く! 星からのメッセージ』

このホロスコープ・リーディングは、新月&満月メルマガのホンの一部です。

第三の眼のメルマガに登録すると
毎月、新月と満月の日に、最新版の新月&満月読みと、
お店の最新情報、メンバーコラム等が届きます。

こちらから登録いただけます。