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2018/09/23

「こころの穴」を見つめて

こんにちは。いぶきあかりです。

やっと涼しくなってきましたね。我が家のネコず(特に長毛の方)も快適そうです。(^^)

 

今回は、以前、第三の眼のメンバーの方に教えていただいた

「なぜあなたは『愛してくれない人』を好きになるのか」

という本がとても興味深かったので、内容の一部をご紹介してみようと思います。

(著者はアダルトビデオの監督の二村ヒトシ氏です。)

 

なぜ興味を持ったのかというと、

この本は、ティル式の心理分析をとても分かりやすく説明している!と思ったからです。

 

『心の穴』

多分、誰にでも、何かをきっかけにして、こころがもやもやしたり、わけもなく不安や孤独を感じることがあると思います。毎回、同じパターンに陥っている場合もあるかもしれません。

 

著者は、恋愛を例にして言います(要約文です。)

自分の心のまんなかにぽっかり穴があいていて、

「生きづらさ」や「さみしさ」、劣等感、不安、嫉妬、罪悪感といった、自分ではコントロールできない感情や考えが、その穴から湧いてでてきているのを想像してみてください。

恋愛をつらくしてしまう原因は、
「自分は女として人間として価値が低いんじゃないか」と心の底で思っていることにあり、
自分を嫌いだから(自己受容していないから)、「愛してくれない相手に興味をもってしまう。」

そして、

恋愛の相手を使って「自分の心の穴」を埋めようとするのです。

 

自己受容していない人は、心の穴(さみしさ)を埋めるために、

なぜか愛してくれない人に恋をする。
そして、相手の愛情を得ようとすればするほど、それを得られなくてこころが苦しくなる。
でも、その苦しさは、元々その人の心の中にあったもの、なのでしょう。

 

著者は、

自分の心の穴を「ふさごうとする」のではなく、心の穴の形を「ちゃんと知ること」が自己受容につながる

と言います。

 

「心の穴の形」とは、感情や考え方の癖ですね。
苦しみのもとであり、実は、その人の魅力でもあります。

 

この『心の穴』という言葉は、ティル式心理占星術における、両親問題からくる自己価値や、愛情のやりとり、対人間関係の課題など、そのすべての根源を言い表しているように思うのです。

すべての親はこどもの心に穴をあける

著者は言います。

心の穴は、あなたがまだ幼く心がやわらかいころ、自我が固まる前に、あなたの「親」または「親がわりに育ててくれた人」によって、あけられたのです。

全ての親は、なんらかの形でかならず子どもに心の穴をあけてしまうものなんです。

ティル先生は、ホロスコープの構造について、

 

アセンダント軸(自分・自己像)は、MC軸(両親)と必ずスクエアを形成する

 

つまり、こどもは必ず両親との葛藤を乗り越えて成長していくものなのだ、と仰っています。(成長上の緊張)

 

2人とも同じことを言っていますね。

 

著者は言います。

恋愛の相手との出来事であなたが感じる「苦しい感情」は、じつは幼いころ、あなたが親との関係で「その時は幼すぎて、どうすることもできなくて」苦しかったのと同じ感情です。

つまり、あなたは親との関係でうまく処理できなかったものを、いまの恋の相手との関係で「再び感じる」ことで、乗り越えようとしているのです。

「心の穴は、ぜんぶ親にあけられた」のですから。

 

著者は恋愛に特化して述べていますが、これは、職場や学校、ママ友との関係など、あらゆる場面で言えることなのだと思います。

 

その恋の本当の目的は?

では、どうして、愛してくれない人を、あえて選んでしまうのでしょうか?

ちゃんと愛してくれる人を選んだ方が心の穴を埋められるのでは??という疑問が湧きます。

 

著者は言います。

あなたは、その時「その恋を、どうしても、せざるをえなかった」という自分の心の穴を見なければならなかったのです。

つまり、

ふさがらない「自分の心の穴」がどんなかたちなのかを浮き彫りにするために、恋をしてしまうと言ってもいいでしょう。

恋の本当の目的は「相手を得る」ことではなく自分を「わかる」ことにあるのです。

 

「自分の心の穴を知るために恋をする」、という発想はとても新鮮ですね。恋愛に対する考え方が変わるような気がします。(遠い昔を思い出しています(笑))

 

著者はさらに言います。

「自分を苦しめるものは、本当は自分には必要じゃないものなんだ」ということを知ってあきらめる

恋を失いそうなとき、相手に執着したくなる自分の気持ちに気がついたら、こう思ってみてください。

・・・

手に入らないものを手に入れようとする「努力」が「あなたを苦しめる」なら、それは欲しがらなくていいものなのです。

 

これは、とても深いですね。

 

恋愛に限らず、

こころが苦しいほどに欲しているものは、苦しければ苦しいほど、不要なものなのかもしれません。

こころが握りしめているものを、ふっと手放すこと、あきらめること、要らないものだと思うこと。

これは、何かとても重要な極意なのだと感じます。

 

 

何かこころがざわめいたときは、チャンスなのかもしれません。

ああ、これが自分のこころの穴なのだ、と見つめてみる。

その感情を感じきり、そのかたちを知ること。

そんな自分を受け入れて、ときには何かをあきらめること。

そうすることで、

相手のこころの穴もみえてきて、

お互いをありのままに受け入れることができるのかもしれませんね。

 

 

何か苦しいことがあるときに、『こころの穴』という表現が、自分の感情や思考のパターンを冷静に見つめるためのキーワードになれば良いなと思います。。

~~~~~

ここでは、ほんの一部を取り上げましたが、著書ではその他にもたくさんの洞察について書かれています。「あなたを幸せにする相手のみわけかた」についても書かれていて、心理的な面において、何か参考になるかもしれませんね。(表現や内容は大人向けのエッセイです。)

 

『三眼のビブリオ月間 ーおすすめの本ー』 ~2018年10月のブログテーマ~

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