蠍座満月のホロスコープ｜2023年5月6日2:33（東京）

満月の星読み｜蠍座の満月図リーディング

満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、新月で提示されたテーマの結果、そして、満月から新月迄（約2週間）のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

2023年5月6日2:33　月は蠍座15度(数え)、太陽は牡牛座15度で満月を迎えます。

他者との違い、異質な存在、特別なコネクションに導かれより深く自分を知る。
自分の欲求、意見、本音を伝える正直さによって、人生が進展する時。

4月20日に形成された新月（金環皆既日食）は
【土の時代】が終焉し、新しい時代へと切り替わりが起きている中、
自らの素性をはっきりさせ、自分の本質的な目的に生きる切り替えが起きた新月でした。

その新月期下にある現在、自分らしいライフスタイルを作っていくこと、人生創造が進行中です。

集団的な常識や情報に振り回されず、自分の足で一歩一歩前進するつもりで、
自分の目標に集中し、実力を備えていきましょう。

新月で提示されたテーマの結果が出る今回の満月は
蠍座の月と牡牛座の太陽に、覚醒の天王星がアスペクトする満月です。
天王星がさまざまなレベルで転機や異変を引き起こすでしょう。

牡牛座は、肉体を含めたあなたが所有している物、五感などの感覚的才能や備わった資質です。
その対面に位置する蠍座は、あなたにとっての特別なつながり、
家族や大切な絆、情愛や因縁によって向き合う対象です。

共に固定サインである牡牛座と蠍座の対立軸は、
簡単に切り離すことの出来ないリアルで深い関係です。

しかし時来たりで、これまで維持してきた関係が変わるでしょう。
また深い洞察や気づきによって、これまでのとらえ方や感覚が変わるでしょう。

世代交代などで組織の改変があったり、家族関係では自立や独立を機に、
別れや別居など、立場やかかわり方が変わるかもしれません。

血縁や遺伝子レベルで自分に備わった特質に気づかされるでしょう。
天王星は、つながりの感覚を新たなフェーズへと導きます。
世代の違い、役割の違いを生み出す天王星は、隔世遺伝や不可思議なつながりを発生させます。

直接の関係性のみならず、人類の生命のドラマに関する数々のテーマ、
LGBTQなどのセクシャリティの問題、婚姻制度、
「人生100年時代」において健康長寿や若返り、死生観などを意識させられるでしょう。

2023年注目の天体イベントが、次新月の前にあります。
ひとつは、木星が牡牛座に移動すること。（5月17日）
その木星が水瓶座の冥王星とスクエアをつくります。（5月18日）

社会全体のムードやテーマをリードする木星が、
牡羊座を卒業して、牡牛座に入ることは「開発したもの」が「実用化される」ことを意味します。
手探りだった新しい挑戦や体験の成果を、具体的な形にしていく活動に入ります。

新しい技術やアイディア、計画が実施されていくでしょう。
水瓶座の冥王星が意味する「次元の異なる人類文明の創世」が姿形を表すでしょう。

新しい事業展開、これまでにない業態のものが社会現象化するでしょう。
これまでの社会を支えてきた産業にとっては、新たな産業の頭角は脅威になるでしょう。

月のサビアンシンボルは、蠍座15度「五つの砂山の周りで遊ぶ子供達」

信頼関係や何らかの人を惹きつける利益などによって、
人集め、気を集めて、その集団のトップ「お山の大将」を目指すシンボルです。

固定サインの15度は力のピークにあって、押しの強さを見せますが、
その頂点にたったとしても、それは「砂山」である以上、一気に崩れ落ちる可能性もある訳です。

強い欲望からくる遊び、数の論理や、支配欲、勝ち負けなどの
男性が陥りやすいパワーゲームの世界を表現したシンボルとも言えます。

これからの展開は、これまで成立してきた「お山」のトップ達、
パワーゲームの仕掛け人たちが造った「砂山」の崩壊のシナリオを見ることになるでしょう。

太陽のサビアンシンボルは、牡牛座15度「マフラーと粋なシルクハットを身につけた男」

牡牛座の第三グループ（11～15度）はビジネスに長けた能力を発揮します。
「粋なシルクハット」を身につけた男は、自らの実力や財力を体現しています。
「成功して豊かになりたい」という純粋な欲張りさ、個人のモチベーベーションが原動力です。
それゆえに、責任や負担を自ら進んで事業を展開する建設的な人です。

しかし彼のビジネスも、新しいテクノロジーや次元の異なるルールによって、
方針転換を迫られるでしょう。

5月6日（満月）から5月20日（次新月）までの星模様（トランジットリーディング）

日ごとに変化していく星模様（トランジット）が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
ピンクの文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。

○　満月から下弦　○　（5月6日〜5月12日）

満月は、新月にあなたの内面を照らした光が、開放され表現されます。
内在化していたものが身体的にも症状として表れやすいでしょう。

5月6日は満月に加え、二十四節気の「立夏」を迎えます。
土用が明けて、季節は夏に入ります。

深い覚醒が自らの内部に起きてくる満月です。
身体感覚、自分自身のあらゆるレベルで、リアルな覚醒が起きるかもしれません。

現代人は、農薬や添加物などのさまざまな化学物質、本来異質な物質を溜め込んでいます。
体に蓄積された毒素、慢性症状の原因となる深いレベルにあるマヤズムが動き出す可能性があります。

身体が放出する力のあるこの季節に「排毒」デトックスに取り組むと良いでしょう。

5月7日、金星が双子座から蟹座に入ります。

気が散り気味で思うように物事が片付かなかった人は、
自分自身の気持ちや健康状態、家族や身内優先にして、回復や改善を試みましょう。

蟹座の金星は、家族や仲間を思いやる気持ちや、安心安全の感覚が敏感になります。

今年は自分らしい人生へと歩みを進めるときに、重要になってくるのは環境つくりです。
安心、安全できる環境、新たなコミュニティつくりです。
これからは、自分たちの手で生み出せることが一番の危機管理だからです。

蟹座に金星がいる期間は、あらゆる関係の相互理解を図る大切な期間になるでしょう。

5月10日、太陽と天王星がコンジャンクションします。

トップの交代や、方針転換の発表、産業の淘汰が顕著になったり、
金融システム、政治、教育など、あらゆる場面で新旧の切り替えが起きるでしょう。

▽　下弦から次新月　▽　(5月12日〜5月20日）

水瓶座の月と牡牛座の太陽の間で下弦を迎えます。

水星は逆行中です。（5月15日迄）

今起きている事に客観的視線、冷静さ、ジャーナリスティックな視点を持つでしょう。

「自分さえ良ければ」、自分の欲求を満たすだけでなく、
自分の必要、安心安全の確保を、より多くの人と共有することに価値を感じます。

蟹座の金星と土星がトラインを結びます。

人間関係の安定や関係を改善するよいタイミングにしましょう。
感情が安定し、受け入れる気持ちが強化される重要な時です。

水星はまだ逆行中です、落ち着いて話し合いが出来る時です。
気持ちや意見をしっかり伝えること、情報を共有しておくよいタイミングでしょう。

気になっている問題や改善したいことなど、家族と一緒に取り組んでみましょう。
互いに意見を出し合うこと、家族会議したり、意見の違いや個性を理解する姿勢を持つことは、
これからの変革の時代を前進するために必須のスキルと言えるでしょう。

これまでの当たり前が、通用しなくなる時代の大変革時代を前進するために
つまり助け合いの精神があれば、怖いものなど何もないとも言えるでしょう。

5月17日、木星が牡牛座に入ります。
5月18日、木星と冥王星がスクエアを形成します。
争い・攻撃を示す火星は冥王星とオポジションでトリガーします。

新しい時代を宣言するような社会的出来事が起きて強いインパクトを与えるでしょう。

蟹座の火星は極めて感情的になりやすく、特に民族紛争や暴動に発火しやすく、
月とノードとも接触しいているので、一般住民などの安全にかかわります。
トラブルに巻き込まれないように注意しましょう。

高次の火星においては、大胆な行動力を発揮し、現状を打開します。

次の新月は5月20日です。

下弦から新月の期間は、力強く、建設的に前進するための充電の時です。
休息を大切にして、からだのケアにも時間を取りましょう。

⇒　満月のクリスタル・メッセージを読む

次回、5月20日の新月リーディングは、5月19日の新月形成時に公開します。
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執筆者　【Graha（ぐらは） プロフィール】　　

所属：東京・代々木店、オンライン支部

ツール：西洋占星術

占星術カウンセリングと、ホロスコープ・リーディング・セッション（西洋占星術の個人レッスン）を提供しています。

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