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2020/12/14

2020年12月15日:射手座の新月(皆既日蝕)リーディング 

2020年12月15日01:17 新月(皆既日蝕)ホロスコープ (東京)

 

12月15日(新月)から12月30日(満月)までの星模様

2020年12月15日午前1時17分、射手座24度(数え)での新月です。

今回の新月は太陽と月の軌道の交点で起こる【皆既日食】で
世のなかに大きな影響を及ぼすと言われる特別な新月です。

ふだんの新月は黄経は同じだけど赤緯がズレているのに対して
今回は、黄経も赤緯も同じでピッタリと重なるのです。
(地球の反対側、南米のチリを中心に日食を観測できます。)

 

新月がおこる射手座24度のサビアンシンボルは
『家のドアにとまっている青い鳥』

【青い鳥】は、童話『青い鳥』でチルチルとミチルが
旅をしながら導きに従い、あきらめず探し求めた幸せの象徴といえます。

最後には、青い鳥は家のカゴの中にいたと気が付くのですね。
射手座24度は、向上心を忘れない柔軟な精神を表します。

どんな場合にも相手の言葉に耳を傾け受け入れる素直な心。
つまり、【幸せの青い鳥】は「考え方」次第で、いつも「ここにある」のでしょう。

 

太陽と月の軌道の交点であるノードのサビアンは
『氷を切り出す男たち』

『アナと雪の女王』の冒頭にそんなシーンがありましたが
一人では不可能なことも、大勢で協力することで可能にします。

今回の新月は
【他者の意見に耳を傾け受け入れる、柔軟でオープンな考え方】
【仲間と協力して困難を乗り越えていくたくましさ】
そして、日常の中に一番大切なものを発見する、そのことを鮮明に教えてくれています。

 

日食のあと、木星と土星が山羊座から水瓶座に移動し、
冬至とともに水瓶座1度(数え)で会合します。

社会構造に関わる木星と土星が
サインを象徴するスタートの度数【1度】で重なることは
2021年は、世の中が本格的に様変わりして
ザ・水瓶座的な社会になっていくことを明示しています。

 

遡ると、木星と土星が前回水瓶座で会合したのは約600年~800年前。
その間は「風の時代」と言われています。

そして、今回の水瓶座でのコンジャンクションを皮切りに
約240年間は、風のサインでの会合が続きます。

「国境」など境い目のあり方が変わっていくのでしょう。

 

実は、土星は今年の3月から7月初めまで、いったん水瓶座に入っています。
ですから、すでに私たちは水瓶座社会を仮体験しているのです。

リアルが減って、バーチャル(オンライン)が激増したことや
分け隔てなくあらゆる場所に広がったコロナの蔓延も、とても水瓶座的だと言えます。

その他の水瓶座的表現としては、個々のユニークさは当たり前であり
そこに常識を押し付ける社会を改革しようとします。

価値観も変化して、物の所有からサービスの共有へと変わり
AI、テクノロジー、宇宙開発など、あらゆる未来的なことが発展していくでしょう。

現在、私たちの多くは生活の変化を余儀なくされています。

進路、人間関係、子育て、仕事、介護、住居、人生全般・・・
少し長い目で、これからの展望を確認してみましょう。

「状況がこうなら、生活をこう変えてみよう」と目標を定めて
それを射手座の新月に刻み込みましょう。

射手座の【矢】がターゲットに向けて放たれるように。

射手座日食から冬至、木星と土星の会合へ
天体たちのドラマに人生の流れを同調させて、これからの波に乗っていきましょう。

 

● 新月 ● (12月15日〜)

東京チャートで、新月はコミュニケーションの3ハウスで起こり
牡羊座の火星からサポートを受けています。

これらは燃え上がる【火】のサインで、活発なコミュニケーションが焦点となります。

周りの人たちと意見を交わしながら、考え方・人間性を磨き上げていく様子が浮かびます。

その反面、新月と水星は、海王星と緊張の角度をとっています。

海王星は繊細な感性や【霧】のような曖昧さなどを表します。

喪失感や痛み、表からは見えない情報などにもアンテナを立てて
心の奥底に沈んだ感情などを表現してあげる必要がありそうです。

この新月は、人々の心の叫びと言えるかもしれません。

 

木星と土星のコンジャンクションに注目してみます。

人生の土台を【家】に例えるなら、土星は【屋台骨】、木星は【外装や内装】と言えます。

木星・土星で、新しい家の基礎を打ち立てるわけですね。

木星・土星が山羊座から水瓶座に移るということは
山羊座【古典・伝統を守る】から、水瓶座【革新・常識を破る】へのモデル・チェンジです。

今までの当たり前を覆すような家をつくるわけです。

ただし、土星は太陽系の中で「肉眼で見える一番遠い天体」なのですが
目で見えるだけあって、土星が示す変化は、ある意味「想定内」と言えます。

「近未来図として想像はできるけどまだ不可能だよね~」
と思われていたことが、次々と実現されていくのでしょう。

土星が次に山羊座に戻ってくるのは約29年後です。
土星が山羊座を抜けるにあたり、現在の人生の骨組みを「最終チェック」してみましょう。

・・・・・

・12月15日(新月当日)、水星と火星がトライン、金星と木星・土星がセクスタイル

親密で信頼できる人間関係に支えられて、自分の意見や理想を主張することに喜びを感じるでしょう。

・12月16日、金星が蠍座から射手座に移動

人間関係はアクティブに変化し、スポーツなど積極的に身体を動かすことに楽しさを感じるでしょう。

・12月20日、太陽と水星がコンジャンクション

自分が探求したいテーマについて、ここで最終チェック。

・12月21日、冬至。太陽が山羊座に入る

1年の中で冬至から次の春分までは、起承転結でいうと【結】。
ものごとの完成から、それを解体して新たなスタートに向かうサイクル。

 

△ 上弦 △(12月22日〜)

冬至を迎えたと同時の上弦の月。
山羊座1度の太陽と牡羊座1度の月です。

新月で始めたことは(公私に関わらず)
ここで刻み込まれて、特に春分までの3か月間、強く影響が及びそうです。

しっかりと育てていきましょう。

月は牡羊座1度にあり、ものごとの始まりの膨大なエネルギーを示しています。

月は、水瓶座1度で会合している木星・土星とつながり、そこに天王星もかかわっています。

この頃を境に、社会の雰囲気がガラリと変わっていくでしょう。

水瓶座とそのルーラーである天王星は、ユニークな(他と異なる)存在でありたいという欲求と、それを受け入れるための社会レッスンを示します。

新しいものを受け入れて、人々を隔ててきたものについて考え、変化を実行する、そして、友好的につながり合うことに意識が向かうでしょう。

つまり、社会が【水瓶座印】に模様替えします。

ベートーベン第九『喜びの歌』の歌詞に
”すべての人々は兄弟になる”というフレーズがありますが
この新月(日食)から冬至、木星土星の会合への流れからは
第九の大合唱が聞こえてくるように感じます。

 

・12月22日、木星と土星がコンジャンクション

変化を受け入れて気持ちの切り替えを心がけるとよいでしょう。

・12月23日、火星と冥王星がスクエア

8月・10月に続いて3回目、最後のスクエア。
爆発的な機動力が発揮される日。怒りや事故、怪我にも注意。

・12月25日、水星(山羊座に移動)と天王星がトライン

実用的で斬新なアイデアが浮かびそう。
戦略的な計画をたてるのにも最適。

12月28日、太陽と天王星がトライン

自分の個性や人生の目的を大きな視点でとらえてみましょう。
新たな発見があるかもしれません。

 

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次回、12月30日の満月リーディングは、12月29日23時に公開します。
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