新月・満月読み 新月・満月読み

2021/2/11

2021年2月12日:水瓶座の新月リーディング by 天音絢文

2021年2月12日04時06分 新月ホロスコープ (東京)

 

2月12日(新月)から2月27日(満月)までの星模様

2021年2月12日04:06、水瓶座24度(数え)で新月です

新月図や満月図は、その時期の世の中の風潮を表し、
そして、時代の潮流を象徴する大惑星のアスペクトは、
人の心の深い部分を揺さぶっていきます。

今回の新月は、水瓶座で起きます。
水瓶座的なテーマに光を当てて、意識的に取り組むことで、

新月(発芽)から満月(開花)へと、
それぞれの形で成長(生長)のステップを踏んでいきやすいタイミングです。

 

only one”と同時に“one of them”でもある水瓶座のテーマ

水瓶座のテーマは、独自性と自由な精神をもつ個を重んじつつ、
それぞれの個が対等につながるネットワーク(理想社会)づくりです。

私が、水瓶座(と対向の獅子座の組み合わせ)から浮かんでくるのは、
SMAPの「世界に一つだけの花」。

大きな社会組織の中で、割り振られた役割をこなす意識ではなく、
一人一人が違う種を持つということを、互いに認めあいながら、
その花を咲かせることに一生懸命になることに重きがおかれ、
その結果、色とりどりの花が集まる一つの大きな花束になっていく…

そんなイメージです。

(ちなみに、この楽曲が発売された20033月のとき、
水瓶座の海王星と、獅子座の木星がオポジションでした)

only one(オンリー・ワン)“であることが獅子座のテーマであるなら、
水瓶座は、”one of them(ワン・オブ・ゼム)”であることを知った上での
only one“がテーマになります。

 

水瓶座でのグレート・コンジャンクションと、今回の水瓶座の新月

水瓶座は、最近もっとも話題になっている星座といえるでしょう。

年末に、水瓶座0度でグレート・コンジャンクションが起き、
本格的な「風の時代」の到来を告げたという話題を耳にされた方も多いと思います。

「風の時代」の詳細については省略しますが、
40年前に、水瓶座と同じ風の天秤座で
グレート・コンジャンクションが起きた1981年から
いったん地の牡牛座に戻ってグレート・コンジャンクションが起きた
2000年までの約20年間に、
「風の時代」らしいインフラの構築や意識の芽生えは始まっていると思います。

この約20年間に、インターネットが普及し、携帯電話が当たり前の時代になり、
個のコミュニケーションが広がりをもって自由になったことで、
人々のライフスタイルや意識が変わりました。

そして、本格的な「風の時代」の到来を告げた
昨年末の水瓶座でのグレート・コンジャンクション以降、
風の時代が進行するにつれ、社会的な構造の変化がいっそう進み
人々の意識・価値観やライフスタイルは変貌していくでしょう。

水瓶座でグレート・コンジャンクションが起きてすぐ
ガラリと人々の意識が変わるわけではありませんが
水瓶座を木星と土星が通過する2021年は
新時代の本格的な始まりの年に位置づけられ

今年一年を通して、土星と天王星のスクエアに象徴される
新旧の揺れを経験しながら、新たな時代が徐々に幕を開けていくでしょう。

 

水瓶座でのグレート・コンジャンクション以降、新月となるのは、今回で二回目です。

前回の新月は、冥王星と重なりながら山羊座で起きました。

古い縦社会的な構造の問題にメスが入り
根本的な刷新が求められる風潮が高まりやすい配置です。

そして、今回は、新時代を象徴する水瓶座での新月。
新旧の過渡期を象徴するような前回・今回の新月の組み合わせです。

山羊座でトリプル・コンジャンクションが起きた昨年(2020年)以降
コロナ禍の世相下で、テレワークが進み、人々のライフスタイルが変化し
そして、既存の権力体制(政府や大手メディアなど)への不信感が高まるなか
かつてに比べ、人々が多様な意見を認めたうえで
自主的に判断する風潮が徐々に浸透しつつあるようにも感じます。

今回の東京の新月図では、国民を表す1室に
五つの天体が集まる(変容の冥王星+四つの水瓶座天体)ので
国民の意識変革がさらに進むことを示唆しているかのようです。

おひとりおひとりの個人的な立場でも
今回の水瓶座での新月は、幕開けしつつある新時代を生きていくために
ネットワーク社会の中で、どのように多くの他者と連携していくかを考えつつ
あらためて、自分という人間がどのような個性をもつかを意識するのに
ふさわしいタイミングとなりそうです。

 

 新月 ● (212日〜)

今年(2021年)は、年間通して
水瓶座の土星と、牡牛座の天王星のスクエアが形成されることが特徴で
忍耐を要しながら、ジワジワと実質的な新旧交代が進んでいく配置です。

今回の新月では
土星がある水瓶座側に、新月を含め、六つの天体が集まり
牡牛座側の二つの天体(天王星と火星)とあわせて
八つの天体が不動サインに集まって、全体でスクエアをつくっています。

また、水星も逆行中であるため、
表面的に目立った形では表れにくいかもしれませんが、
水面下で変化の流れが着々と進んでいきやすいときです。

閉塞感をおぼえたり、
膠着状態のように感じたりする方もおられるかもしれませんが、
焦らずに、水瓶座の新月らしく未来に目を向け、
準備を着々と進めていくと有意義に過ごせそうです。

全体に風と地のエレメントが強調されているので、
「客観的に物事を俯瞰し」「現実的に」物事にあたることで、
これから訪れる春に向けて、確実に歩を進めることができるでしょう。

 

金星と木星、逆行中の水星が水瓶座で重なるので、
内面的な幸福感の源泉のようなものを見つける人もおられるかもしれません。

バレンタインの時期なので、愛に関する喜びごとが期待できそうな星回り。

素直に愛情や嬉しい気持ちを表現するほど、
満ち足りた気持ちを得られるのではないでしょうか。

ただし、逆行中の言葉の星・水星と、トラブルの星・火星がスクエアなので
言葉足らずによる誤解や、余計な一言によるトラブルには注意が必要です。

言葉(理屈)ではなくて、思いを伝えようとする態度が◎。

 

△ 上弦  △ (2月20日~)

双子座の月と、魚座の太陽の間で上弦です。

上弦は、新月から満月に向かう途上で、
障害を乗り越えて目的を達成するために、変化(軌道修正)するタイミングです。

不動サイン過剰の配置の中で、太陽と月が柔軟サインに移動することで
柔らかな動きが出てくるような配置です。

ここのところ、水や火の天体が少なかったのですが
太陽が水(魚座)に入ることで、情緒的な空気感も強まっていくでしょう。

いわば、堅い冬の地面がゆるみ
雪解け水が湧き出してくるようなときです。

上弦の月は双子座ですが、双子座の支配星は水星。
そして、上弦の翌日の21日に、逆行していた水星も順行に戻ります。

さらに順行に変わった水星は、発展の星・木星へ接近し
水星と木星は、双子座のドラゴンヘッドとトライン。

アイディアを外の世界にどんどん伝え、
ネットワークの中でコミュニケーションの輪が
大きく広がっていく流れへと変わっていきます。

新月頃から、あるいは水星逆行(131日)頃から
温めたり熟成させたりしてきたアイディアやプランを
満を持してお披露目(本格始動)し、発展させていく好機になりそうです。

新月から上弦頃までは、意識が内向しやすく
自分を信じて突き進んでいく、一種の剛直さも感じる星回りですが

上弦以降は、そうやって取り組んでみた手応えも踏まえ
より柔軟なやり方を身に着けながら、軌道修正しつつ
さらに先へと向かっていくようなタイミングになるでしょう。

金星と火星はスクエアなので、
好みや価値観の違いを譲らないことによるぶつかりあいなども
起きやすい気配もありますが、

そういった切磋琢磨を通しながら、全体的な調整を進めていくことで
目標へと近づいていきそうです。

25日深夜に、金星が魚座に入ると
ぶつかりあいの空気感が変わり、愛のテーマが加速していきます。

始まりつつある春の気配を感じつつ
本格的な活動の春に向けて、ゆるやかに調子を整えながら
徐々にテンポアップしていくような上弦から満月までの期間といえるでしょう。

⇒ 新月のクリスタル・メッセージを読む

次回、2月27日の満月メッセージは、2月26日23時に公開します。
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執筆者 【天音 絢文 プロフィール】  

 

天音 絢文

 

 

 

 

 

 

 

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—- 新月とは —-
地球から見て、太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
旧暦(陰暦)では新月から1ヶ月がはじまります。
占星術では、太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日
として、その月のテーマを読み取るときに用います。