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2022/11/7

牡牛座の満月(皆既月蝕・天王星蝕)リーディング|2022年11月8日 by Graha

皆既月蝕となる牡牛座の満月図|2022年11月8日20:01(東京)

牡牛座の満月図(皆既月食図)|2022年11月8日20:01(東京)

 

満月の星読み|牡牛座の満月図(皆既月食図)リーディング

今回の満月リーディングは、皆既月食であることや、天王星食が同時に起こることを踏まえた内容です。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

 

2022年11月8日 20時01分、月=牡牛座17度(数え)、太陽=蠍座17度で満月かつ皆既月食です。

人々の集合意識のエネルギーが時代や歴史を書き換える「日食・月食」は、
これまでの計画やシナリオを狂わせ、立場の逆転や変動を引き起こします。

蠍座の太陽と牡牛座の月に加え、牡牛座側には天王星、蠍座側には金星と水星が結集し、さらに水瓶座の土星がスクエアを形成します。
合計6天体が固定サインに結集した特異で強力なパワーを放つ皆既月食です。
ただ事の月食でないのは、天王星と土星のスクエアの関与があるからです。

満月は、心の開放であり光が最大になるテンションのピークです。
同時にそれは「陰=月」と「陽=太陽」という異なる立場の対立でもあります。

西洋占星術の世界では、月は一般の生活者を象徴し、太陽は行政や代表者を象徴します。

この月食が示す力の関係は、<月=生活者>側に、圧倒的に強い覚醒の作用を引き起こします。
月のそばには革命や覚醒を象意する天王星があるからです。

対する太陽を象徴する代表者、政府など権力者のやり方に不満や意見があるなら
それに応じず、反旗を翻す行動にでるでしょう。

過去の革命は、人民ひとりひとりの覚醒によって起こってきました。
今回の月食で目覚めた人々は、どんな変化を起こしていくのでしょうか。

すでにあちこちに起きているのが、代表者の交代劇による波紋とさらなる変動です。

注目のアメリカの中間選挙や、
イギリスの首相のスピード交代劇、ブラジルの大統領選挙、中国共産党大会の人事の結果や、
イーロン・マスク氏のツイッター社の買収と人員削減などの話題が、月蝕前後の象徴的な出来事です。

天王星は、人の意識を覚醒し、時代を革新させていきます。
それゆえの分離、別れ、独立、自立、世代交代の時であり、血縁や古いつながりを切り替えます。

水瓶座の土星は、新しい社会システムを推進させるため、
デジタル化、新たなテクノロジーへと構造を変えるため必要な整理や削減(リストラ)を行います。

これまでの社会を支配してきた、権力構造が変動し、混乱し、
変化がいよいよ明らかになり、皆が認めることとなる出来事を体験するでしょう。

自分にとってのリアルなつながり、新しいつながりの模索こそが、新時代を創造する最先端の行動

10月25日の蠍座の新月でスタートしたテーマは、
人との縁、そのつながりの意味や原点を考え直すこと。

「土の時代」に象徴されるヒエラルキーは崩壊し、人と人をつなげる力学は変わりました。
そして「風の時代」による新しいつながりの模索が進んでいます。

そうした模索こそが新しい時代を創り出す最先端の行動だと知ってください。

自然につながった関係や、あなたが好むもの、愛するもの、
自分の感覚とその判断を信頼し、もっと自信を持ってください。
自分自身の潜在意識とのつながりを強化し、力強く人生を進める力を得るでしょう。

牡牛座(月)と蠍座(太陽)の対立軸が引き起こす大きな変動
水瓶座(土星)との固定宮のTスクエアにより、権力の対立が引き起こされます

「資産」や「私は持っている」を象徴する牡牛座と、「信用取引や契約」を象徴する蠍座は、
物資やお金の取引、金融に関係するアクション軸です。

物の価値や、貨幣経済、金融システムに変動が起きるでしょう。
信用取引、銀行、これまでの利益、有利だとされてきたことの計算が狂い始めるでしょう。

権力や権威主義、長いものに巻かれて安泰の立場をとってきた人、
勝ち組、負け組といった弱肉強食的発想は通用しなくなるでしょう。
物の価値も、経済構造も大きく変えて行く引き金となるでしょう。

 

地球と人間の基礎となる資源を保有しているのが牡牛座の世界です。

自然の恵みの源である大地、食糧、そして人の身体。
肉体が持っているあらゆる機能、遺伝子情報、運動機能、
聴く、見る、嗅ぐ、味わう、感触など、生きる楽しみを与えてくれる五感。
すべて牡牛座が象徴するものです。

牡牛座にある月は、今ここに生きている実感を覚醒させます。
その不思議さ、奇跡に気づいて感謝してください。

今回の月食は、あなたにとっての「価値」を問い直す日となるでしょう。

まるで地上の騒動を見下ろすかのように、MCには魚座の海王星と逆行中の木星が位置しています。

無意識は、私達の心の状態を強力に反映します。
夢や希望、理想のビジョン、怖れ、不安など、海王星の意味する無意識の世界はピンキリです。

あなたはどんな世界を望んでいるのか、心に何を映し出すのか。それが試されます。

あなたが何を心に描くのか、今やもう自由です。

皆既月食は11ハウスと5ハウスで起きます。
牡牛座と蠍座はサクシーデントハウスでインターセプトです。

現状を大きく変えることは回避できるかもしれませんが、巨大な力を溜め込みます。
この巨大な力は、すべて来たるべき未来、新しい未来創造、新しいつながり、
あなたの夢と縁ある人と共に実現していく未来へパワーソースとなります。

縁ある人とそれを語り合うこと。同志との関係を強化してください。

 

11月8日(月食)から11月24日(新月)までの星模様(トランジット)リーディング

日ごとに変化していく星模様(トランジット)が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
青文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。

 

○ 満月から下弦 ○ (11月8日〜11月16日)

満月から下弦|月の満ち欠け

 

古来より人々は、日食や月食を、光を奪い闇を映し出す現象として恐れてきました。
月食前後は、集団的エネルギーのノイズによって心がざわつきやすいでしょう。

満月は、心理的にも、肉体的にも変調があらわれやすくなります。
特に牡牛座の満月は、体に刻まれた古い記憶やカルマ的な要因による不調を感じやすいかもしれません。
それらは重要なメッセージですから、対処してください。

11月9日、水星は太陽と外合。太陽と天王星がオポジション。
11月10日、水星は土星とスクエア。

はっきり言葉で意志を伝えること。
吐き出した言葉は撤回できません。慎重に誠意をもって発言しましょう。

距離をとって客観的にとらえる。
天使的な視線、現実世界から少し離れて見るならば、
クールに周囲の物事、今起きていることが見えてきます。

11月10日、蠍座の金星は海王星と、水のサイン同士のトラインです。

気持ちが伝わりやすい。
何も無理することもなく、ただ、素直で正直であればいい。
自然と必要な人と、めぐり逢うでしょう。

11月16日、金星は射手座に入ります。

どこかに「行きたい」「行ってみたい」という『行動衝動』がさらに強くなります。
開放的な気分になって、旅行や、アウトドアへ。
室内にこもっているなんてできないでしょう。

 

▽ 下弦から新月 ▽ (11月16日〜11月24日)

下弦から新月|月の満ち欠け

 

獅子座の月で下弦を迎えます。

楽しさを共有すること、分かち合うことの喜びをもっと広げたい。
互いの個性を認め合い、尊重するならば友情に発展するでしょう。

11月17日、水星は牡羊座の木星とトラインを形成したのちに、射手座に入ります。

情報公開が進むでしょう。
広く情報が共有されることが環境改善となるでしょう。

11月20日、逆行中の双子座の火星は再び海王星とスクエアを形成します。
11月21日、蠍座の太陽は魚座の木星とトライン。

緊張感が解けてゆきます。
力を抜いて前向きに、楽観的に、ちょっとしたトラブルは笑い飛ばしてしまいましょう。

11月22日は二十四節気の「小雪」。太陽は射手座に入ります。

冬の時期に迎える火のサインの射手座の期間は、自由を求めて精神が飛躍します。

未来のシナリオをどんどん書き換えていきそうです。
その自由を決してあきらめず、手放さないようにしてください。

 

⇒ 満月のクリスタル・メッセージを読む

次回、11月24日の新月リーディングは、11月24日の新月形成時に公開します。
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執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】  

Graha|西洋占星術師・ホロスコープリーダー(東京・代々木店とオンライン店に所属)

所属:東京・代々木店、オンライン支部

ツール:西洋占星術

占星術カウンセリングと、ホロスコープ・リーディング・セッション(西洋占星術の個人レッスン)を提供しています。

 

 

 

 

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