新月・満月読み 新月・満月読み

2023/2/18

魚座の新月リーディング|2023年2月20日 by 天音絢文

魚座の新月ホロスコープ|2023年2月20日(東京)

2023年2月20日魚座の新月図

新月の星読み| 魚座の新月図リーディング

新月は、地球から見て太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
新月図リーディングでは、新月を太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日と考え
新月図(ホロスコープ)から次の新月迄(約4週間)のテーマを読み取ります。

ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

 

2023年2月20日16:06 魚座で新月を迎えます。

浄化と終幕のベルが鳴り渡る新月。
過去の痛みやこだわりにピリオドを打ち、
愛をもってすべてを受け容れながら、新たな未来を予感するときです。

12サイン最後の魚座で起きる新月は、
サインをまたいで「境界の守護者・土星」と分離のコンジャンクション。
新月&土星は、他の惑星とはメジャーアスペクトをとらず、その象意が強調されています。

 

西洋占星術では、一年の始まりは春分(3月21日頃)。

そのため、魚座を太陽が通る2月下旬から、桜の開花前後にかけての時期は、
毎年、新たな春の訪れを本能的(無意識)に感じとりながら、
心の身じまいを整えていくようなタイミングです。

この季節に卒業シーズンを迎える日本は、
生命のサイクルや、目に見えない宇宙的なリズムに沿った国といえるかもしれませんね。

 

毎年、一年のサイクルの節目となる時期ですが、今年2023年は、ひと味違います。

この一年に限らず、二~三年続いてきた状況、
人によってはもっと長い間、潜在的に向き合い続けてきたテーマやモヤモヤした心境に、
ピリオドを打って、過去を水に流し、新たな地平へ向かっていく…、
そんな心の浄化と、一つのステージが終わるベルが鳴るような時機になるでしょう。

世の中全体でも、その兆候はすでに現れ始めており、
withコロナの要素は残しつつも、afterコロナに向けて、
この春以降、時代は止めようもなく動き出していくでしょう。

 

状況や心境の変化としては、切り替え感が強い今回の新月。
ただ、その流れは、穏やかなヒーリング音楽を聴きながら、
ゆるやかに気持ちを開放していくようなもの。

「何かが始まる気がする。けれども、それは、まだ何かわからない。
けれども、確実に過去の何かが終わろうとしている、
または、すでに興味を失って、過去のものになろうとしている…。」
そんな無意識の声が聞こえてくるような新月です。

今回の新月は、魚座の初期度数で起き、
魚座の愛や赦し、癒しや浄化のテーマが、ピュアな形で現れやすいでしょう。

この時期の重要なテーマとなるのが「愛や赦し、癒し」。

今回の新月は、いつもよりも楽に気持ちを開放し、
手放せないこだわりを水に流しやすいタイミングです。

なかなか理想通りにいかないのが、世の常ですが、
それでも、この新月を機にピュアな心情に立ち返り、
人間だけでなく、生ける物や地球環境すべてへの「愛」を、
意識しながら行動してみましょう。

分断や閉塞感・孤独感を生み出す、様々な心の底の滓のようなものは、
簡単に消えないかもしれません。
でも、この時期に光を当てると、新たな変容が起きやすく、
また、すでに問題が過去のものに変わりつつあることに気付きやすいとき。

人やこの世界とのゆるやかなつながりを実感し、
内なる傷みや孤独が不思議と癒され、
過去のわだかまりが自然に気にならなくなる人も。

そして、新たなスタートラインへと向かっていく勇気が、
徐々に湧いてくるかもしれません。

 

次へ向けての流れが本格的に勢いを増すのは、
少なくとも、二週間後の満月以降です。

まず、新月からの二週間は、
過去の傷みを癒し、
好ましくない状況や心境を手放すことに、
意識を向けてみましょう。

まだ漠然とした可能性だけで、何も具体化していない状況であっても、
わけもなく湧き上がってくる、未来への希望や予感めいたものが、
先々を照らす灯台のような役目を果たしてくれるはずです。

魚座で大いに力を発揮する二つの星・金星と海王星が、コンジャンクション。
くわえて、究極の変容の星・冥王星とセクスタイル。

新月以外の他の星々を見ても、
今回の新月は、「新たなスタートを前にした、強烈な浄化や癒しのタイミング」
であることが強調されています。

癒しに関わる分野、あるいは、
集合的な心の深みに訴えかけ、人々を共感や感動にいざなう、
音楽や映画などの芸術的なムーブメントが、非常に注目されやすいときです。

また、多種多様なセーフティーネットが普及しつつある世の中なので、
困りごとを抱えている人は、思い切って誰かに頼るのもいいでしょう。
大きなつながりの輪の中で、共感を分かち合う動きが起きやすい流れでもあります。

それらを通して、深い部分から癒しと変容が起きやすい、今回の新月。
その先に待つ、新たなスタートは、
未知なる分野への挑戦という人もいれば、
ずっと心の中で温め続けてきた、あるいは一度は挫折を経験したことへの
満を持しての挑戦になる人もいるでしょう。

助け合いのネットワークづくりの気運が、さらに高まりやすい一ヵ月の世相。
個々の知恵やリソースを活かし、社会的弱者や地域を活性化させる動きにも注目を。

日本の世相を表す東京の新月図では、新月&土星は7ハウス。

さて、日本という国全体の動きに注目すると、
この一ヵ月は、対外的な関係が重要になりそうです。

これまでも、様々な形で国際貢献をしてきた日本ですが、
あらためて、どのような形で国際舞台で責任を果たしていくのか、
存在感を発揮して、国際的な協力をしていくのかを考えるタイミングになりやすいようです。

大きな災害と関連する8ハウスに金星&海王星。
遠方を表す9ハウスに木星とキロン。この木星&キロンに、
DESに重なる水星(経済を司る2ハウスの支配星)が、協力を表すセクスタイル。

東日本大震災を超える深刻な災害になってしまったトルコ・シリア地震。
状況が徐々に明らかになる現在ですが、
このように今、傷を負ってとても苦しんでいる世界の人たちのために、
日本が何をできるのかを意識しやすいタイミングとなるでしょう。

具体的には、金銭的・物質的支援、あるいは、最先端の技術的な支援という可能性が、
今回の新月図には示されています。
それらは、救済だけでなく、新たな希望を伴った発展を促す動きにもなるはずです。

DESに重なる水星は、政府を表す10ハウスの天王星とスクエア。
同時に水星は、立場を超えた連合を表す11ハウスにある火星とトライン。

上で挙げた動きは、国際関係に限らず、国内的な状況にもいえることです。

政府に頼らない、草の根的な動きとして、
自分が手にしている様々なアイディアやリソース(お金だけでなく能力や技術)を、
助けを求めている他の人々や地域のために活かし、
全体的な(自分も他者も環境も)幸福や発展を追い求める。

そんな活動が、ますます注目され、話題になりやすいかもしれません。

また、政府が、時代の変化に応じて、
早急な体質改善や発想の転換を迫られている様子も感じられます。

 

2月20日(新月)から3月7日(満月)までの星模様(トランジット)リーディング

日ごとに変化していく星模様(天体のトランジット)が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
ピンクの文字は解釈の根拠となる占星術用語で占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばして、リーディング部分のみ読んでください。

 

● 新月から上弦 ●(2月20日〜2月27日)

何かが始まる予感に満ちた心弾むとき。ひらめきのままにトライ!

2月20日、金星が牡羊座に入り、行動スイッチがON。
新鮮なインスピレーションに満ちた牡羊座初期の金星が、発展の木星に向かいます。

上でお話した新月のテーマを、心のどこかで意識しながら、
どんどん行動していくときです。

新月からの一週間は、予感や予兆に満ちた星回り。
「ワクワクすること、夢が広がること、楽しいことが始まりそうな気がする」
そんな期待感をもって、なんでもやってみると、波に乗りそう。

逆に言えば、漠然としたアイディア出しの段階であり、
一過性で消える話も多い時期ですが、
「お試し感覚」で、ひらめきのままに何でもトライすれば、
可能性に満ちた選択肢が増えたり、新たな道が開かれたりするでしょう。

また、人との交流では、楽しみや刺激が盛りだくさん。
思い切って、人の輪に飛び込んでみたいときですね。

 

理想のプランニングに最適。ただし、孤立を招く暴言には気を付けて。

2月22日、水瓶座の水星が天王星とスクエア、
次いで2月23日には、水星が火星とトライン。

今回の新月からの数日は、体も頭もとても活発に動くとき。
独立心も高まり、自分なりの理想を実現するためのプランニングが進みやすいでしょう。

ただし、独立志向が反抗心となって、
目上にむやみに楯突いたり、誰かに勢いまかせの暴言を吐いたりすると、
せっかくの可能性に満ちた流れに水を差すことになるかもしれません。

どこかで、自分の言動を客観視する目を忘れないことも大切です。

 

△ 上弦から満月 △ (2月27日~3月7日)

人間関係の転機。解放感や満ち足りた感覚を味わえるかも。

愛の星・金星は、3月2日に木星と、4日にキロンと重なります。
交流の星・水星は、3日に土星と重なり、同じ日に魚座へ移動。

3月2日から4日にかけて、相次いで起きる星の動きは、
人間関係における、ひとつの重要な転換期になりそうな気配があります。

過去2~3年、あるいはもっと長い期間に渡って、
心の中にわだかまっていた思いにピリオドを打ち、
または、その状況を客観視することで、現実を認めやすいタイミングです。
その思いは、なんらかの心の傷と関係する人もいるでしょう。

同時に、解放感とともに起きてくるのは、幸せに満ちた感覚。
厳しかった冬の終わりを感じるとともに、
暖かさに満ちた春の訪れを実感するような星回りです。

新たな愛や人間関係の始まりなどを通して、
過去の傷が癒され、夢や希望が広がっていく人もいるかもしれませんね。

特別なことがなくても、穏やかな満足感や楽しみを実感しやすいとき。
ぜひ、この素敵な時間をたっぷり堪能しましょう。

満月を前にテンションアップ。やり残した宿題は心置きなく片付けましょう。

太陽と火星のスクエア、火星と海王星のスクエアへと近づきつつ、
重要な転換期となる満月に向かっていきます。土星の魚座入りも目前に。

3月4日を過ぎると、次の満月に向けて、徐々にテンションが高まっていきます。
一種の躁状態になったり、不安定な気分になったりする人も現れるかもしれません。

揺れ動きながら、たぎってくるエネルギーを、意識してターゲットに向け、
やり残した課題がある人は、心置きなくけりをつけることに集中しましょう。

 

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執筆者 【天音 絢文 プロフィール】  

 

天音 絢文

 

 

 

 

 

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