新月・満月読み 新月・満月読み

2023/7/17

蟹座の新月リーディング|2023年7月18日 by 天音絢文

蟹座の新月ホロスコープ|2023年7月18日3:32(東京)

蟹座新月図:2023年7月18日

 

新月の星読み| 蟹座の新月図リーディング

新月は、地球から見て太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
新月図リーディングでは、新月を太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日と考え
新月図(ホロスコープ)から次の新月迄(約4週間)のテーマを読み取ります。

ピンクの文字は占星術用で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

 

2023年7月18日3:32 蟹座で新月を迎えます。

「外」ではなく、「内」に目を向け、
今春以降の激動のなか、疲れた自分のリアルな心と体を癒し、
家族的なつながりを大切に育んでいくときです。

今回新月が起きる蟹座は、水の活動サイン。
そして、月を支配星にもつサインです。

水は、感情を司るサイン(星座)。
蟹座は、感情の動きはもちろんですが、もっと本能的な情動や、
身体、身体的とりわけ女性的なサイクルと関連します。

そして、群れで生きる人間にとって、
もっとも大切なベースとなる家族や家庭を表します。

新月は、一ヶ月に一度訪れる、世の中全体の流れの節目です。
個人的にも、今回の新月のテーマに目を向けることで、
心のプロセスを成長させるきっかけとなり、新たなリズムを刻んでいく機になるでしょう。

大惑星の移動が相次いだ今年前半。
特に、春分(3月21日)後、冥王星が十数年ぶりに星座を変え、
5月には、冥王星と木星と火星が、変化を促す激しい配置(Tスクエア)をつくりました。

さて、今年に入って、早くも半年以上が過ぎました。
今年前半は大惑星の星座移動が相次ぎ、世の中全体の流れが変化し、
個人的にも、心境や状況の変化を感じられたかたも多いのではないでしょうか。

特に今春以降、これまでとは異なる問題や、変化の局面と直面し、
激しい外圧のなかで、必死に頑張ってきた方もおられるでしょう。

一年間の一つの転換点である夏至(6月21日)の前に、冥王星はいったん山羊座に戻り、
夏至後初めての新月は、「内」へ目を向ける転換期になるでしょう。

けれども、夏至を過ぎて、
その流れが、いったんは鎮まりつつあるように感じます。

夏至のあと、始めて起きる今回の新月は非常にパワフルです。
(新月は3つのトランスサタニアンとからみます)

蟹座のテーマとあいまって、
リアルな心と体に目を向け、疲れた魂(心と体)を深い部分から癒し、
新たな生命のエネルギーをインストールするような、
そんな「外」から「内」への転換のきっかけになりそうな印象です。

また、それらのプロセスは、
身近な関係やつながりを感じながら、行われるでしょう。

もっとダイレクトに、家族や家庭、あるいは身内のような間柄の仲間に目を向け、
つながりを大切に育むことで、心の安定や安らぎ、幸福を感じるときでもあります。

仕事などの社会的現場や日々の生活に関することで、心身が疲弊しきっていたり、
もっと個人的な事情で、心を痛めたりされている方は、
この新月を機に、自分の心と体、生きていくために不可欠な居場所である家や家庭、
家族・身近なつながりに、あらためて目を向け、
愛情をもって癒し、育んでいく機会とされてはいかがでしょう。

外圧をハッキリと意識しながらも、大きな視点で「赦しや共存」へと
気持ちを向けると、癒しを得やすく、新たなつながりが広がるでしょう。
心理的な問題から徐々に解放され、再生へと向かう人もいるかもしれません。

蟹座の新月は、魚座海王星とトライン、牡牛座天王星とセクスタイルで、
小三角をつくります。山羊座に逆戻りした冥王星とはオポジションです。

今回の新月は、心身を癒し、生きる力を回復していくような転換期になりそうですが、
それは新月の配置にも表れています。

今回の新月は、外圧(対向の冥王星)を意識していること(オポジション)と、
それを乗り越えるためのヒント(魚座海王星のトライン、天王星のセクスタイル)が示されています。

それらのプロセスを経て、深い部分から癒され(海王星)、新たな再生(冥王星)へと
少しずつ向かっていくのでしょう。

過去の流れのなかで浮上してきた、様々な混乱を経て、問題が焦点化されてきつつあります。

つまり、心の安らぎや、安定した生活、家族の平和を脅かす
「敵」の存在をハッキリ意識している状態です。
これは、過去から長く続く、古い問題、あるいは馴染みのパターンかもしれません。

そこに向き合って、問題を乗り越えていくことで、
心から望んでいる安らぎや平和、心通い合うつながりを確かに手にし、
より満ち足りた人生の基盤を築いていく方向へと、舵を切ることができるでしょう。

ただ、先ほど、あえて「敵」と書きましたが、
今回の新月の配置は、問題(人であったり、環境であったり状況であったり)を、
ナイーブにあるあまり感情的になって(敵視して)、一方的に排撃するのではなく、
もっと大きな視点で「赦し、共存する」ことが、ヒントとして示されています。

それは、外の人や環境・状況の問題を根底から解決を図るとともに、
自分自身の心理的なパターンや傷みにも目を向けることになります。

自分も相手も同じ痛みを抱えていると気付き、
自分自身の問題を緩やかに手放せれば、大きな意味での癒しが訪れ、
これまでとは違う新たなつながりの輪も生まれ、古い重圧から解放されていくでしょう。

人によって現れ方はそれぞれですが、いずれにしても今回の新月は、
実際の関係や環境だけでなく、心理的にも大きな変容の契機になりやすい配置です。

また、人の心の深い部分に響くような、文学的またはアーティスティックな表現が
多くの人の共感を得やすいときでもあります。

 

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執筆者 【天音 絢文 プロフィール】  

天音 絢文

 

 

 

 

 

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