獅子座新月リーディング『木星と連携する新月』(2024年8月4日) by Graha
獅子座新月のホロスコープ|2024年8月4日 20:12 (東京)
執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】
所属:東京・代々木店、オンライン支部
ツール:西洋占星術
占星術カウンセリングと
ホロスコープ・リーディング・セッション(西洋占星術の個人レッスン)を提供しています。
新月の星読み|獅子座の新月図リーディング
新月は、地球から見て太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
新月図リーディングでは、新月を太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日と考え
新月図(ホロスコープ)から次の新月迄(約4週間)のテーマを読み取ります。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。
2024年8月4日に獅子座の13度(数え)で新月を迎えます。
時間は20時12分です。
素敵に生きる自分を主人公に未来のシナリオを描くことがこの夏の宿題です。
自分軸、パーソナルパワーの強化が必須の準備です。
火のサインの獅子座のテーマは「自己表現」や「遊び」です。
太陽が支配星の、夏に位置する火のサインの獅子座は、春の牡羊座とリンクします。
獅子座の新月では、春にスタートした意欲を復活させます。
ドラマやエンタメで感動したり、泣いたり笑ったり、わくわく、どきどきするような体験をする。
人生には、心とからだを解放する遊びが必要です。
時に遊び、何でも楽しんでやること、面白がること、子どもに返って元気になること、
そんな躍動をつくり出すことで、人生を創造的に生きるパワーが発動します。
これからの人生のシナリオ、未来への希望をしっかり持つ時です。
今の複雑な状況の中、あえて自分に指を向けて自問自答してみましょう。
「どう生きたいのか」、そもそもの目的や心の中にあるあなたの夢や希望についてです。
自分らしい個性やこれまでの経験をしっかり自覚することが大切です。
あなた自身に新しい光を与え、自由に考え、想像をふくらませる大切な時間を取りましょう。
新月は木星と火星とセクスタイル(60度)のソフトなアスペクトをつくります。
双子座の好奇心や挑戦的な言動と、獅子座の自己主張の欲求が協働します。
何かドラマティックな展開を創りたいと意欲が高まりつつあります。
単純に面白い、純粋に個人の動機による意欲やアイディアの段階なので、
社会や周囲への影響については二の次のスタンドプレイです。
(獅子座と双子座は)役者と台本の関係です。役者のセリフがドラマを盛り上げます。
こんな場面で何を語ろうか、情熱を込めて大切なことを語りたいところです。
ことばの力は想像以上に強力な言霊(ことだま)です。
自分の考えや方針をキャッチ―な言葉にしてみるもの良いでしょう。
同志の仲間たちと、活動のスローガンをつくってみたり、家族や身近な人はもとより、
ペットや身近な生き物、いつも出会う樹木や草花たち、毎日使う道具や大切なモノたちにも、
感謝の言葉をかけてコミュニケーションを拡張してみましょう。
きっと、強いつながりを感じたり、あなたの味方になってくれるでしょう。
(双子座と獅子座の連携では)社会性は度外視して、子どものような純粋な好奇心、
単純に面白いか面白くないかで発想することが大切です。
あなたの純粋な動機で、自由研究という宿題に取り組んでみましょう。
新月は6ハウスで起き、金星と水星も入ります。
6ハウスの活動は、個人レベルでは職場の環境、働き方、健康管理、
目標に対する準備やトレーニング、日頃の生活習慣などのルーティンです。
社会レベルでは、労働問題、公衆衛生、医療、軍備、国防などです。
現場が何やら、にぎやかな状態です。
だんだん役者がそろってきて、稽古をしたり、制作したり、作戦会議をしたり、
ある目標に向かって、将来に向けて、それぞれの意見や個性をぶつけ合い、
活発な情報交換を通しながら、何か大きな動きを創り出す準備をしています。
最近よく耳にする、「私なら」 こうする、こうしたい。
「私が社長ならば」、「私が首相になったならば」と、
独断とはいえこうした想定が、想像力を強化し、考える力やアイディアを生み出すのでしょう。
末期的な状況が見え隠れする現在、このままではダメになると知れている現実、
向き合っている問題に対し、「我こそは」と立ち上がる人も多いでしょう。
職場の環境や、プライベートな日常生活の場においても、
自分らしい個性や趣味が発揮される楽しい場にする工夫をしてみましょう。
そして健康増進には、遊ぶこと、スポーツや趣味に打ち込むことが効果的です。
お盆休みがやってきますが、有意義で充実した夏休みにしましょう。
6ハウスの金星(お金と人間関係)は天王星とスクエア(90度)をつくり、
さらに金星は、冥王星と海王星とYOD(ヨッド)という複合アスペクトをつくります。
海王星の崩壊や幻想のターゲットとなっているのは、金星が示すテーマです。
そのキーとなる、お金、金融、経済動向、人間関係の変化について注目する必要があるでしょう。
日銀の利上げの決定を受け、円相場や株価が大きく動いています。
アメリカでは利下げの方針が伝えられるなど、政策金利による調整が行われています。
獅子座の金星は、投資や賭け事、IR事業(カジノを含む統合型リゾート)など、
投機マインドを刺激してきましたが、翌日8月5日に金星は乙女座に入り調整的な動きを見せるでしょう。
文明を動かし人類を支配してきたエネルギーとしてのお金を、本質的、
スピリチャルな観点からとらえ直すときでしょう。
あなたにとってお金は何でしょうか?自問自答してみましょう。
金星のテーマは他にも、平和、物欲、嗜好品、美術品、女性や女性に関連することなどです。
土星(魚座)と木星(双子座)が柔軟サインのスクエア(90度)をつくります。
遡ること2020年12月22日に水瓶座の1度(数え)で「風の時代」を告げる
グレートコンジャンクション(土星と木星の会合)が起きました。
この宣言から、今年は来年にかけて社会改革の重要な節目を迎えます。
水瓶座のグレートコンジャンクションが宣言したのは、人権の尊重や自由と自主独立の精神、
脱ヒエラルキー支配であり、構造的な格差を解消し、利益を平等に分配するなどの新しい社会システムです。
また宇宙科学やAIなどの先進的なテクノロジーの実用が革命を起こすでしょう。
これからの社会の発展と成長の方向性を、今、起きている問題を通して、
規制などのルールつくりや教育方針に取り組むタイミングを迎えます。
(双子座の木星では)自由思想やLGBT理解増進法などから生み出された混乱や問題、
個人の行き過ぎた行為やモラルのテーマ、誹謗中傷などSNS上ではびこる言葉の暴力など、
また言論の自由に対して、行き過ぎた検閲や情報統制など、あらゆる問題があり複雑化しているからです。
世の中の変化を感じ取るセンスが働くので、不安や危機感が動機となって、
新しい光を見つけ出すために、どんな準備や活動をすべきかを模索します。
この新月のスタートを象徴するのは、東の地平線(アセンダント)の魚座から上昇する
土星(現実社会・秩序)と海王星(夢・崩壊)です。
最終サインの魚座は、社会環境の面でも人類の霊性においても終わりのプロセスを意味します。
秩序が崩壊したような混沌とした状況に、将来への不安を感じやすいでしょう。
新しい時代へと舵を切っていくために、多くの智慧とアイディアが必要です。
それぞれの個々のスタンスで、率直な希望から創造的な活動に参画する人材が増えてきました。
新しい創造的な希望が生み出されようとしている重要な時であり、
それによってこれまで動かなかった物事が、流動的に変化し、新しい展開へと扉が開くでしょう。
新月のサビアンシンボルは、獅子座13度(数え)「揺れている年を取った船長」
ビジネスなどあらゆる場面で活用される「ストーリーテリング」物語の力は、
人を動かし、強い印象や共感によってメッセージを伝えます。
老齢の船長が、パイプをくゆらせ、ロッキングチェアに揺られながら物語を語ります。
世界を旅してきた船長の特別な体験からくる話でしょうか?
船長の脚色もあるでしょう。
そのドラマティックな話に皆が聞き入っています。
劇場の舞台で多くの人を惹きつけ感動を呼ぶ作品には、そのドラマの原作者や演出家がいます。
船長はストーリーテラーであり、感動の物語の作者なのです。
日本でも落語や浪曲や漫才など語る芸能がありますが、話のねたが一番の肝です。
カリスマ性を見せる13度で、獅子座のドラマティックな創作力が発揮されます。
それは人を感動で沸かせ、繰り返しても楽しめる物語の強力な魔力です。
さあ、あなたが作家になってどんな物語を創りましょうか。
人生の演出家となり、ヒロインとなって、未来を明るく面白くしていくのも、
ストーリーテリングという想像力の鍛え方によるのかもしれません!
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