双子座新月リーディング『新しい進化と再生の新月』…2025年5月27日 by Graha

双子座新月のホロスコープ｜2025年5月27日12時02分 （東京）

新月の星読み｜双子座の新月図リーディング

新月は、地球から見て太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
新月図リーディングでは、新月を太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日と考え
新月図（ホロスコープ）から次の新月迄（約4週間）のテーマを読み取ります。
が、今回の新月は日蝕。日蝕は少なくとも半年以上の影響力を持つテーマを提示しています。

ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。読めば新月図の読み方の勉強になるでしょう。占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

執筆者　【Graha（ぐらは） プロフィール】　　

所属：東京・代々木店、オンライン支部

ツール：西洋占星術

占星術カウンセリングと
ホロスコープ・リーディング・セッション（西洋占星術の個人レッスン）を提供しています。

2025年5月27日12時02分、双子座7度（数え）で新月を迎えます。

好機到来？！ 新風を起こすのはあなたです。
改善と新時代のプロジェクトが進展するでしょう。

双子座の新月は冥王星（破壊と再生）とトライン（120度）をつくります。
牡羊座の海王星と土星とはセクスタイル（60度）を組み、風と火の小三角を形成します。
ハードアスペクトのない新月です。推進力のあるスタートを切ります。

世界のパワーバランスの変化とともに、各国が戦争で乱れた秩序を取り戻す動きをしていくでしょう。

国益重視の戦略、資源の獲得をめぐる国レベルの交渉が進んでいます。

3月29日に起きた牡羊座の部分日食は、グリーンランドを中心に北アメリカからヨーロッパ、ロシアを含む北極圏で観測できました。

これらの地域のひとつであるグリーンランドで、まさに資源をターゲットにしたディールが進行しています。

これまでのような武力による領土や資源の奪い合いでなく、地球視野のディールが進んでいるようです。

未来ビジョンと計画、そして、交渉のカードを持つ者が優位に立つでしょう。

この水星（知性）優位の双子座新月の流れは、

知略と交渉術、情報発信力、人々の交流や動きが、流動的な改変を起こすでしょう。

また実力の差もはっきりと見えてしまうでしょう。

風のサインである双子座新月のテーマは？

双子座は、個人の学習意欲や好奇心、知性の働きによって成長するステージです。
書く力、話す力、情報の活用力やコミュニケーション能力を高め、人生の選択肢を拡げます。

これからの時代を生き抜くための戦い。あなたが持っているカード（武器）は？

新しい気持ちで、これまであなたが学んできたこと、興味により知り得たこと、

身につけたスキル、技術など、自分が歩んできた歴史を振り返ってみましょう。

自分に出来ることを再確認して、あなたのカードを整理しましょう。

無駄なものは一切ないはずです。

それを活かせる環境に身を置かなかっただけです。

あきらめたり、限界や制限し、無力だと判断したのはあなた自身です。

あなたの人生を、あなたを取り巻く環境をより良くするために、何ができるのか？

実力を発揮するようにと、世界があなたを求めています。

良い方に転がるのか、悪いシナリオに転がるのか、

あなたが今の状況をいかに考え、どう行動をおこすのか、その働きかけが世界を変えるでしょう。

あなたの得意や実力を自己評価し、あなたにしか出来ないことを進めましょう。

なぜならば、あなたの行動や努力によってあなたの居場所が決まるからです。

牡羊座を進む海王星に、新月の2日前（5月25日）に牡羊座入りした土星がつづきます。
海王星と土星という、2つの大型天体が活動サインに入り、双子座の新月と連携することに注目です。

新しい理想形を目指し、私たちの社会を、環境を、立て直したい問題意識が推進力となって

その風がどんどん新しい展開を拡げ、主流となるべく、垣根を超えて交流が進み、つながっていきます。

連携が強化されることで、明らかに新しいパワーバランスを生み出すでしょう。

とにもかくにも、私たちは真実を知る必要があります。

これまで隠されてきた情報、虚偽を明らかにすること。

混乱と荒廃した現状から再起しなければなりません。

長い洗脳の歴史から解放されるため、知る権利を取り戻すなど、真実を知るための戦いが始まります。

2025年のテーマは「土の時代」の終焉と「風の時代」の創世です。

終了と開始が同時並行でガタガタしながら進んでいます。

これからどんな新時代へと入っていくのでしょう？

それを決めるのは、一部のトップ、支配層ではありません。

私たちひとりひとりが望む未来を選択し、

人類が迎えているＡＩなどのテクノロジーの爆発的な進化に対し、

起きることを精査する必要があるでしょう。

正午に形成される新月は10ハウスの手前に位置し、
政府や代表者を示すMCと太陽は、風の柔軟サインの双子座を示します。

その地位をめぐる競争や、ダブルスタンダート（二重規範）な様相を示すでしょう。

一般的には、社会的地位や職業、キャリアについて、新しい可能性を考察すること、

新しい展望を描き、選択肢を増やすこと、副業や新しいプロジェクトにチャレンジすることなどを示唆します。

そうした新しい可能性を開くために、リサーチしたり、体験すること、自ら動くことが重要となります。

情報を扱う産業、言論、メディア、教育機関や公務員の立場などに動きがあるでしょう。

6月10日、木星が双子座から蟹座へと移動し、約1年間滞在します。
木星は、社会の発展と改善のテーマを示します。

国家や地域を守る保守主義の声が高まるでしょう。

家族、歴史、伝統、地域社会を守る。

結婚が増えたり、子育て環境の改善や、少子化対策の改善が期待されます。

また自国の歴史や神話の再考と新説。伝統文化を守る運動が高まるでしょう。

家族制度（選択的夫婦別姓）、戸籍制度、移民問題、オーバーツーリズムへの対処などへの意識が高まるでしょう。

5月25日（土星の牡羊座入り）、6月10日（木星の蟹座入り）と
世相を反映する土星と木星が、次々と活動サインへと移動します。

いよいよ時代が大きく動く流れが始まります。

新月のサビアンシンボルは、双子座7度「古風な井戸」

「７」は、７つの音階など宇宙の法則に関連する数霊です。

「割り切れない」素数であることから、探求心を刺激し神秘につながる精神性を示します。

「井戸」は、深いレベルの情報、潜在意識につながる知性を象徴するでしょう。

井戸はその地域の人々に生活用水を供給します。

水の恵みと豊かさを提供する公共のインフラですが、

「古風な」井戸ですから、伝統的な形式や、水脈である地下水にも焦点がありそうです。

双子座の探求心が、深い情報、知の水脈を汲み出すことを示すシンボルです。

双子座は、ライバル意識や競争心を、強くかき立てられる知性であること、

「古風」という表現から、学閥を連想させます。

「伝統派」対「急進派」。「保守主義」対「自由主義」。

といった、対立を生み出す社会思想に、大いに関連するでしょう。

私たちを支配している思想や思考、信念といったものの源流がどこから来ているのか、

追跡したり、分析する意味は大きそうです。

その地域の人々に命の水を供給する「井戸」は、

真に生活を豊かにする知恵の活用の元型とも言えるかもしれません。

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