射手座の満月リーディング『ノードとグランドクロスの満月』（2025年6月11日）by Graha

射手座満月のホロスコープ｜2025年6月11日 16時43分（東京）

満月の星読み｜射手座の満月図リーディング

満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、新月で提示されたテーマの結果、そして、満月から新月迄（約2週間）のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

執筆者　【Graha（ぐらは） プロフィール】　　

所属：東京・代々木店、オンライン支部

占術：西洋占星術

占星術カウンセリングと
ホロスコープ・リーディング・セッション（西洋占星術の個人レッスン）を提供しています。

2025年6月11日16時43分、満月を迎えます。
月は射手座、太陽は双子座。度数は21度（数え）です。

公開された情報の影響が予想外の反響をつくり出します。
話題の人物が火種となり、世論を動かし大多数の国民を巻き込んでいくでしょう。

満月は、ノード（太陽と月の交点）とグランドクロスをつくります。
柔軟サインのグランドクロスは集合意識を挑発し、思わぬ展開を見せるでしょう。

現在の米騒動がその象徴でしょう。
政治に無関心でも、日本人の主食のお米に無関心ではいられません。

お米をめぐる政府の農業政策、農水大臣の突然の交代劇、注目を集める新しい農水相による誘導、
備蓄古古…米の放出と販売、大量に輸入された外国産のお米は、
日本の食料自給率をさらに下げ、国防上のリスクを高めることにつながります。

これらの一連の出来事により、日本の農家も国民も、危機感を感じてざわついています。
意見や議論、さまざまな物言いがあって当然です。

標的にされた個人は、誹謗中傷や批判など、情報戦の攻撃を受けて傷つきます。

権力者はメディアを通して、権威とされる有識者の情報を利用して世論を誘導します。
彼らの論理に騙されないように、賢さとプライドを持って対抗すべきでしょう。

大多数の一般国民や生産者が蜂起し、逆転行動を見せるでしょう。

今、あなたの努力、知的活動はピークに達しました。頑張り過ぎていませんか？
自分の意志とは違う何かに、突き動かされていませんか？

あなたが行きたい目的地、安心できる場所、帰りたい故郷はどこでしょう？
改めて自分の目的地をナビゲートしましょう。

射手座（火）＝月と、双子座（風）＝太陽、の柔軟サイン。
そのサインがもっとも実力を発揮する21度で形成される満月です。

射手座は、真実を追求したい、そして真実を多くに人に伝えようとします。
そのために表に立ち公表し、討論し、論破できる実力を示そうとします。

射手座の知性は、精神の自由を求め、広い世界へと飛躍します。
哲学、思想など、知の探究へと向かわせますが、その学問の場として大学や研究機関があります。

そこで論文や学術研究によってアカデミックな権威付けがなされます。
教養講座の講師や、出版や広報活動など、多くの人に伝え指導する側に立つわけです。

射手座の知性は、公共的な知性の権威に立つのに対し
双子座の知性は、あくまで個人の活動能力にあります。

双子座の目的は、頭脳や運動神経を行使して個人的な才能を強化することにあります。
学習意欲や好奇心、競争心を原動力に、誰にも真似できない個人の突出した才能を見せます。
記憶力、頭の回転、高いIQ、サイコパスなど、突出した才能が与える影響は脅威になります。

極端な例ですが、双子座と射手座の対立関係は、
匿名のハッカー（双子座）が、国家の機密や企業の研究（射手座）をハックするような事象です。

この満月は、月は２ハウス、太陽は８ハウスに位置します。
２ハウスは、国民の収入や国内の経済状況を示し、
対する８ハウスは、財源や国債、海外との契約関係を示します。

今起きている問題や騒動の背景には、関係する外国との取引があり
公的な外交というより、内部事情による組織サイドの取引を暗示します。

増税か減税かの議論、アメリカからは関税に加え、消費税に対する圧力がかかっています。

それは私たちの生活に直結する景気や収入、日本の経済状況に直結しています。

８ハウスには、２ハウスの支配星の木星、水星（情報）がコンジャンクションし、
５ハウス（投資）の土星と海王星とスクエア関係にあります。

事情は複雑でさまざまな問題がからみ合っています。
説明責任から、そうした内訳が公開されることを示し、暴露も含まれるでしょう。

隠されていた情報や、事実や実情を伝える発言などがたくさん出てくるでしょう。
それに伴い、そのカラクリも明らかになっていくでしょう。

海外との経済的契約においては、投資への圧力があり、その規模も不透明です。

日本のみならず、国際社会で起きている対立や争いの原因や、
人類がどのような世界観に向かって戦っているのか知る必要があるでしょう。

他に注目すべきは、火星がカルミネート（天頂に位置）し、天王星とスクエアを形成していることです。

怒りや戦い（火星）の意思表示です。革命的な行動に出る傾向です。
トリッキーな攻撃、戦略を臭わせる配置です。
突然の事故。トラブル発生の引き金を引く可能性が高いでしょう。

特に男性は奇行が目立ちます。興奮しすぎないように注意しましょう。
因縁的、根深い問題の引き金となる可能性が高いでしょう。

個人や社会、地球全体が生まれ変わるプロセスが進んでいます。
起きてしまった一見ネガティブなことは、リニューアルのための改修工事です。
壊れ腐った古い資材は撤去しなければなりません。

私たちはその痛みを通して、学び、より賢くなることを選択しています。

満月の前日（6月10日）に蟹座入りした木星は、土星＆海王星とスクエアを形成します。
木星はMCの支配星の水星とコンジャンクションです。

新しい世界観を勝ち取るための言論、主張が飛び交います。

日本の政治が大きく変わることが予想されている2025年ですが、
戦略的な調整、仕込みが画策されていることを示唆します。

歴史がダイナミックに動く時を迎えます。

共同体を守るために法律や社会の仕組みを正し
理想的な社会を自分たちの手で創り出していく活動が始まります。

あなたもこの歴史的タイミングに何かできないかと考え始めるでしょう。

月のサビアンシンボルは、射手座21度「借りた眼鏡をかけている子供と犬」

子どもと犬が「眼鏡」をかけている。何ともユーモラスなシンボルです。
まるで研究者や教授になった気分です。客観的には、ちょっと無理があるような絵図です。

「眼鏡」は知識を象徴し、啓示や学識など
物事を正確に理解する力を身につけていることを示すコスプレの道具です。

射手座の強気なチャレンジは、
精神の自由をもとめ世界を放浪してきた求道者が、自らの哲学の証明をし
アカデミズムや、教授といった権威的な立場へとレベルアップさせることなのでしょう。

社会的な地位を獲得することは、次のサインの山羊座で明確になりますが、
立場を得ることで、自由な精神や真理を伝えることに制限が出てくるかもしれません。

太陽のサビアンシンボルは、双子座21度「労働者のデモ」

双子座の活動力のピークにおける強気チャレンジを表すシンボルです。

労働者がデモを起した理由は何でしょうか？
過剰な労働状況や、努力が報われない現状に対する反抗表明でしょうか？

自分の努力の成果を示す数値は、テストの結果、人気投票など、いろいろありますが、
競争心が強く、ましてライバルの存在があるとしたら…。
正当に評価されなければ反乱を起こすかもしれません。

またこの反乱は、働き過ぎを警告するからだの反応かもしれません。
このまま続けたならば、神経を病み、生体を傷つけ、極端な場合、過労死してしまうかもしれません。

射手座も双子座も、次のサインは集団社会を示す山羊座、蟹座です。

個人の自由を失うことと引き換えに、社会性を備えた立場へとステップアップしていきます。

勉学の末に試験にパスしたならば、自分が望んだ進路に進むことができます。
新しい環境を得ることで、生活も人生ゲームの新しいステージに上がることができます。

何のための努力なのか？
自分の才能を活かす、相応しい環境や進路に進むための問いかけが起きるでしょう。

家族や仲間、地域コミュニティなど、あなたを守り育む環境の一員として、
社会や人の役に立つ知恵や実力を備えていくことになります。

その前の段階である柔軟サインでおきる今回の満月では
揺れ動く社会の中で、自問自答しながら、あなたの未来の進路への気づきを得るでしょう。
そして、軌道修正や、自らの行先をナビゲートする必要に迫られるでしょう。

続き『射手座満月から蟹座新月までの日々の星読み』

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