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2025/6/24

【星読み】蟹座新月(6月25日)~山羊座満月(7月11日)までの月の満ち欠けと星予報 by 伊藤スミレ

6月25日(新月)から7月11日(満月)までの星予報(トランジット)リーディング

日ごとに変化していく月の満ち欠けと、星模様(トランジット)が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
ピンクの文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。

 

● 新月から上弦 ● (6月25日〜7月3日)

月相:新月から上弦

月は蟹座から天秤座を移動
:他者との関係を丁寧に作り上げる、言葉に宿る光と熱

6月27日:水星は獅子座へ

6月下旬、水星が獅子座へと移動します。知性は今、ただ理解するためではなく、“表現するため”に輝きを放ち始めます。

この時期の思考は、堂々と、そして情熱的に。自分の考えを美しく、力強く伝える力が高まります。理屈よりもドラマ、情報よりもインパクト。言葉は生きたアートとして舞台に立ち、あなたの内にある創造力を照らし出すでしょう。

けれどこの光は、誰かの真似では輝けません。他人の価値観にはあまり左右されず、「私はこう思う」と自分自身の真理を貫く強さが求められます。内なる信念こそが、あなたの言葉に魂を宿らせ、周囲を惹きつける磁力となるのです。

水星獅子座期は、自己表現のレッスン期間。書く・話す・演じるすべてに「演出力」が問われます。あなたの伝えたい想いを、どうすればもっと美しく、熱をもって届けられるか。その工夫が、知性の質を変え、人生の舞台を照らすスポットライトとなっていくでしょう。

夢を言葉に、想いを現実に

6月27日:獅子座の水星と土星&海王星がトライン(120度)

しし座の水星は、「私はこうしたい」という確固たる自我をもとに言葉を紡ぎます。そこには、誰かに合わせるのではなく、自分自身のスタイルを堂々と表現したいという情熱が宿っています。そして今回、この水星に牡羊座の土星と海王星が美しく調和し、あなたの内にある思いや理想に、具体的なかたちと深みを与えてくれるでしょう。

土星のトラインは、集中力と持続力を与えます。しし座の水星が本当に興味を持ったものには、驚くほどの記憶力と探究心を発揮し、長期的な学びへとつながっていきます。今、あなたが「これを学びたい」「これを伝えたい」と感じる分野には、大きな成果が期待できるでしょう。

さらに、海王星の影響で、想像力は無限に広がり、感性はより繊細に。人の心を察する力や未来を予見する直感力が研ぎ澄まされ、言葉に夢や詩情が宿りやすくなります。表現においては、芸術的なセンスや共感力が光り、他者の心に自然と響く言葉が生まれるでしょう。

この時期は、自分らしい発信を恐れずに。あなたの内なる世界は、今、言葉という光で現実を照らし始めています。

 

魂の声を世界へ届ける時

6月29日:獅子座の水星と冥王星がオポジション(180度)

現在、水星は獅子座を進み、冥王星と真向かいで対峙しています。これは「言葉と意志の対決」ともいえる強烈な配置。特に今回の度数は3度――獅子座が「誇り高く自分を打ち出す力」、そして水瓶座は「社会に依存しない独立した才能」を象徴します。

このアスペクトがもたらすのは、単なる自己表現を超えた“生き様の発信”です。自分の内側にある信念や思想を、どうしても外の世界に届けたい。その衝動は抑えきれないほど強く、時に激しさすら帯びます。穏やかで軽い話題には興味が持てず、本質的・根源的なテーマにこそ心が動かされるでしょう。

冥王星は徹底の星。途中で投げ出すことを許さず、魂が求める表現をやりきることを促します。だからこそ今は、「人から認められたい」「注目されたい」と思うだけでなく、それを叶えるための具体的な努力――スキルや専門性を磨き、自分の手で未来をつかむ覚悟が問われているのです。

表現は、技術と情熱の融合によって力を持ちます。この配置の力を活かすには、自分の言葉に責任を持ち、その裏打ちとなる実力を育てること。そして、あなたの深い声を、堂々と世界に響かせる時が来ています。

 

 

△ 上弦から満月 △ (7月4日~7月11日)

月相:上弦から満月

月はさそり座から山羊座を移動
:自分の大切なものを形にしていく時、あなたの中の“新しい美しさ”が目を覚ます

7月4日:牡牛座で金星と天王星がコンジャンクション(0度)

牡牛座の金星は、美しいものを感じとる力や、心地よさを大切にするセンスを持っています。そこに天王星が重なると、いつもとは違うひらめきが訪れ、あなたの中の「まだ知られていない魅力」が一気に輝き出します。

アートやファッション、暮らしの中で、今までにないアイデアや感性が自然とあふれてくるでしょう。古く見えていたものの中に、新しい価値を見いだす力も育まれます。

恋愛では、ただ平穏なだけの関係に物足りなさを感じるかもしれません。もっと自由で、もっと自分らしくいられる関係を求めたくなるでしょう。

今こそ、自分だけの美しさを信じて、表現していくときです。

言葉と好奇心が紡ぐ、美の冒険

7月5日:金星の双子座入り(7月30日まで)

金星がふたご座へと移ると、美や愛の感覚に“知性”と“スピード”が加わります。ときめきは、静かに育てるものではなく、風のように軽やかに出会い、広がっていくものへ。好奇心に導かれて、心が惹かれるものを次々と追いかけたくなるでしょう。

この配置は、感性が柔軟で、新しい刺激にとても敏感です。アート、言葉、出会い――そのどれもが、あなたの美意識を鮮やかに彩ってくれるはず。

伝統や深さを超えて、「今、この瞬間を楽しむ」ことにこそ価値が宿ります。知的な遊び心と軽快なセンスが、恋にも表現にも魔法をかけるとき。あなたの中に眠る感性が、世界ともっと自由につながっていくでしょう。

夢の輪郭をたどり直すとき

7月5日:牡羊座海王星が逆行開始(12月10日まで)

海王星が逆行を始めると、私たちは過去に描いた夢や理想と、静かに向き合うことになります。社会の価値観ではなく、「私は本当はどうしたかったのか?」という問いが、心の奥から浮かび上がるのです。

牡羊座から魚座へと戻るこの逆行は、未来へ進む前に、夢の原点をもう一度確かめるよう促します。かつて信じた理想は、今の自分にも響いているか。あの時の憧れは、まだ心にあるか。

今は、漠然とした思いを明確にするための時間。他人の理想ではなく、「私にとっての理想」を見つけること。それができたとき、夢はもう一度、現実へと向かって歩き始めるでしょう。

風の時代を拓く知性の改革者

7月7日:天王星の双子座入り

双子座にある天王星は、感情に流されず、純粋な好奇心と知的欲求から社会を見つめます。複雑な情報を整理し、誰もが理解できる言葉で伝えたい――そんな改革の意志を秘めているのです。

教育、言語、コミュニケーションの在り方を、もっと自由で風通しの良いものへと変えていこうとする力。非常識と思われるアイデアにも、時代を進めるヒントが隠されています。

情報の透明化や、SNSなどの使い方の見直し、社会問題への合理的なアプローチ。双子座の天王星は、「知る」ことを通して、世界をもっと軽やかで、正直な場所へと導いていきます。今、その風が静かに、でも確かに吹き始めています。

言葉に宿る、深い魅力

7月7日:金星と冥王星がトライン(120度)

双子座の金星は、軽やかな言葉や知的な刺激に心を奪われ、美を遊ぶように楽しみます。そこに水瓶座の冥王星が調和の角度で加わると、その感性に深みと強い意志が注ぎ込まれます。

今のあなたは、知性の中に情熱を秘め、人を惹きつける不思議な魅力を放つでしょう。軽やかな会話のなかに、どこか忘れがたい引力が宿るのです。

恋愛面では、たとえ傷ついたとしても、そこから立ち上がる強さがあります。深くつながることで、人との信頼を築いていける時。あなたの言葉と心が、誰かの人生にやさしく触れる――そんな感動の瞬間が待っているかもしれません。

 

執筆者 伊藤スミレ【プロフィール】  

所属:東京・代々木店、

ツール:西洋占星術、フランス相貌心理学、トートタロット、タロット、ルノルマン、手相、方位学、他

 

 

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