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2025/7/8

山羊座満月(7月11日)~獅子座新月(7月25日)迄の月の満ち欠けとトランジット by 伊藤スミレ

7月11日(満月)から7月25日(新月)までの月の満ち欠けと星予報(トランジット)リーディング

日ごとに変化していく星予報(トランジット)が人心に与える影響を細やかjにリーディングします。
ピンクの文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。

 

○ 満月から下弦 ○ (7月11日〜7月18日)

満月から下弦への月相

7月13日:牡羊座の土星が逆行開始 (11月28日まで)

土星逆行──心に宿る「ほんとうの約束」を取り戻す旅

この夏、土星が逆行を始めました。

土星は、社会の中で果たすべき責任やルールを教える星です。

けれど逆行中の土星は、これまで築いてきた“常識”や“正しさ”に問いを投げかけてきます。

「あなたが守ってきたそれは、本当にあなた自身の願いでしたか?」と。

今、土星は牡羊座にあります。

牡羊座の土星は、自分の意思で未来を切り開こうとする強さを持ちます。

けれどそこに寄り添う海王星の存在が、その輪郭を曖昧にしていきます。

“やるべきこと”がわからない、“ここにいていいのか”迷ってしまう。

そんな心の霧に包まれるような時期かもしれません。

けれどその霧の中でこそ、私たちは忘れかけていた「本当の想い」と出会います。

誰かの期待に応えようとして無理をしていたこと、

社会の目を気にして本音をしまいこんでいたこと……。

逆行の土星は、それらを静かに浮かび上がらせます。

このまま土星は秋にかけてうお座へと戻ります。

うお座の土星が導くのは、“目に見えない価値”を大切にする生き方です。

愛、祈り、感謝、優しさ。

社会の評価では測れないけれど、確かに人の心を守るもの。

そんな“目に見えない秩序”を再発見する時が訪れるのです。

一度立ち止まって、自分の中にある「小さな誠実さ」に耳を澄ませてみてください。

それは、まるで迷い込んだ森の中で灯る、小さなランプのように、これからの人生を照らしてくれるでしょう。

土星の逆行は、「もう一度、自分自身と約束し直す時間」。

あなたの中に眠る静かな力を信じて。

ほんとうに大切なものは、きっと、もうあなたの中にあります。

 

▽ 下弦から次新月 ▽ (7月18日〜7月25日)

牡羊座の月と蟹座の太陽で下弦を迎えます
これまで積み重ねてきた経験や努力を、どこに向けて使おうとしていますか?

7月18日:獅子座の水星が逆行開始(8月11日まで)

水星が逆行すると、思考は未来よりも過去へと向かいます。

これまで考えていたこと、表現してきたこと、そして伝わらなかった想い

——それらを改めて見つめ直す機会がやってきます。

 

今回の水星逆行は、創造性と表現力を司る獅子座で起こります。

獅子座の水星は、ただの情報伝達を超えて、

「どう表現するか」「どう印象づけるか」に力を注ぐ星です。

たとえば、恋愛では「想いをどう伝えるか」、

仕事では「SNSでどう演出すれば伝わるか」といったことにフォーカスされるでしょう。

 

この時期は、これまでの自分の発信やコミュニケーションに対して、

「何かが足りなかったのでは?」と気づく瞬間があるかもしれません。

たとえば、真面目すぎて伝わらなかった言葉。

あるいは、感情を抑えてしまったために響かなかったメッセージ。

そんなすれ違いを、演出という魔法で包み直すタイミングが巡ってきているのです。

 

獅子座の水星は、思考にも演出力を求めます。

それは見栄ではなく、“伝えるための工夫”です。

 

もし誰かに思いが届いていないと感じるのなら、もう一度、言葉に情熱を込めてみてください。

あなたの中に眠る「魅せる力」「楽しませる力」を思い出し、使い直してみてください。

 

逆行とは、“巻き戻し”ではなく、“再構築”のチャンス。

あなたの伝えたい想いが、もっと魅力的に、もっと相手の心に響くように、表現をアップデートする時なのです。

 

獅子座太陽の季節——「わたしの物語」が始まる

7月22日太陽が獅子座入り

太陽が蟹座から獅子座へ移るとき、季節のエネルギーは内側から外側へと変化します。

蟹座の時間で育んだ「心の居場所」や「守りたい人」。

そのぬくもりを土台に、獅子座は「私自身を表現する」力に火を灯してくれます。

 

この時期のテーマは、「人生の主人公は私」という意識。

誰かにどう見られるかよりも、「自分がどう在りたいか」が大切になります。

自分の想いに素直になり、ワクワクすることに飛び込むことが、もっとも自然な成長の道となるのです。

 

「こんな自分でいたい」「これをやってみたい」

——そんな気持ちが芽生えたら、それは宇宙からのサイン。

迷わずその情熱に従ってみてください。

 

獅子座は、創造と表現の星座。

完璧じゃなくていい、うまくできなくてもいい。

ただ、あなたが「やりたい」と思うことを選び、動いていくことに意味があるのです。

 

誰の真似でもない、自分だけの物語を生きる勇気を。

この夏、あなたの光は、きっと誰かの希望になります。

恋のすれ違い、その理由

7月23日ふたご座金星と乙女座火星がスクエア(90度)

金星双子座×火星乙女座スクエアの恋愛運

双子座の金星は、軽やかで爽やかなコミュニケーションを愛する星。

恋愛でも言葉のやりとりや、気持ちを確認し合うことを大切にします。

「私たち、どういう関係?」と関係性をはっきりさせたいのも、双子座金星の特徴です。

 

一方、乙女座の火星は、行動で愛を示すタイプ。

目的意識が強く、恋愛においても相手に尽くしたり、細やかに気を配ることで愛情を表現します。

しかしそのやり方は少し不器用で、気づかれにくいことも。

 

このふたつの星がスクエア(90度)でぶつかると、

恋愛の中で「伝えたいことが伝わらない」「気持ちはあるのにすれ違う」

といった摩擦が起こりやすくなります。

 

金星は「言葉でわかり合いたい」、火星は「行動で応えたい」。

両者のやり方が違うことで、誤解や距離が生まれてしまうのです。

 

けれど、これは“価値観の違い”に気づくための大切なきっかけでもあります。

もしあなたが「ちゃんと気持ちを聞きたい」と思っているなら、それを素直に伝えてみてください。

そして、相手のやり方にも目を向けてみてください。

口下手だけど、何かをしてくれているかもしれません。

 

「私らしさ」が社会に光を灯すとき

7月24日:獅子座の太陽と牡羊座の土星がトライン(120度)

今、太陽が獅子座に、土星が牡羊座に位置し、120度の調和の角度を結んでいます。

これは、「自分らしさ」と「社会性」が自然に重なり合う、とても幸運な配置です。

 

獅子座の太陽は、人生の主人公であることを思い出させてくれます。

好きなこと、やりたいこと、自分の意思で道を選ぶ――そんな情熱を燃やす時期。

一方、牡羊座の土星は、未来を切り拓くために必要な責任や覚悟を教えてくれます。

 

このふたつが調和するとき、夢や理想が「形」になりやすくなるのです。

たとえば、あなたが何かを表現したいと願っていたなら、

それは“ただのわがまま”では終わらず、

社会の中で誰かの心を動かす力として届いていくかもしれません。

 

今は、過去の枠組みに新しい視点を吹き込むような力が働いています。

古い価値観の中でも、自分らしさを大切にしながら、信頼を築けるとき。

特に目上の人や伝統的な場所から評価されることもあるでしょう。

 

ただし、土星は「ゆっくりと成熟する」天体。

すぐに結果を求めるのではなく、誠実に取り組むことで、確かな土台が築かれていきます。

この配置は、あなたの「個性」を社会の中で役立たせるチャンス。

自分の輝きを、誰かのために使う――その決意が、人生を確かに前に進めてくれるのです。

 

直感が未来を導く——獅子座太陽と牡羊座海王星の魔法

7月25日:獅子座の太陽と、牡羊座の海王星がトライン(120度)

今の星回りは、私たちに「こうすれば叶う」という努力よりも、

「なんとなく、こうしたい」と感じた直感を信じることの大切さを教えてくれています。

 

獅子座にある太陽は、“自分らしく生きる”ことに光を当てます。

「私はどうしたいのか」「何を表現したいのか」——

その内なる声に従って、人生をドラマティックに彩ろうとするエネルギーです。

 

けれど今回、太陽に対して角度をとっているのが、牡羊座にある海王星。

この星は、意識の奥深くに眠る「予感」や「インスピレーション」を司ります。

牡羊座にあることで、その直感はより鋭く、スピーディーに現れてくるのです。

 

本来、ビジョンは「こうしたい」と明確に思い描いてから実現するもの。

でも今はその逆。

直感が先にビジョンを生み出し、そのビジョンに運命が引き寄せられていく——

そんな不思議な流れが起こりやすくなっています。

 

つまり、「なんとなくこうした方がいい気がする」という感覚こそ、

未来をつくる“はじまりのサイン”になるのです。

 

そのビジョンには、根拠がなくてかまいません。

明確な理由も、細かい計画もいらないかもしれません。

それでも、流れがあなたを自然と良い方向へ運んでくれるのです。

 

努力せずに幸運を引き寄せるというのは、

“怠ける”という意味ではなく、流れとタイミングに身を委ねる勇気を持つこと。

獅子座の太陽があなたに「自分を信じて」と伝え、

牡羊座の海王星が「感じたままに進んで」と、そっと背中を押してくれる。

今、この季節は、あなたの中にある“根拠のない確信”こそが、未来を動かす力になる。

そんな星のメッセージが、空から静かに届いています。

 

執筆者 伊藤スミレ【プロフィール】  

 

伊藤スミレ

所属:東京・代々木店

ツール:西洋占星術、フランス相貌心理学、トートタロット、タロット、ルノルマンカード、手相、方位学、他

資格:心理カウンセラー、メンタルトレーナー他

西洋占星術、タロット、顔相等を駆使して、独自のセッションを提供する、占いカウンセリングのエキスパート。

 

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