【星読み】乙女座新月(8月23日)~魚座満月(9月8日)までの月の満ち欠けと星予報 by 伊藤スミレ
8月23日(新月)から9月8日(満月)までの星予報(トランジット)リーディング
日ごとに変化していく月の満ち欠けと、星模様(トランジット)が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
ピンクの文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。。゚(/□\*)゚。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。
● 新月から上弦 ● (8月23日〜8月31日)
この1週間は、月は乙女座から射手座を移動:視野を広げるタイミング
月が乙女座から射手座へ移る時、意識の焦点は「細部を整える」ことから「大きな視野を求める」方向へとゆっくりと移行します。
乙女座では現実的な調整や分析、改善に力が入り、日常の秩序を築こうとする傾向が強まります。
しかし月が射手座まで来ると、その緊張は解け、自由さや未来への希望、学びや探求への欲求が高まります。
小さな不安にとらわれていた心が、一気に horizon (地平線)を広げるように、
新しい体験や可能性へと向かうタイミングとなるでしょう。
輝きを纏う愛と歓び
8月26日:金星は獅子座へ(9月19日迄)
金星が獅子座に入ると、世界は一気に華やぎます。
この時期は、ただの日常もドラマのように鮮やかに変わります。
小さな贅沢も大きな喜びに変わり、心からの笑顔や感動が人を惹きつける力となるのです。
そして何より、あなたの心をときめかせた恋だけが残り、情熱的に輝き続けていくでしょう。
夏休みの最後の花火のように、獅子座の金星は人生をきらめかせます。
思い切り自分を表現し、心から楽しむことで、愛も人間関係も一層鮮やかに彩られていくのです。
育まれる誠実な愛
8月26日:獅子座の金星と、牡羊座の土星がトライン(120度)
愛は華やかな輝きよりも、落ち着きや誠実さに包まれます。
派手なときめきは少なくても、その代わりに「信頼し合える安心感」が強く育っていくでしょう。
恋愛はゆっくりと時間をかけて深まるため、刺激的ではないかもしれませんが、その分、揺るぎない絆へとつながります。
新しい出会いは少なめでも、この時期に結ばれる関係は大切に守り抜きたくなる特別なものになるはずです。
カップルにとっては、互いを支え合い、共に未来を築いていく喜びを実感できるとき。
小さな日常を大切に重ねることで、愛は静かに、けれど確実に深まっていきます
魂の声を世界へ届ける時
8月27日:獅子座の金星と海王星がトライン(120度)
愛も芸術も夢のように広がっていきます。直感は冴え、言葉にしなくても心が響き合う瞬間が訪れるでしょう。
この時期の愛は、とても純粋でロマンティック。
日常の何気ない場面さえも、どこか詩のように美しく感じられます。
恋人と過ごす時間はまるで幻想的な物語のように彩られ、優しさに満ちた絆を深めていけるでしょう。
また、芸術や音楽、創作の分野でも感性が豊かに輝きます。
インスピレーションがあふれ出し、心に描いた夢を形にする力が高まるとき。
愛に、表現に、想像に――世界そのものが柔らかな光で満ちていくような、特別な時期です。
愛に試される深淵の力
8月27日:獅子座の金星と水瓶座が冥王星がオポジション(180度)
愛はただの優しさではなく、魂を揺さぶるほどの情熱を帯びます。
相手を強く求め、深く結びつきたいという衝動が高まるのです。
その一方で、嫉妬や支配欲が顔を出しやすく、心が苦しくなることもあるでしょう。
相手を「自分のすべて」にしてしまうと、愛は重荷となり、自由を奪ってしまう危うさを含みます。
けれども、「真実の愛」を学ぶための大きなチャンスでもあります。
相手を変えるのではなく、互いを尊重し合うこと。執着を手放すことで、愛は破壊的なものから再生の光へと変わっていきます。
この時期、あなたの心は深い愛の力を知り、本当の意味で「愛するとは何か」を問いかけられるのです。
△ 上弦から満月 △ (8月31日~9月8日)
この1週間で、月は射手座から魚座を移動
射手座から水瓶座の流れは「高みを目指す」「知りたい」という気持ちを強め、世界を可能性で見つめる視点を与えてくれます。
ところが月が魚座へ進むと、その高く広がっていた意識は自然と内側に向かい、感情や直感がいっそう豊かに働くようになります。
自分の内面を見つめ、静かなインスピレーションを受け取るのに最適な流れです。
荷を降ろし、静かな光に気づくとき
9月1日:土星が魚座に入る(2026年2月まで)
牡羊座で逆行していた土星が、魚座に戻ってきます。
重たく張りつめていた空気が、少しずつほどけていきます。
背負いすぎていた荷物を降ろしてみると、「ここまで歩みは、一人ぼっちではなかった」と気づけるでしょう。
長く続いた葛藤や不安も、ようやく輪郭が見えてきます。
それは答えを探し当てるというよりも、「もう大丈夫」と胸の奥で静かに納得できる感覚に近いものかもしれません。
これから約5か月間は、正しさや結果を急ぐ必要はありません。
むしろ大切なのは、立ち止まり、心に染み入る小さな声に耳を澄ますこと。
ふとした出会いや優しさの中に、これまで見えなかった光が潜んでいるのに気づくでしょう。
土星が魚座へと戻る流れは、あなたに“信じる力”を取り戻させてくれます。
未来はまだ形を定めていなくても、あなたの内側には確かな安らぎが芽生え始めているのです。
愛に咲く繊細な花
9月2日:水星の乙女座入り(9月18日まで)
水星が乙女座に入ると、あなたの知性は一段と鋭くなり、細部を見抜く分析力が冴え渡ります。
散らかった情報や複雑な状況も、丁寧に整理し直すことができるでしょう。
この時期は、書類の片づけや生活の見直し、不要なものを手放す「断捨離」にも最適です。
今の自分に本当に必要なものと、そうでないものを仕分けることで、心も空間も驚くほど軽やかになるはずです。
緻密な計画を立てるのにも良い時期なので、仕事や学び、日常の習慣に
新しいリズムを取り入れてみると、後々大きな成果へとつながるでしょう。
また、あなたの整える力は周囲にも安心感を与えます。
丁寧に積み上げる姿勢が信頼を呼び、気づけば人との関わりも調和していく――そんな流れを実感できるときです。
運命を揺さぶる知の衝撃
9月3日:乙女座の水星と双子座の天王星が90度(スクエア)
乙女座の水星は、細やかな分析や実務的な知性を得意とします。
秩序と正確さを愛し、誤りのない答えを導き出そうとする冷静な知性です。
けれど、この時期は、双子座の天王星が挑発し、常識という名の枠を鮮やかに打ち砕いてきます。
唐突なアイデア、突飛なひらめき。
最初は混乱しているように映るかもしれませんが、それこそが「新しい知の芽生え」です。
平凡な発想では届かない真実へ、あなたの思考を連れ去ってくれるのです。
予測不能な閃きに振り回されるのではなく、そのエネルギーを掴み取りましょう。
緻密さと革新がせめぎ合うとき、思いもよらぬ突破口が開かれます。
常識を超えた知性こそが、未来を創り出す原動力になるのです。
想いを届けるために
9月5日:天秤座の火星と蟹座の木星が90度
天秤座の火星は、人の気持ちに寄り添いながら行動しようとします。
弱い立場の人を守りたい、正しいことをしたい――そんな純粋な情熱を持つ配置です。
けれど蟹座の木星が直角に作用する今は、その優しさが少し急ぎすぎてしまうかもしれません。
相手のためにと思った行動が、受け取る側にとっては重すぎたり、ありがた迷惑に感じられることもあるでしょう。
けれど、これは悪い兆しではなく「大切な学びの時期」です。
助けたいと思ったら、まずは相手の声に静かに耳を澄ませてみてください。
あなたの思いやりは決して無駄にはなりません。
ほんの少しの余裕を持つことで、あなたの優しさは相手の心にすっと届き、深い信頼へと変わっていくでしょう。
言葉と価値観の再構築
9月6日:双子座の天王星が逆行開始(2026年2月4日まで)
2026年2月まで、約5か月間続く天王星の逆行は、双子座から始まり、途中で牡牛座へと戻っていきます。
これは、情報やコミュニケーション(双子座)の刷新を急ぐ前に、
もう一度「価値観や物質的な基盤」(牡牛座)を見直す必要があるという天の示唆です。
逆行の間は、私たちの発言や思考に試練が訪れるかもしれません。
伝えるべき言葉と、沈黙すべきこと。その境界を見極める力が求められます。
そして天王星が牡牛座に戻ると、何を大切にし、どんな基盤の上に、新しい時代を築いていきたいのかを問い直す時間となるでしょう。
この逆行は混乱ではなく、むしろ“再編集のプロセス”。
2026年2月以降、天王星が本格的に双子座を進むとき、私たちの言葉はより自由に、そして未来に響く力を持つようになるのです。
執筆者 伊藤スミレ【プロフィール】
所属:東京・代々木店、
ツール:西洋占星術、フランス相貌心理学、トートタロット、タロット、ルノルマン、手相、方位学、他
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