魚座月食(9月8日)~乙女座日食(9月22日)迄の月の満ち欠けと星予報
9月8日(満月)から9月22日(新月)までの月の満ち欠けと星予報(トランジット)リーディング
日ごとに変化していく星予報(トランジット)が人心に与える影響を細やかjにリーディングします。
ピンクの文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。
○ 満月から下弦 ○ (9月8日〜9月14日)
魚座月食(満月)から月は双子座の下弦の月へ。
月は、他者と自分の境界線がない魚座から、個を主張する星座へと、移動していきます。
下弦の月になると刺激を求めて変化を楽しむ空気に。
日常を整えるタイミング
9月13日:乙女座の太陽と水星がコンジャンクション(0度)
乙女座で太陽と水星が重なるとき、頭の中に散らばっていた思考が一列に並び、自然と手が動き出します。
「後回しにしてきた小さな課題」が、この時期には不思議とスムーズに片づいていくでしょう。
たとえば書類の整理や家の中の整頓、暮らしのリズムを立て直すようなことも、今なら前向きに取り組めます。
また、人との関わりにおいても建設的な会話ができるとき。
相手の言葉を整理しながら受け止められるので、誤解が解けたり、協力しやすい雰囲気が生まれるでしょう。
この星回りは「小さな整えが、大きな安心につながる」と教えてくれるとき。
生活や心の中を少しずつ整えていくことで、新しい風が入ってくるのを感じられるはずです。
▽ 下弦から次新月 ▽ (9月14日〜9月21日)
双子座の月と乙女座の太陽で下弦を迎え、乙女座日食(新月)へと向かう。
不安定な気持ちになりやすい時期。
『こうあるべき』に拘ると出口が見えなくなります。
感情のデトックスが必要です。
― 違いが愛を輝かせる瞬間 ―
9月16日:獅子座の金星が天秤座の火星とセキスタイル(60度)
獅子座の金星と天秤座の火星が調和するこの時期、恋愛は華やかで軽やかな風をまといます。
お互いの魅力を引き出し合い、自然と「ふたりでいる心地よさ」を感じられるときです。
獅子座の金星は、自分らしい愛し方を堂々と表現させます。
情熱や喜びを隠さずに伝えることで、相手の心を明るく照らすでしょう。
対する天秤座の火星は、相手の気持ちを大切にしながらも、スムーズに距離を縮めていく力を与えてくれます。
この配置は、恋愛に「押し引きのバランスの美しさ」をもたらします。
違いがあっても不思議と心が調和し、むしろその違いが愛を深めるスパイスとなるでしょう。
出会いを求めている人には、自然な会話や笑顔の中から、ときめく縁が芽生えることも。
この時期の愛は、ドラマティックではなくても、「心から安心できる喜び」を運んできます。
違うからこそ惹かれ合い、そして共にいることで輝きを増す
…そんな関係が生まれるタイミングです。
― 愛の痛みが、愛の強さに変わるとき ―
9月17日
:獅子座の金星は牡羊座のキロンとトライン(120度)
:天秤座の火星と牡羊座のキロンはオポジション(180度)
今の星の配置は、愛と心の傷に光を当てています。
過去の恋愛や人間関係で受けた痛み、自分の中の弱さやコンプレックスが思い出されるかもしれません。
けれどそれは、もう一度その傷を癒し、本当の愛へとつなげるための合図なのです。
この時期、避けてきた話題や心の奥に隠してきた想いを、勇気を出して言葉にしてみましょう。
パートナーとの本音の対話や、信頼する人との素直なやりとりは、あなたの心を解放し、愛に対する信じる力を取り戻してくれます。
愛は決して完璧でなくても、痛みを越えていくことで、より豊かで強い絆へと育っていきます。
今、この星の流れがあなたに伝えているのは、「傷さえも愛の一部になる」という真実。そ
の気づきは、あなた自身を深く癒し、そして大切な人との関係をより輝かせてくれるでしょう。
-言葉に責任を宿すとき-
9月18日乙女座の水星と魚座の土星がオポジション(180度)
今、あなたの言葉や考えに、いつも以上の重みが加わっています。
軽い気持ちで放った一言が、思った以上に人の心を動かしたり、逆に深く残ってしまうこともあるでしょう。
乙女座の水星は、細やかな観察や正確な分析をもたらし、魚座の土星は「感情や直感を現実の形に変える責任」を与えます。
その二つが向かい合う今は、「伝えること」「考えること」に試されるような瞬間が訪れるのです。
もしかしたら考えがまとまりにくかったり、慎重になりすぎて言葉が出にくいかもしれません。
けれどその迷いや立ち止まりこそが、あなたをより誠実にし、言葉を深いものへと育てていきます。
だからこそ、この時期は――
曖昧なことを曖昧にせず、中途半端に気持ちをごまかさず、
心の奥から出てきた言葉を大切にしましょう。
それはたとえ少し不器用でも、誰かにとって確かな光となり、あなた自身の未来に、静かに道を照らしてくれるはずです。
-対話が未来をひらく-
9月18日:水星の天秤座入り(~10月7日迄)
水星が天秤座に入ると、世界全体が少し柔らかく、調和を求める雰囲気に包まれます。
言葉はとげとげしさを失い、相手を理解しようとする耳の傾け方が自然にできるようになるのです。
会話を通して「そういう考え方もあるんだ」と気づける時期で、ひとりで考え込むよりも、対話や意見交換の中に大切なヒントが隠れています。
この時期は、美しいバランスを求める天秤座らしく、極端ではなく「ちょうどいい答え」を見出す力が強まります。
複数の考えを並べてみることで、あなたにとって本当にしっくりくる判断ができるでしょう。
また、普遍的な思想や、時間が経っても色あせない知恵に心惹かれるのもこの時期の特徴です。
軽やかな会話の中に、未来を照らすような真理を見つけるかもしれません。
天秤座の水星は、言葉を通して人と人を結び、心に新しい風を運んでくれるのです。
-風のカイトが描くとき ― 夢に力を与える星の配置-
9月19日
:天秤座の水星と牡羊座の海王星がオポジション(180度)
:双子座の天王星と水瓶座の冥王星とはそれぞれトライン(120度)を結びカイトをつくる
カイトとは、大三角(120°×3)の調和的な形に、反対側の星が加わることで生まれる特別な配置です。
普段は安定しすぎて流れやすい大三角に「糸」が通され、方向性と推進力が与えられます。
今回のカイトは、風の大三角(双子座の天王星・天秤座の水星・水瓶座の冥王星)に、牡羊座の海王星が加わるもの。
風が持つ「情報・学び・交流」のエネルギーが、海王星の「理想や直感」へと集約され、ひらめきを現実に動かす力が強まります。
ただし、海王星が関わるため「誇張や幻想」に引き込まれるリスクも。
大きな夢を描くと同時に、事実確認・小さな実践・明確な条件設定を心がけることが大切です。
新しいチャレンジには追い風ですが、現実味のない話は慎重に見極めて。
この時期は、ただの思いつきや空想に終わらせず、夢に「翼」と「重み」を与えるチャンス。
あなたの中にある本物のビジョンを選び取り、現実へと育てていく流れが始まります。
-純粋さと洗練が香るとき-
9月19日:金星の乙女座入り(~10月14日)
金星が乙女座に入ると、世界は繊細な美意識に包まれます。
華やかさよりも、清らかで丁寧なものに心が惹かれ、
日常の小さな仕草や整った空間の中に「美しさ」を見出す時期です。
愛情もまた同じで、ただ甘やかすのではなく
「相手のために役立ちたい」「支え合いたい」という真面目で誠実な想いが高まります。
ただその愛は、ときに完璧を求めすぎてしまうことも。
相手に理想を映しすぎると、思い通りにならない現実に苛立ちを感じるかもしれません。
けれども、その根底には「より良い関係を築きたい」という純粋な願いがあるのです。
この時期は、余計なものをそぎ落とし、本当に大切なものだけを見つめ直すチャンスでもあります。
愛情も暮らしも、整えられた空間のように清らかに。
乙女座の金星は、あなたに「心地よい秩序の中で愛を育む美しさ」を教えてくれるでしょう。
-形にならないものを抱きしめる力-
9月21日:乙女座の太陽と魚座の土星がオポジション(180度)
乙女座の太陽は、秩序と正しさを求め、目の前の課題を丁寧に整えていく光です。
生活の中に小さな完成を積み重ねることで、自分らしさを輝かせます。
けれど、この時期は魚座の土星が真正面からその太陽に向き合っています。
魚座の土星は「形にしにくいものに責任を持つ」場所。
夢や祈り、感情、目に見えない心の世界――そこに重みを置こうとします。
だからこそ、「正しく整えたい」という乙女座の光と、
「あいまいさを受け入れなさい」という魚座の声が衝突するのです。
理屈では説明できない出来事や、誰かの感情の深みに引き込まれるような経験を通して、あなたは試されるかもしれません。
しかし、この向き合いは苦しみだけではありません。
魚座の土星は、あなたに「柔らかさにこそ強さがある」と教えてくれる存在です。
完璧さではなく、未完成のまま抱きしめる勇気。
揺れる自分をそのまま認めること。
そこにこそ、本当の安心と成長が宿るのです。
執筆者 伊藤スミレ【プロフィール】

所属:東京・代々木店
ツール:西洋占星術、フランス相貌心理学、トートタロット、タロット、ルノルマンカード、手相、方位学、他
資格:心理カウンセラー、メンタルトレーナー他
西洋占星術、タロット、顔相等を駆使して、独自のセッションを提供する、占いカウンセリングのエキスパート。
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