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2025/10/20

【星読み】天秤新月(10月21日)~牡牛座満月(11月5日)までの月の満ち欠けと星予報 by 伊藤スミレ

10月21日(新月)から11月5日(満月)までの星予報(トランジット)リーディング

日ごとに変化していく月の満ち欠けと、星模様(トランジット)が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
ピンクの文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。。゚(/□\*)゚。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。

 

● 新月から上弦 ● (10月21日〜10月28日)

月相:新月から上弦

月は天秤座から山羊座を移動

月が天秤座から山羊座へ移る時、意識の焦点は「人との調和」から「社会の中での責任」へと静かにシフトしていきます。

天秤座では、人間関係のバランスや美的な感覚を重視し、心地よい空気を保つことに意識が向かいます。

誰かと共に過ごす時間や対話の中に、調和と安心を見いだそうとする時期です。

しかし月が山羊座へ入ると、空気は一変します。

感情よりも、現実的な成果や社会的な役割が重要となり、「今、何を築くべきか」というテーマが浮かび上がります。

人との関係も、単なる好意や共感によるつながりではなく、信頼や責任を基盤としたものへと変わっていくでしょう。

夢を形にするために必要な努力を見据え、心の秩序を再構築する時。

柔らかな理想を現実に根づかせるための、確かな一歩を踏み出すタイミングです

揺らぐ境界

10月22日:逆行中の海王星が魚座に戻る(1月27日迄)

海王星が魚座に戻り、世界は少し幻想的なベールに包まれました。

境界がほどけ、現実と夢が溶け合うような時期。

誰かとの関係、仕事、人生の目的

――どれも「正解」や「形」にこだわればこだわるほど、逆に見えなくなるかもしれません。

でも、それでいいのです。魚座の海王星は、曖昧さの中にある“真実”を教えてくれます。

今は、力を抜いて流れに身を委ねること。

すべてをコントロールしようとせず、感じるままに動くと、思いがけない導きが訪れます。

芸術や音楽、癒しに触れる時間が、心のセンサーを磨いてくれるでしょう。

この時期のキーワードは「共感」と「受容」。

他人の痛みや喜びに共鳴するあなたの優しさが、世界をやわらかく包みます。

混沌の中にこそ、まだ見ぬ未来の輝きが眠っています。

海王星が描く夢の海で、あなた自身の“真の願い”を見つけてください。

 

再生の光

10月23日:太陽の蠍座入り(~11月22日迄)

太陽が蠍座に入る季節、世界は静かに深呼吸をするように、私たちの心の奥へと光を注ぎます。

表面の華やかさではなく、「本質」だけが求められるとき。

見せかけの優しさや曖昧な関係は、自然と霧のように消えていくでしょう。

残るのは、本当に信じられる絆、魂で繋がるような関係だけです。

さそり座の太陽は、「再生」の力を持ちます。

痛みや喪失の中にこそ、真の変化の芽が眠っています。

何かを失うことで、新しい何かが生まれる──その循環を信じることが大切です。

感情は深まり、愛も執着も混ざり合う時期ですが、それはあなたが「生きる力」を取り戻している証。

心の奥底まで降りて、自分の本音と向き合えば、やがて静かな確信が胸に宿るでしょう。

この時期のあなたは、闇の中に光を見つける人。

絶望の縁に立っても、そこから美しい再生の物語を紡ぎ出せる。

さそり座の太陽は、そんな強さをそっと目覚めさせてくれるのです。

 

異なる世界が響き合うとき――ヨッドが導く創造の瞬間

10月23日:蠍座の太陽を頂点とする、双子座の天王星、魚座の海王星とで形成されるヨッド

魚座と双子座はどちらも柔軟宮ながら、その性質はまるで違います。

感受性豊かで夢の世界に生きる魚座と、知性とスピードで現実を切り取る双子座。

この一見対照的なエネルギーが、今は互いに手を取り合い、新しい創造の流れを生み出しているのです。

さそり座の太陽は、その二つの力をまとめ上げ、直感と知性を融合させながら、自分だけの真実を見つけ出そうとしています。

混沌の中から秩序をつくり、見えない世界のひらめきを現実の形に変える力。

まさに、異なる個性が響き合うことで生まれる調和の奇跡が、あなたの中でも静かに動き始めているのです。

 

痛みの先に、生まれ変わる光

10月24日:蠍座の太陽と水瓶座が冥王星がスクエア(90度)、木星はキロンとスクエア(90度)

さそり座の太陽と水瓶座の冥王星がぶつかり合う今、私たちは“古い自分を超える”ための大きな試練を迎えています。

太陽は「生きる意志」、冥王星は「再生の力」。

この二つが緊張関係をつくるとき、人生の基盤や人間関係、価値観の深い部分にメスが入ります。

壊れていくように見えるものは、実は再生のための浄化。

古い常識や限界を突き破り、新しい時代の在り方へと導かれているのです。

さらに、蟹座の木星と牡羊座のキロンも90度を形成し、心の「癒しと成長」のテーマを浮き彫りにしています。

キロンは“傷の記憶”、木星は“拡大と希望”。

過去に受けた痛みや寂しさが再び思い出されるかもしれませんが、それはあなたの魂がもう一度、優しく癒されるためのチャンス。

心の傷が光に変わり、あなたの中に新しい信頼と温かさが芽生えていくでしょう。

この星の配置は、「手放し」と「再生」を同時に促します。

壊れることでしか見えない真実があり、痛みを経てしか得られない強さがあります。

今の変化は、あなたの魂が次の章へと進むための神聖な通過点。恐れずに――あなたの中の“再生の光”を信じてください。

 

愛が運命を動かす時

10月25日:さそり座の水星、火星、リリス、蟹座の木星、魚座の土星がグランドトライン

水の星座たちが描くグランドトラインが空に広がり、心の奥に静かだった感情の海を大きく揺らす時期です。

理屈ではなく「心」がすべてを動かす──そんなドラマが始まろうとしています。

この配置のテーマは“愛と共感”。

人との絆、家族、過去の出来事――長く閉じていた扉が再び開くかもしれません。

嬉しさと切なさが入り混じる瞬間もあるでしょう。

けれど、流れに逆らう必要はありません。

水のエレメントは、すべてを包み込みながら浄化していく力を持っています。

最初は混乱や迷いを感じても、木星が希望を、土星が安定をもたらします。

あなたが誰かを想う気持ち、あるいは誰かに受け入れられる優しさが、運命の流れを変えていくのです。

感情を恐れず、心のままに動くこと──それがこの美しい“水の奇跡”を生かす鍵です。

△ 上弦から満月 △ (10月29日~11月5日)

月相:上弦から満月

この1週間で、月は水瓶座から牡牛座を移動

月が水瓶座から牡牛座へ移るとき、意識の焦点は「理想や未来を描く」ことから「現実に根づかせる」方向へとゆっくりと移行します。

水瓶座では自由な発想や革新的な視点が高まり、人との関係にも風のような軽やかさと客観性が生まれます。

枠を超えたつながりや新しい価値観を求めたくなる時期です。

しかし月が牡牛座に入ると、その広がっていた思考は大地に降り立ち、五感を通して「今ここ」に意識が戻ります。

手で触れるもの、香りや音、味わいなど、日常の中にある豊かさを感じ取ることで、心が安定していくでしょう。

理想を現実に落とし込むための「形」をつくるタイミング。

夢を土台に、確かな安心と充足を築いていく流れが始まります。

 

心が旅する知性

10月29日:水星の射手座入り(11月10日から逆行、11月19日蠍座に戻る、11月30日から順行、12月12日に再度、水星射手座入り)

射手座に水星が入る今、言葉と想いが遠くまで羽ばたく季節が始まります。

目の前の現実だけでは満たされず、「もっと深く知りたい」「もっと遠くへ行きたい」という情熱が心の中で火を灯すでしょう。

射手座の水星は、理屈よりも夢や信念で動く知性。感じるままに語り、学び、そして世界を広げていく時です。

この時期は、哲学や精神的なテーマへの興味が高まり、自分の中の「真理」を探すような瞬間が訪れます。

旅や出会いを通して、心が成長する実感を得る人も多いでしょう。

ただ、あれもこれもと興味が移りやすく、落ち着かない時期でもあります。

けれどそれこそが、あなたの探究心が生きている証。

正解を求めるより、「何に心が動くか」を大切に。情熱があなたを新しい世界へと連れていきます。

今、あなたの言葉には未来を照らす力が宿っています。

情熱が導く知の冒険

10月30日:水星と天王星がオポジション(180度)

射手座の水星とふたご座の天王星が真正面で向き合う今、知性は燃え上がるように活性化しています。

考えるより先に言葉が溢れ、ひらめきが止まらない。

天王星がもたらす電流のような刺激が、水星の知性に火を灯すのです。

あなたの中で、自由への衝動と向上心が一気に広がっていくでしょう。

射手座の水星は、どんな状況でもあきらめずに挑み続ける精神の象徴。

強気で自立的、そして「もっと成長したい」という熱い想いが、あなたを新たな高みへと導きます。

ライバルとの出会いも、切磋琢磨しながら自分を磨くチャンスに。

ただし、この時期は思考が早く進みすぎて空回りすることも。

焦らず、自分のリズムを大切に。

アイデアと行動が噛み合った瞬間、あなたの知性は“風”となり、まだ見ぬ未来へと羽ばたいていきます。

 

闇を抱いて、光となる――さそり座火星×リリスの融合

11月2日:蠍座の火星とリリスがコンジャンクション(0度)

さそり座で火星とリリスが重なる時、情熱と本能がひとつになるような強烈なエネルギーが流れ込みます。

火星は行動と欲望、リリスは抑え込まれた衝動や官能の象徴。

どちらも深みを愛するさそり座で結びつくと、心の奥底に潜んでいた情熱が目を覚まします。

恋愛では、魂ごと溶け合うような絆を求め、相手への執着や独占欲が高まりやすい時期。

しかし同時に、その熱は創造や仕事の分野でも強力な推進力となります。

この配置が示すのは「影の力の統合」。

怒や嫉妬、欲望といった感情を恐れず、意志の力で美しく昇華することがテーマです。

自分の“暗闇”を受け入れた時、そこから生まれる光は誰よりも深く、魅惑的に輝くでしょう。

 

情熱の羅針盤

11月4日:火星の射手座入り

射手座に火星が入ると、世界はぐっと広がり、心の羅針盤が遠くを指し始めます。

理屈よりも直感が先に動き、未知の世界へと導かれるとき。

旅、学び、出会い——そのすべてがあなたを新しいステージへと押し上げる原動力になるでしょう。

この時期のあなたは、情熱に満ち、誰とでも自然に打ち解けられる社交性を備えています。

会話の中から閃きが生まれ、人との交流が未来への扉を開きます。

ただし、勢いに任せすぎると、大切な約束や現実的な調整を見落とすことも。

自由を愛しながらも、目の前の一歩を丁寧に積み重ねていくことが鍵です。

火星はあなたに「挑戦の喜び」を教えてくれる星。

小さな失敗も旅のスパイスに変わります。

冒険心と信念を胸に、まだ見ぬ可能性を信じて。

世界はあなたの情熱に呼応し、新しい物語を描き始めるでしょう。

衝動の稲妻

11月5日:射手座火星と双子座天王星がオポジション(180度)

射手座の火星とふたご座の天王星が真正面から向き合う今、空気はピリピリとした緊張感に包まれています。

行動力の星・火星が、革命の星・天王星から強い刺激を受け、エネルギーが暴発しやすいとき。

思い立ったらすぐ動きたくなり、止まらない衝動が胸の奥から湧き上がります。

この配置は、良くも悪くも「限界を超えたい」という願いを引き出します。

じっとしていられず、刺激や変化を求め、危険な挑戦に心が惹かれることも。

しかし、その衝動の裏には、誰にも縛られずに生きたいという魂の叫びが隠れています。

一瞬の決断が未来を変えるときだからこそ、冷静さを忘れずに。

怒りや焦りをぶつけるよりも、行動力を創造や改革へと昇華させましょう

。あなたの中に宿る“稲妻”のような情熱は、破壊ではなく新しい道を切り開くためにあるのです。

 

 

執筆者 伊藤スミレ【プロフィール】  

 

所属:東京・代々木店、

ツール:西洋占星術、フランス相貌心理学、トートタロット、タロット、ルノルマン、手相、方位学、他

講座:[顔相]個人レッスン&グループレッスン

 

 

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