射手座新月リーディング【人生が動き出す射手座新月──今、あなたが知るべき宇宙のサイン】 2025年12月20日 by 伊藤スミレ
射手座新月のホロスコープ|2025年12月20日10時43分3秒(東京)

新月図は占星術ソフト[Kepler]で作成
新月の星読み|射手座の新月図リーディング
新月は、地球から見て太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
新月図リーディングでは、新月を太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日と考え
新月図(ホロスコープ)から次の新月迄(約4週間)のテーマを読み取ります。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。
執筆者 伊藤スミレ【プロフィール】
所属:東京・代々木店
占術:西洋占星術、フランス相貌心理学、トートタロット、タロット、ルノルマン、手相、方位学、他
2025年12月20日10時43分53秒、射手座29度(数え)で新月を迎えます。
こんにちは。伊藤スミレです。
冬の空気は、どこか透明で、静かで、澄みきった冷たさが私たちの心の輪郭を浮かび上がらせます。
そんな季節に迎える射手座新月は、ただの天体イベントではありません。
これは──
“あなたの人生の方向性を再構築するための、宇宙からの合図” なのです。
この新月は、あなたの魂のもっと深い場所へ、言葉にならない光を落としていきます。
✦ 射手座新月 × 第10ハウス── 社会でのあなたの物語が、本格的に動き始める
今回の新月が生まれた場所は 第10ハウス。
ここは人生の最も“外側”、人からどう見られるか、どんな役割を担うのか、どんな肩書きが宿るのかを司る領域です。
ここに射手座の、太陽・月・金星・水星、という4天体が集まりました。
これはまさに、「あなたの社会的役割が大きく更新される」ことを示すサインです。
射手座は自由へ向かうサイン。
意味を求め、真理を追い、境界を超えようとするサイン。
● 本当はもっと広い世界へ出たい
● 私にはまだ眠っている可能性がある
● そろそろ人生を変えなければいけない
そんな“魂の声”が高鳴り始めるタイミングです。
太陽と月が重なる新月は、心の願いと人生の方向性が重なり合う瞬間。
金星の美しさが社会での魅力を解き放ち、水星の知性と言葉が未来を描く力を与える。
つまり今回は──
「あなたが社会で成功するための準備が整いました」という宇宙からの通知。
逃げる必要はありません。
遠慮もいりません。
自信がなくても大丈夫。
宇宙はすでに、あなたを次のステージへ押し出そうとしています。
✦ 10ハウスの新月が示すもの── 実力が評価されやすい、人生の“始動点”
10ハウスの新月は、キャリア・天職・仕事運が強く動き始める時。
あなたがこれまで積み重ねてきた努力が人の目に触れやすくなり、評価されやすくなるタイミングです。
今回の新月は、
「あなたはどんな仕事で、どんな役割で生きたいのか?」という根本的な問いが浮上します。
そして同時に、
第10ハウスの月には“保守的なキャリア志向”が宿ります。
つまり──勢いよく飛び出すだけではなく、着実に成功するための“現実的な基盤”も整えようとする。
夢だけでなく現実も見据えた、とても強く美しい配置なのです。
✦ しかし、心の奥では揺らぎが起きる── 第2ハウスのキロンが示す“お金と価値の傷”
今回の新月は力強いのに、なぜか心がザワつく人も多いでしょう。
その理由が──第2ハウスのキロン。第2ハウスは、● 収入● 自己価値● 才能の扱い方● お金との関わりを表す場所。
ここにキロンがあると
● お金を受け取ることへの遠慮
● 才能に値段をつけるのが怖い
● 「私なんて」感覚
● お金で苦労した過去の傷
こうした感情が刺激されます。
射手座新月の“前へ進みたい気持ち”“評価されたい衝動”とは裏腹に、
「収入につなげる段階だけが苦しい」という状態が起こりやすいのです。
これは劣等感でも失敗でもありません。
むしろ、“あなたが本気で人生を変えようとしている証拠”。
キロンは、「自分の価値を受け取る覚悟」をあなたに求めています。
✦ 新月 × 土星 × 海王星 × 木星 × キロン── 魂が震えるほど深い“理想と現実のギャップの調整”
今回の新月は、太陽・金星・木星が複雑なスクエアを形成しています。
● 太陽 × 土星:夢の現実性が問われる
● 金星 × 海王星:幻想が崩れる
● 木星 × キロン:痛みを拡大し、癒しが促される
冬至前後には、この影響がピークを迎えます。
期待が膨らむほど、現実とのズレも浮き彫りになる。
“理想が壊れる”ような気がして不安になるかもしれません。
でも、これは、あなたの夢を本物にするための必然的な浄化。
星はあなたに「本当に欲しい未来だけを選びなさい」と迫っているのです。
土星は言います。「続けられる形で夢を描きなさい。」
海王星は囁きます。「偽りの理想はここで手放しなさい。」
キロンは促します。「あなたには価値があると認めなさい。」
こうして、傷・影・幻想が洗い流され、あなたの“核”だけが残るのです。
✦ 新月のサビアンシンボル:射手座29度「芝を刈る太った少年」
── 知識の段階から“実践する人”へ…魂が進化する瞬間
さて、ここからが今回の新月リーディングの核心です。
射手座29度のサビアンは「芝を刈る太った少年」。
この象徴は、射手座の旅の最終地点における“魂の成熟” を表しています。
このシンボルは、知識や能力を蓄えてきた者が、いよいよ“現実世界で役割を果たし始める瞬間”を象徴します。
太った少年とは、豊かさと未熟さの両方を持つ存在。
知識も経験も増えたけれど、まだ軽やかに動けるほどの実践は積んでいない。
そんな私たち自身の姿を映しています。
芝を刈るという行為には、余計なものを取り除き、必要な場所に必要な力を注ぐという意味があります。
それはまるで、次の世界へ進む前に自分を整える儀式のよう。
射手座の旅はここで終わり、次に待っているのは山羊座──
つまり“社会で結果を出すサイン”。
その前に、あなたは身軽にならなければならないのです。
知りすぎた知識、深く考えすぎる癖、完璧でないと動けない心、失敗を恐れる気持ち、
自信のなさ。これらの“重さ”を手放すときが来ています。
サビアンはこう語ります。
「行動しない夢は、ただの物語に過ぎない。」
「未来を変えるのは、知識ではなくあなたの一歩だ。」
「準備は動いたあとに自然と整っていく。」
そして何より大切なのは、“まずは身近な人のために動く”ということ。
家族、友人、身近な誰かへあなたの力を使ってみる。
その小さな一歩が、あなたの人生を本当に動かしていきます。
少年が芝を刈る姿は、「大きな舞台に立つ前の最初の訓練」を象徴しています。
あなたも今、同じプロセスの中にいます。
まだ不安があってもかまわない。
まだ完璧じゃなくてもかまわない。
まだ覚悟ができていなくてもかまわない。
大切なのは、「不安を抱えたまま進むこと」です。
新月はこう囁きます。
「あなたはもう十分に学んできた。だから今度は、その力を世界へ届けなさい。」
あなたの小さな一歩を、宇宙は必ず受け止めてくれます。
そしてその一歩が、後から振り返ったとき“人生を変えた瞬間”として胸に刻まれていくでしょう。
射手座新月。
それは、あなたの人生が再び動き出す音を静かに響かせる夜です。
あなたの魂の物語は、ここから確かに、美しく続いていきます。
射手座29度は、あなたが“実践する人”へ進化する瞬間なのです。
✦ 射手座新月の開運アクション
✔ 新しい仕事・ビジネス・肩書きをスタートする
✔ SNS・プロフィール・名刺を刷新する
✔ 誰かに自分の知識や技術を実際に使ってみる
✔ 小さな金額でも「収入化」に挑戦
✔ 完璧主義を手放し“まずは動く”を徹底する
✔ 1年後の肩書きを紙に書き出す
✔ 学びすぎた知識の整理(芝刈り)を行う
✦ 最後に──
今回の射手座新月は、あなたの魂が社会という大きなステージへ
ゆっくり、しかし確実に歩み出すための“出発点”です。
夢が揺らいでもいい。
不安があってもいい。
それでもあなたは、確実に前へ進んでいます。
どうか、自分の光を信じてください。
宇宙はあなたを見放しません。
あなたの未来は、今日の一歩から必ず美しく広がっていきます。
伊藤スミレ
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