【星読み】射手座新月(12月20日)~蟹座満月(1月3日)までの月の満ち欠けと星予報 by 伊藤スミレ
12月20日(新月)から1月3日(満月)までの星予報(トランジット)リーディング
日ごとに変化していく月の満ち欠けと、星模様(トランジット)が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
ピンクの文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。
● 新月から上弦 ● (12月20日〜12月28日)

新月から上弦までの間に、月は射手座から牡羊座を移動します
新月で生まれた願いは“動き出す力”をまとい、上弦の月(半月)で一気に加速します。
上弦は、太陽と月がせめぎ合う分、迷いは薄れ、決断と実行が噛み合いやすい時。
勢いが強すぎて焦りや予定の詰め込みが出たら、合理的な視点で「整える」。
順番と時間配分だけ直して、前進のリズムを保ちましょう。
今は慎重さより、熱を味方にして進むタイミングです。
静かに満ちる使命
12月22日:太陽は山羊座に入ります(12月22日〜1月20日)
太陽が山羊座の季節に入ると、世界の空気は静かに整い始めます。
気持ちが落ち着き、物事を明確に捉えられるようになり、日々を「どう丁寧に積み重ねていくか」に意識が向くでしょう。
感情が揺れやすかった人も、今日を境にゆっくりと心が安定し、必要なことだけを選び取れる感覚が戻ってきます。
山羊座の太陽期は、小さな集団や職場、家族など、
“限られた社会”の中で自分の役割を理解し、それを大切に育てていく時間です。
責任を感じる場面が増えるかもしれませんが、それはあなたが周囲から信頼されている証。
無理をして背負う必要はありません。
今の自分にできることを丁寧に続けることで、あなたの価値が自然と形になっていきます。
また、この季節はエネルギーを調整しやすく、休むべき時と動く時の感覚がつかみやすくなります。
「がんばり続ける」のではなく、自分のペースを守ることが幸運の鍵に。
テーマは、“私は今、社会の中で、どんな風に役に立てているだろう?”
と優しく自分に問いかけること。
その静かなまなざしが、これからの一ヶ月を豊かに導いてくれるでしょう。
心が揺れる聖夜
12月24日 金星と冥王星が90度
前後数日、心の奥が強く揺さぶられる配置です。
クリスマスイブの特別な空気も相まって「いつもと違う時間を過ごしたい」
「少し非日常に触れたい」という願いが自然と高まるでしょう。
もし、習慣や遠慮から自分の欲求を押し込めてしまうと、かえって疲れやストレスが募りやすくなります。
今日は“こうあるべき”を外して、あなた自身が心から楽しめる選択をしてみてください。
予定がある人は、思い切って新しい提案を。
予定がない人も、行ったことのない場所を散歩してみる、特別なスイーツを買うなど、小さな冒険で十分に運気が動きます。
自分の気持ちに嘘をつかないことが、最大の開運ポイントです。
山羊座の金星が灯す、静かなロマンス
12月25日:金星山羊座入り(~2026年1月17日まで)
心の世界に落ち着いたロマンが広がります。
山羊座の金星は、感情を派手に表すことが得意ではありません。
丁寧で品のある態度を大切にするため、つい自分の気持ちを抑え込みすぎてしまうこともあります。
その反動で、日常を忘れるような深い体験に惹かれることがあるのが、この金星の特徴です。
クリスマスの今日は、その雰囲気がいっそう強まります。
特別なレストランや、落ち着いた大人の空間など、少し格式のある場所が心を満たしてくれるでしょう。
恋人と過ごす人も、一人の時間を楽しむ人も、“いつもより少し上質な選択”が幸運の鍵です。
予定がない人も、自分に小さな贅沢を贈ってみてください。
今年一年の頑張りを労うように、心が本当に喜ぶものを選ぶと良いでしょう。
それは新しい一年へ向けて、優しい力を与えてくれるはずです。
癒しへ向く風
12月28日:射手座水星 × 牡羊座カイロンが120度
心に明るい光が流れ込みます。
「本当はやってみたい、でも少しこわい」
そんな思いに寄り添うように、ふわりと前向きな風が吹き、心の重さがほどけていくでしょう。
射手座水星の明るいまなざしが、
“もう少しだけ、自分を信じてみても大丈夫” と静かに語りかけてくれます。
場所や状況に関係なく、ありのままの自分を受け入れられる感覚が広がります。
また、誰かとの会話、あるいは自分の中から浮かんだ素直な気持ちが、
抱えていた不安を静かに溶かし、新しい希望へと導いてくれるはずです。
△ 上弦から満月 △ (12月28日~1月3日)

上弦から満月にかけて、月は牡羊座から蟹座を移動します
月が牡羊座を離れ、蟹座へ向かってゆっくりふくらみ始める頃。
夜空は、これから起こる嬉しい出来事をそっと知らせるように、少しずつ明るさを増していきます。
上弦の月で生まれた小さな勇気は、今度は“続けられる追い風”に変わり、物事が自然と広がりやすい流れへ。
声をかけたら返事が増えたり、話がつながっていったり、あなたの周りにも穏やかな勢いが宿るでしょう。
「言葉の品位」
12月30日 :射手座水星 × 魚座土星が90度
射手座の水星と魚座の土星が緊張の角度を結び、心の内側にかすかな陰影が差し込みます。
理由のない不安や、「果たして自分に務まるのだろうか」という
ささやかな揺らぎが胸に波紋のように広がるかもしれません。
差し出された課題の大きさに、思わず背筋が伸びる瞬間もあるでしょう。
それでも射手座の水星は、どんな状況にも希望の糸口を見つける明るさを届けます。
環境を受け入れながら、楽しみや新しい視点を探し、自分の考えや感じたことを表現したくなる衝動が心を温めます。
SNSや会話の場面では、伝えたい情熱があふれ、言葉がやや誇張気味になったり、勢いがつきすぎたりすることも。
そのとき、魚座の土星が静かなまなざしで問いかけます。
「その言葉は、誰かの心に寄り添うものだろうか。」
「あなたの声には、慈しみや思いやりが宿っているだろうか。」
今日の星々は、発する言葉の“品位”を思い出させてくれます。
むやみに尖らせず、しかし遠慮だけに隠れない。
誰かの痛みをそっと抱きとめるような、温度のある言葉を選ぶことで、あなたの声は一層美しく響くでしょう。
“夢とうっかり”のはざま
1月1日:射手座水星 × 魚座海王星が90度
新年の光が差し込む今日、射手座の水星と魚座の海王星が90度を結び、現実と夢の境界がやわらかく揺れます。
射手座の水星は本来、筋道を立てて物事を進めたい星。
“正しく進めたい” “きちんとやり遂げたい”という意志が強まります。
しかし、魚座の海王星はどこか夢うつつで、時間の流れさえふんわり溶かすような性質を持っています。
そのため今日は、「ちゃんとやるつもりだったのに、うっかりしていた」
そんな小さなズレが生まれやすい日です。
けれど、この配置には美しい恩恵があります。
思考を厳密に働かせるより、直感やイメージをのびやかに羽ばたかせる方がうまくいくのです。
絵を描く、文章を書く、音楽に触れるなど、芸術的・創造的な活動にはとても適した一日となるでしょう。
“こうあるべき”を少しゆるめて、心が向かう方向へ静かに身を委ねてみてください。
新しい年の始まりにふさわしい、やわらかなインスピレーションが降りてくるはずです。
思考は静かに研ぎ澄まされていく
1月2日:水星は山羊座に入ります(1月21日まで)
世界の思考が、ゆっくりと落ち着きを取り戻します。
言葉は浮つきを失い、ひとつひとつの考えが地面に根を張るように確かさを帯びていく時期の始まりです。
山羊座の水星は、目に見える結果へ向かう知性。
実務的な判断力が冴え、仕事の仕組みや物事の背景を自然と理解しやすくなります。
誰かの言葉の裏にある意味、現実の動きの裏にある事情――
そうした“見えない構造”に気づけるのも、この水星のギフトです。
今日は、思考がまるで冷たい空気に磨かれたガラスのように澄み渡り、
余計な感情や雑音に惑わされず、必要なことだけが静かに胸に残ります。
計画を立てる、優先順位をつける、将来のビジョンを現実的に描くなど、一歩先のための準備に最適な一日になるでしょう。
山羊座水星は派手ではありません。
けれど、毎日の生活を確かに整え、人生の基盤を静かに築いていく力を与えてくれます。
新しい年のはじまりにふさわしい、落ち着きと品格に満ちた思考の時間が、今日からそっとあなたのそばで息づき始めます。
執筆者 伊藤スミレ【プロフィール】

所属:東京・代々木店、
ツール:西洋占星術、フランス相貌心理学、トートタロット、タロット、ルノルマン、手相、方位学、他
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