代々木店でタロット占いをしている 内田ユミです。

＞＞8月の共通ブログテーマは「自己認識力」です。

鏡を見て、自分を自分と認識できる生き物はごく限られるそうです。

自分で自分を認識することは人間らしく生きることでもあると思います。

タロット占い師としての視点から、自己認識力について考えます。

自分で自分を認識するには？

自分で自分を認識することは、目に見えてわかる行動に関しては、それほど難しくはないかもしれません。

たとえば、一人でいるのが好きか、大勢と楽しむのが好きか。完璧主義か、ゆるゆると進める主義か、など。

人には、誰かと自分を比べることで、自分の特性を理解するという側面があります。外側の行動とつながりやすい性質は、他者と自分を客観的に見やすいので、比較的 理解しやすいのだろうと思います 。

一方、抽象的な観念のなかには、行動として現れにくく、人と比較するのが難しいものもあります。例えば、「やさしさ」とか、「自由」とか、「許す」などのとらえ方などは、行動に現れるまでに、他の要素と融合してしまいがちです。その要素のなかには、社会に存在するルールや、年代特有の特徴も混じることがあります。それもあって、さらに個人の特性としての認識が 難しくなるでしょう。

また、深い価値観は、当たり障りなく日常生活を送るには、あえて口にしない方がよいこともあるせいか、そもそも自分と誰かを対比させて差異を観察する機会も生まれにくいのかもしれません。

自己認識力を高めるには？

他者との比較という方法が使いにくい観念については、たとえば、世の中に溢れる物語の登場人物と自分を重ねることで、自己認識ができることがあると思います。

小説や映画であれば、自分が共感しやすい人物ではなく、「共感しがたい人物」にフォーカスするのがオススメです。共感しがたい人物がいなくても、違和感や居心地の悪い感覚がみつかれば、同じ目的地にたどり着けます。ある人の行動や、共感しがたい展開があれば、それに沿って 自分の「感情の動き」を追ってみることが、自己認識につながります。

特に、映画や小説は、非日常の場面が設定されていることが多いので、非常時に自分がどうするか？という視点で、ストーリーを追うことで、観念が見えてきやすくなります。同じ作品を見た人同士で、語り合うのも面白いと思います。

タロットに現れる 自己認識

タロット占いの場では、あるお悩みを解決するために、その人がもっている考え方や、問題の原因となっている観念などを観ることがあります。それをお伝えしたときに、少なからぬ方が、それが自分独自の考え方であると聞いて、驚かれる様子を拝見してきました。

自分では当たり前すぎて、意識すらしていない思考パターンについては、自分の顕在意識でわからない以上、気がつきようがないと思う方もいらっしゃるでしょう。

まさにそのような、その人の深い部分にある価値観を出していくのが、タロットリーディング です。タロットカードがあぶり出したものを、タロティストが読んでいきます。そういう意味では、タロットは自己認識の一助のためにある、とも言えるかもしれません。

ご相談にこられた方が、独自の考え方に気づくきっかけを提示しつつ、それを他者との単なる「比較」ではなく、ご自分も他者も尊重できるようなあり方につなげていただけるよう、私はタロットを使っています。

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人間とは、「人」と「間」という字で成り立っています。この二文字をみていると、わたしたちは、人との間で、人間としてのあり方を学んでいるのだろうと思えてきます。

自己認識を深めることで、結果的に他者のことについても認識を深めることができるのだとしたら、私たちは、もっと自分を知ることに貪欲になってもいいのではないかと思います。

内田ユミのタロット（ルーヴルの魔女のタロット）

あなたの本当の悩みや、願望にアプローチするタロットリーディングです。

第三の眼　代々木店で、担当させていただき１年を迎えたお礼の企画として、レギューメニューのうち、「本質リーディング（60分）」を１０％OFF にてご提供しています。

この機会に、代々木店でお目にかかれる方を、お待ちしています。

▽内田ユミのプロフィールページ

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内田ユミ（ルーヴルの魔女）

タロティスト