2021年7月24日11時36分｜満月ホロスコープ（東京）

7月24日11:36｜水瓶座の満月リーディング

7月24日 11時36分、水瓶座の2度（数え）で満月を迎えます。
獅子座の太陽と水瓶座の月の満月です。

獅子座と水瓶座は、スターと観客（オーディエンス）の関係です。
その双方の、リアクションが見せ場です。

私たちは何を見せられ、それによって何が引き起こされるのでしょうか？

満月の前日にオリンピックが開幕します。
そんな祝典のはじまりと期を一にする満月です。

直前までスキャンダルが止まなかったカオスな東京五輪です。
これまでコロナによって、恒例のイベントや伝統行事など
こどごとく中止になって、楽しみを奪われてきました。
もやもやとした不満を感じている人も少なくないかもしれません。

獅子座の太陽は、人生を楽しむこと。
自分らしく創造的に生きることがテーマです。

内なる情熱、火のエネルギーに注目してください。
この満月によってエネルギーが開放されるでしょう。

それはフラストレーションや、潜んでいた感情かもしれません。
さまざまな出来事や問題を通して、劇的に自己更新していくプロセスを体験するでしょう。

新月図で、海王星とスクエアだった水星は、
満月図では、冥王星とオポジションになっています。

公開される情報が改変されることを意味するでしょう。
情報の受け取り方に注意が必要です。

水星は新月図（7月10日）でアングルを支配しました。
出てくるニュースはスキャンダルや辞退やキャンセルばかり、
不信感がつのり、物事の進行は不透明なままでした。

しかし満月以降からは一変して、
何かショッキングな情報、深刻な事態が伝えられるかもしれません。

4ハウスの冥王星は、国土の異常事態を示唆する配置です。
月は冥王星を通過し、4ハウスにあります。

国民の感情、心情に強い影響を引き起こすでしょう。

これまで一般に信じていたことが覆るかもしれない。
切り替えを強要される事態ですが、未来の予見的な情報を含みます。
これまで縛られてきた固定観念に気づき、新しい視野を獲得するときです。
世界に目を向け、海外の動向などに注目しましょう。

5ハウスの木星は、金星と火星とオポジションです。
満月に対し、インコンジャンクト（150度）をつくります。

計画の実行のタイミングであり、景気の良さや、華やかな盛り上がりを演出するでしょう。

世界が注目する公共的なイベント、
国の垣根を超えて行われる五輪にふさわしい配置ではあります。

しかしインコンジャンクトは、逃げられない立場に拘束され、
そのために特殊な訓練しなければならないことを意味しています。

さらにマイナーアスペクトですが、太陽と金星、木星と月は
セミセクスタイル（30度）を組み、この４つの天体は、
ミスティックレクタングルの圧縮版のような、特異な複合アスペクトを作っています。

何か完璧にコントロールされ、意図的に誘導される演出といった風です。

現在日本が置かれている立場は、国際的にも国内的にも非常に複雑です。
表に見える出来事も、見えない動きもさまざまな案件が
絡み合いながら、連動していることを感じさせます。

表面的な現象や情報にとらわれず、多角的に物事を見る必要があるでしょう。

満月は10ハウスと4ハウスで起きます。

「注目すべき社会の出来事」と「お茶の間」といった関係です。

4ハウスには冥王星と土星の重たい天体が配置され、
月はそれにはさまれています。

東京は緊急事態宣言中で、五輪は無観客開催ですから、
いかにも国民にステイホームを強要する配置です。

さらに新月リーディングでは言及しませんでしたが、
新月と満月の太陽が共に10ハウスでインターセプトされています。

太陽はマンデン占星術では、政府や代表者を示します。
また注目されている皆の関心事です。

それがインターセプトされていることは、
政府や代表者の真意や方針が見えにくいということです。

木星の逆行期間中は、物事が順調に進むことは望めないでしょう。

アンモラルな事件、スキャンダルが続出している通り、
現在は、物事が順調に進むことは望めないでしょう。

不正や悪事は隠せず、世に出されます。
これまでのやり方は通用せず、公的に処され失脚する人もあれば、
逆に救われたり、援助されるといった展開や、交代劇が進むでしょう。

さまざまな物議を引き起こす出来事、事件によって、
モラルや、社会的な善悪、倫理観が訂正され更新していくのです。

開催前に公開された巨大な顔のアート作品など、
魚座の木星は、これまでの価値観を謎といったカオスに投げ込みます。

月のサビアンシンボルは水瓶座2度「予期していなかった雷雨」

風のサインの水瓶座は、
現実的な思考から、一線を超えた知性を示します。
それはひらめきや覚醒といったもので、これまでの価値観を覆します。

タロットの「塔」をイメージするようなシンボルです。
天から下った雷の電撃を受け、カルチャーショックを受けるのです。

同時に古い価値観や固定観念の縛りから解放されます。
目からうろこが取れて、新しい世界が見え始めます。

宇宙的ともいえるようなひろがりと可能性に目を向け始めるでしょう。

太陽のサビアンシンボルは獅子座の2度「おたふく風邪の伝染」

奇しくも「風邪の伝染」といった、懸念するパンデミックに通じてしまうシンボルですが、
火のサインである獅子座ですから、感情の飛び火を意味します。

情熱的な表現や、熱狂、冷静さを失ったその態度は、
周囲にいる人を刺激して、影響が拡大していくことを示しています。

良くないたとえですが、人々がフラストレーションを抱えていたなら、
一人の激しいリアクションが発端となって、そのインパクトは周囲に伝わり
暴動などの集団ヒステリーを起こしてしまいます。

これまで絶対安全、安心な場所で生きてこられたけど、
実は危険であることを知ってしまったら、
また、自分の命や自分らしさが埋もれてしまう危機感を抱いてしまったなら、
今すぐここを出なけれなならないと、自分に火をつけるでしょう。

7月24日（満月）から8月8日（新月）までの星模様

〇　満月　〇　（7月24日〜）

7月26日に、水星は冥王星とオポジションを通過します。

もうこれ以上隠し通せません。
本音や、裏の情報、権力をめぐる情報が伝えられるでしょう。

7月28日、水星が獅子座に入ると、一気に公開が進むでしょう。
本音のトーク、スピーカーが増えるでしょう。

もう黙っていられない。自分のことばで自分らしく表現することです。
表現力、個性を磨いていくステップです。

同じく7月28日、逆行中の木星は水瓶座へ戻ります。

模索の海から、覚醒へと意識が切り替わるでしょう。

量子コンピュータなどの新しいテクノロジーの実用化が進みます。
宇宙的な話題も増えていくでしょう。

人類全体が宇宙的な意識を拡大していくでしょう。
宇宙的な視点から、抱えている問題を見つめてみましょう。

7月30日、獅子座の火星が木星とオポジションです。

計画されてきたイベントなどが実行されるでしょう。
準備してきた人にとって、待ちに待った実力発揮の好機です。

同じく、7月30日、火星は乙女座に入ります。

より具体的にするべき仕事を進めていくでしょう。
またそうすることで輪郭がはっきりしていきます。

それは今後の生活スタイルから、働き方から、
新しいライフスタイルをデザインしていく作業になるでしょう。

▽　下弦　▽　（7月31日〜）

7月31日、牡羊座の月に土星がアスペクトする下弦です。

自己の価値観を更新する必要を感じるでしょう。
じっくりと自分に向き合う時間を持ちましょう。

新しい価値観、未来を受入れるスペースを自分の中に拡張します。

革新し、新しい可能性に開かれた自分と、変わらない信念に満ちた自分と、
大切なこと、維持すべきことなどの取捨選択ができたら、
ぶれずに前進することができます。

現実の問題が、それを進めるでしょう。

8月2日、水星と太陽は土星とオポジションをつくります。

社会に潜んできた問題について、責任問題について、
特に代表者への責任追及が厳しくなるでしょう。

問題をしっかりと認識することが重要です。
そこから解決策を見いだすプロセスが進行することで、
私たちは覚醒し、クリアに問題に立ち向かっていけるでしょう。

8月7日は夏の最終日です。
旧暦夏越の祓い、1年の半分の穢れを祓います。

同じく、8月7日、太陽は天王星とスクエアです。

内外にため込んだ不要なもの、疲労感ともども処分しましょう。
新月を前に、デトックスする最適な日です。

私たちは目覚め、思いっきり切り変わって
新しく更新されたことに気づくでしょう。

⇒　満月のクリスタルメッセージを読む

次回、8月8日の新月リーディングは、8月7日23時に公開します。
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執筆者　【Graha（ぐらは） プロフィール】　　

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