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2023/8/2

水瓶座の満月リーディング(2023年8月2日)by天音絢文

水瓶座満月のホロスコープ|2023年8月2日3:31(東京)

水瓶座満月図 2023年8月2日

 

満月の星読み|水瓶座の満月図リーディング

満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、新月で提示されたテーマの結果、そして、満月から新月迄(約2週間)のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

 

2023年8月2日3:31 月は水瓶座10度(数え)、太陽は獅子座10度で満月を迎えます。

急速に変化していく世の中で、自分らしさを求めて、
もっと自由に個を表現し、創造性を発揮するとき。
試行錯誤しながら、徐々に、現状を変える突破口が明確になっていくでしょう。

約二週間前の7月18日の蟹座の新月では、心と身体に目を向け、内なる自分を癒し、
心を分かち合える人間関係を育むテーマが浮上しやすいときでした。

その後、太陽は、7月23日に獅子座に入りました。
獅子座は、太陽を支配星にもつ真夏の季節の星座。
ちょうど、このタイミングで、関東甲信、東北などで梅雨明けを迎え、
文字通り、本格的な真夏の季節の到来です。

蟹座の季節で育んできた、内なる思いを開放し、
泉のように湧き上がってくる情熱を、
誰でもない「自分」という存在を、外の世界に表現する…
それが、獅子座のテーマです。

無邪気な子供のように、自分を表現し、大いに遊び、
内なる創造性を発揮するのにふさわしい一ヶ月が始まりました。

 

そして、8月2日、獅子座の太陽は、水瓶座の月と出会い、満月です。

満月は、方向転換のタイミング。

自分自身に向けていた視点やエネルギーの方向性を変え、
もっと広い世界に目を向けるタイミングです。

水瓶座の満月は、多様な「個」のあり方を尊重する社会づくり、
ネットワークづくりを意識するきっかけになるでしょう。

自分という「個」にこだわっているだけでは、気が付かなかったことも、
「多種多様な個」と出会い、ネットワークを広げ、社会全体を意識することで、
あらためて、自分という個性の可能性や魅力に気付けるはずです。

正直に、自分自身を、自分のオリジナリティを表現しながら、
様々なタイプと交流し、急激に変わりゆく社会の中での
自分の立ち位置を考える機会にもなりそうです。

 

理想家の水瓶座で起きる満月は、獅子座の太陽と、発展の星・木星とTスクエア。
木星は、現実的な安定や生活の保障を求める牡牛座にあります。

今回の満月の配置は、理想や未来志向の気運が高まりやすい配置です。

理想と言っても、先行き不透明な中、変化が進む世の中で、
「生活の安心安全を確保したい」といったリアルな実感がモチベーションになりそうです。

世間では、「君たちはどう生きるか」というタイトルの映画が、話題になっていますね。
変化の速度が上がっていく世の中で、
安定した生活を守りつつ、未来に向けてどのように道を開き、
どのような理想をもって生きていくのか、
多様な選択肢のなかで発想を広げて考えながら、実地で模索する二週間です。

特に、今の自分のあり方や社会的立場に、満足していない人ほど、
この満月は、自由や自分らしさを求めたい気分が高まるでしょう。

満月の時点では、まだ漠然とした衝動であっても、
満月を機に、試行錯誤を繰り返しながら、さらなる向上を求めるうちに、
徐々に、自分が何をするべきか、現状を変える突破口は何かが、明確になっていくでしょう。

 

7月半ばにノード軸は、牡牛座-蠍座から、牡羊座-天秤座へとサイン移動。
現在は、6月11日から山羊座に戻っている冥王星とTスクエアです。

また、最近、マイナンバーカードのシステムトラブルが世を賑わしています。
トラブルに関するマスコミの報道に触れ、マイナンバー制度について、
あらためて疑問に感じた人も少なくないかもしれません。
トラブルが表沙汰になったのは、水瓶座に冥王星が入った期間(3/23~6/11)です。

デジタル管理社会の到来は、水瓶座の土星(古典支配星)的な側面の現れでしょう。
現在は、本格的なデジタル管理社会の到来の前に、
社会の基盤的なシステムを、最終的に見直すような期間になります。
(山羊座に冥王星が戻っている6月11日から、2024年の1月21日まで)

 

芸能界で起きたいくつかのニュースなどを経て、
SNSでの情報モラルについて、あらためて意識される昨今でもあります。

猛スピードで進行する情報管理&ネットワーク社会のなかで、
個を主張しつつ、同時に、個の尊厳をどう守っていくのか、
水瓶座の月と、獅子座の太陽の間で満月が起きるこの時期に、
おひとりおひとりで考えてみるタイミングにもなるでしょう。

 

水星は乙女座にあり、土星とオポジション。
同じく、乙女座にある火星は、木星とトライン。

満月は、この期間の全体的な目標、意識したいテーマを示します。
一方、それらを実現するための助けになる、個々のテーマを見ると、
印象深い配置になっています。

満月は、どちらかといえば、理想を目指す配置なのに対し、
水星が、すぐれた実務力や強い目的意識を示しているので、
実際に手や体を動かしながら、
「絵に描いた餅」を、「現実的に食べられるものにする」作業を進めるのに向いています。

仕事など、やるべきことは、ある程度の緊張感をもちつつ、
目的を達成するために頑張ったり、きちんとした形に仕上げたりしやすい流れです。

また、混乱した状況や環境にある人は、冷静に分析し、
片付けたり、仕分けしたりしていく作業に取り組むのもお勧めです。

ただし、人によってはプレッシャーによって、考えすぎてしまう人もいるかもしれません。
そんなときは、水瓶座の満月らしく、自分も全体の一部であるといった広い視野で、
自身の立場や、目の前の作業をとらえ直してみましょう。

 

金星が、獅子座に太陽が入った日(7/23)から、9月4日まで逆行し、
満月以降、天王星とのスクエアに向かっていきます。
また、満月の時点で、金星は、冥王星・海王星とヨッドを形作ります。

また、この時期、「愛」についてのテーマが浮上します。

人によっては、身動きできないような拘束感に、
悩まされるような気分になるかもしれません。

そのようなときに大切なのは、いったん「立ち止まる」こと。

簡単に答えが出せない中途半端な関係、逃れようにも逃れられないしがらみ、
思いにまかせぬ二人の状況、表現したくても出来ない愛情や情熱…

さまざまな思いや葛藤をキープしながら、
自分が本当は何を求めているのか、何を表現したいのかを、
自分の胸に問いかけてみましょう。

いわば、相手に愛を求めるのではなく、
自分自身の愛のありかを発見していくような期間になります。

そのためには、過去を振り返りながら、内省を深めていくことが必要です。

悩ましい感情だけでなく、パートナーとの関係や、家族・友人・仲間など、
心を分かち合う間柄を、もっと温かみに満ちた絆へと変えるきっかけにもなるでしょう。

人間関係に限らず、情熱を注いで打ち込んでいる趣味や、
特に、美的あるいは芸術的なセンスと関係するものなど、
試行錯誤しながら取り組めば、創作の可能性が徐々に開花していくときです。

マニアックともいえるような、独自の感性や感覚に、とことんこだわるほど、
越えられなかった創作や表現の壁を突破することができるのではないでしょうか。

 

☞ 次ページ:水瓶座満月(8月2日)~ 獅子座新月(8月16日)迄のトランジット

 

 

執筆者 【天音 絢文 プロフィール】  

天音 絢文

 

 

 

 

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