新月・満月読み 新月・満月読み

2023/11/12

蠍座の新月リーディング(2023年11月13日)by Graha

蠍座新月のホロスコープ|2023年11月13日18時27分(東京)

 

2023年11月13日蠍座新月図

 

 

毎月巡ってくる新月で、私たちは気持ちをリセットし、特別な日としてスタートすることができます。

今回の新月は、今年もっとも強烈な新月ではないかといった印象を放っています。

日がいっそう短くなり、早くも11月。2023年も残すところ2か月を切りました。
12月22日の冬至まで「陰の気」の強まりとともに私たちの内面、精神性が高まっています。

この新月が示すテーマを解説します。
この現実をどのように迎え撃つかの対策になれば幸いです! Graha

 

 

執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】  

Graha|西洋占星術師・ホロスコープリーダー(東京・代々木店とオンライン店に所属)

所属:東京・代々木店、オンライン支部

ツール:西洋占星術

占星術カウンセリングと
ホロスコープ・リーディング・セッション(西洋占星術の個人レッスン)を提供しています。

 

 

新月の星読み|蠍座の新月図リーディング

新月は、地球から見て太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
新月図リーディングでは、新月を太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日と考え
新月図(ホロスコープ)から次の新月迄(約4週間)のテーマを読み取ります。

ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

 

2023年11月13日 18時27分。
日没後に、蠍座の21度(数え)で新月を迎えます。
天王星(改革)と火星(戦う)がエッジのある影響を与える新月です。

その決断と行動が「未来への分岐点」となるでしょう。
理想を目指す自由な心と、新しいルールをつくり出すことが強力な原動力です。

今回の新月は、年内でもっとも強烈な印象を放っています。
これまでの流れを打破しパワーバランスを変えてしまうでしょう。

今回新月が形成される蠍座は、水のエレメントで固定サイン。
そのテーマは、現実の出来事、紛争や戦争など、社会的な状況であれ、
身近な人間模様であれ、それぞれに思惑をもった人間の背後にある、
根深い感情、深層心理、因縁的なつながりなど秘密の領域にあります。

白なら、信頼関係や絆、愛情深さ、信条や志をつらぬく不屈の精神など。
黒なら、執着心や嫉妬、復讐心、しがらみ、依存、支配による拘束、腐敗や独占欲など。

あなたが今つかんでいるものは「白」でしょうか?「黒」でしょうか?

あなたの自由や人生のよろこびを阻害しているものは何か、
その正体をしっかり洞察するときです。

新月にアスペクトする天体に注目しましょう。

革命や人生に転機をもたらす天王星とオポジション(180度)、
戦力を発揮する火星とコンジャンクション(0度)、
夢と理想のビジョンへと導く海王星とトライン(120度)です。

日々の生活、習慣、健康、家族、働き方など、具体的にあなたの人生を構成する
テーマをとらえ直し、気づきを得て、自分の考えでルールを設定し強化する時です。

もう本音や本性を隠せません。人によっては我慢も限界で、
激しい感情が出やすく、大胆な行動に出る、決断するといった転機を迎えるでしょう。

あなたがどこに行き、誰と会い、どんな対話や議論を交わすのか、
どんな情報を知り得るのか、その判断と行動によって状況はどんどん変化していくでしょう。

この新月は現実を、流動的に変えてしまう可能性があります。
そしていったん出来てしまった流れは、この先止まることはないでしょう。

土のエレメントで固定サインの牡牛座の天王星が与える覚醒と転機。
恵みを与えてくれる大地や私たちの身体、生存にかかわる基本条件を示します。

かつての絆、真実の絆を取り戻すといった意味もあります。

一部の支配権力と悪意ある者たちの所業にコントロールされ、振り回され、
大切なものを見失わされていることに気づかされるでしょう。

続いてきた古き良き伝統の意味、過去や原点について考察しましょう。
気づくべきことは遠くにはありません。私たちの内部にすでに備わっています。

この新月は天王星と火星のオポジション(180度)のタイミングに遭遇しています。

この組合わせは、対立的な争い、突発的な事故や事件、反乱や事変などが懸念されます。
被害に遭わないためにも、積極的に自分の立場や意見をはっきりさせること、
もの事を曖昧にせず、自分が納得のいく判断と選択をしましょう。

新月は火星と水星と共に6ハウスのテーマを強調します。
2ハウス(経済・家計)と3ハウス(情報・コミュニケーション)に関連します。

あなたの労働環境や働き方について、何らかの革新的なアクションが起きることを示唆します。
一番リアルなのは、あなたがいる現場です。
また日々のルーティンといった日常生活です。

政府や代表者の突然の方針転換や、組織内部の分裂などのアクシデントによって、
現場がごたつきそうです。世代交代も進むでしょう。
これまで動かなかった現場の根深い問題に切り込む変化です。

労働の実態を見つめて、どのような立場を選択をするのかをはっきりさせましょう。
辞めたい、転職したい、独立したいといった希望を抱えている人はそれを決断する時でしょう。

 

今問題になっている賃金上昇や税金について、増税?減税?
新しく始まったインボイスはさらなる税徴収の制度であり、事務的な処理に負担を強いるものです。

生活の豊かさを左右する国の経済政策や経済的実態を知る必要があるでしょう。
このままで行けば、私たち一般市民の生活は豊かになりようがありません。

国レベルでは、国防力、医療、衛生、労働関係などです。
不祥事ばかりの政治家や代表者たちの進退も、内部告発や現場からの底上げで、
白黒はっきりしそうです。能力のない人はご退散願いたいところです。

12ハウスの天王星は、私たちの無意識的な総意や、見えない敵からのアプローチです。

社会的にはサイバー攻撃やテロなどのリスク、革新をもたらす事件性を示しますが、
とても信用できないような実態の認識によって、全国民の総意として、
「今変わらなければヤバイんじゃない」という危機感を強くするのではないか…

個人レベルで、今をより良く、自由で豊かな社会を目指して、
改革的行動を起こす覚醒者が日本でもいよいよ増えていくことが期待されます。

 

新月のサビアンシンボルは、蠍座21度「職務放棄戦士」です。

従事してきた組織に異を唱え、反乱分子となって大胆な行動に出ます。
ここで動かなければ、古い体質、癒着と腐敗した状況を変えることはできません。

面白いことにこのシンボルも働くこと、そして今の日本の状況に合致しています。

現場の実態が明らかになること、内部からの告発、分裂や分離、
組織からの離脱といった事変から、これまでの関係性、
政治的な派閥や人脈図も大きく書き変わらざるを得ないでしょう。

変化を起こさなければ、共倒れの危機感があります。
真実を求めること、本物の絆による連帯をつくりだすことへと向かわせるでしょう。

 

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