新月・満月読み 新月・満月読み

2019/3/21

2019年3月21日:天秤座の満月リーディング by Graha

2019年3月21日10時42分38秒 満月ホロスコープ (東京)

3月21日(満月)~4月5日(新月)までの星模様 by Graha

今回は「春分」と重なる特別な満月です。 時間は10時42分です。

太陽は、天の赤道との交点を0度とする春分点を通過し、
牡羊座に入り、新しいサイクルがスタートしました。

地球レベルの元旦です。

そして昼の長さと夜の長さはほぼ同じです。
太陽は真東からのぼり、真西に沈むのです。

 

お彼岸の中日で、お墓参りされる方も多いでしょう。
仏教の行事であるお彼岸は、
「此岸(しがん)」と「彼岸」は、つまり、川のこちら側とあちら側、
現世と涅槃といった、異なる次元をつなぐ特別な日であることを意味しています。

陰陽が中和したゼロポイントを通じて、
異なる世界から新しいエナジーが吹き込まれるというわけです。

 

牡羊座1度のサビアンシンボルは、
『女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く』 です。

海から、陸へ上がったことは、
もはや次元が変わってしまったことを意味しています。

女性は新しい情景の中で、半ば茫然としています。
すぐには状況の把握ができません。
しかし、新しい現実を目の前にしているのです。

 

日本にとっては、
新しい時代を迎えなければならないことは確実です。
平成が終わりに近づいています。
皇室では粛々と皇位交代への儀式が進み始めました。

日本という国が大きな節目に立っています。
こうしたなか、新年度が始まります。

 

同時に、3月21日は満月であり、
その起点は、3月7日の魚座の新月です。
そして、その結果を目にしていることになります。

 

魚座は最終サインですから、
私たちの生活から、文明や経済のありかた、福祉など
社会全体を取り巻く数々の問題が吹き溜まりのようになっています。

 

満月の月は天秤座1度にあります。
『突きとおす針により完璧にされた蝶』

標本の蝶を意味するこのシンボルは、
その個性や正体が明らかになったことを意味します。

観られ、比較され、評価されるのです。
公開性が高いだけに、緊張感の高い満月です。

「明らかになった」ことはなんでしょうか?
「明らかにしなければならない」ことはなんでしょうか?

心の中で渦巻いていた「ひらめき」、アイディアや考えを
周囲にどのように伝えたでしょうか?

その「ひらめき」が、出口を求めています。
模索しつつも、積極的に外へ表現したいと思うでしょう。
そして、これからは行動あるのみです。

 

水星は逆行中で、海王星まで戻る途上にあります。

不透明なことや疑惑、知らなかったこと、明かされていないこと、
未知の可能性について、まだまだ模索や探索をしています。

MCに位置する、海王星と水星は、
不確定な要素を抱えながらも、前進しなければならない。
隠された問題、予測のつかないことへの問題意識を伝えています。

 

アスペクトを見ましょう。
10ハウスの太陽の側にはキロンがいます。

マンデンでは、10ハウスの太陽は
代表者、政府、主導権を握る立場の人を示し、
公的に宣言することや、説明責任といった状況にありますが、
歯切れはよくありません。

弱みが晒されると言ったニュアンスがあり、
慎重な姿勢を示さなければなりません。

またキロン側からみれば、
社会的弱者、マイノリティが代表となり活動を宣言する。
といったように、立場による逆転も意味しそうです。

そして、それをジャッジするのは一般市民です。

 

4ハウスの月は、アセンダントの支配星でもあります。
多様な考え、個性や尊厳が守られることを
自らひとりひとりが考え、アクションを起こしていく。

地域発信など、今自分のいる場所から、
草の根的な活動によって、新しい未来の可能性を模索します。

新しい時代がやってくる。
新しい時代をつくるのは私たちひとりひとり。

そのためには、
剥がれ落ちた瓦礫、もはや不用となってしまったものを取り除かなければならない。
何もかも一掃してしまいたい気分になるかもしれません。

それに気づき、行動を起こすなら、
新しい道へシフトし始めたことを意味するでしょう。

 

○ 満月 ○ (3月21日〜)

天秤座の満月です。
抱えていた問題や、考えやアイディアを伝え合い、
互いの状況を理解するために、積極的に動き出します。

家族や、関係する人間関係、パートナーシップやチームワークなど、
あらゆる交流やビジネス交渉など、新しい段階に入るでしょう。

隠し事はもはやできません。
ありのままの現実が出現します。
それを見定める必要が出てくるでしょう。

 

牡羊座の支配星である火星と金星のスクエアは、
緊張した駆け引き関係を見せています。

利益をめぐる攻防や公平な分配、
公正な競争力に対する法的な処置
ジェンダーレスなどの性差問題などもです。

 

25日 逆行する水星は海王星と重なります。

つぎつぎと出現している新しいテクノロジー
よくわからないこと、それってほんとうに安全?
隠されてきた問題の真相は?

気になる物事に焦点を当てて、必要な情報をつかみましょう。
これからの生き方や生活上の重要な判断材料となるはずです。

 

27日 金星は魚座に入ります。

ものごとを直感やセンスによって判断するため、
火星との緊張関係は解けることを意味します。

新しい価値や可能性を求めます。
コミュニケーションを介して新しいつながりが生まれやすいでしょう。
出会いや直感を大切にしましょう。

 

▽ 下弦 ▽ (3月28日〜)

山羊座の月で下弦を迎えます。

下弦は新月でスタートしたことが、結論として見えてくるときです。
実現に至ったのか、そうならなかったのか、
どのように変わったのか、冷静に判断するときです。

そして出てきた課題は何なのか、
これからどうしていきたいか、新たな意欲や野心が湧いてくるでしょう。

 

29日に水星は順行に入ります。
停滞が解除されるものの、現実的な判断へと漕ぎ着けるには、
4月の中旬くらいまでかかりそうです。

しかし、インスピレーションを受取ったり、直感が冴え、
これまでとは異なる次元から情報を得られる貴重な時と言えます。

 

31日 火星は双子座に入ります。
金星も火星も柔軟サインに入ったことになります。

所有や利益を堅持し、こだわる姿勢が薄れて、
風通しのよい状況へと変化していくでしょう。

 

水星強調で、知性ともに活動過多になりますから、
神経疲労や消耗に気をつけたいところです。

 

次の新月は4月5日。牡羊座の新月です。

山羊座の土星と冥王星のハードアスペクトが控えています。
拮抗する現実と戦う準備が必要でしょう。

この新月前に、体力、気力を整え蓄えておかなければなりません。
しっかり休養を取って、「意志」や「覚悟」を備えることをおすすめします。

 

 

 

執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】  

 

Graha(ぐらは)

 

 

 

 

 

メールマガジン『新月と満月に読み解く! 星からのメッセージ』

この満月読みは、満月メルマガのホンの一部です。

第三の眼のメルマガに登録すると
毎月、新月と満月の日に、最新版の新月or満月読みと、お店の最新情報、メンバーコラム等が届きます。
こちらから登録いただけます。