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2025/10/22

“結婚できる時期”より、“幸せを掴む時期”を選ぶために ─

幸せな結婚のタイミングを知るということ

── “結婚できる時期”より、“幸せを掴む時期”を選ぶために ──

「結婚のチャンスが来ています」と言われても、

その時期にすべての人が結婚するわけではありません。

良い星回りにいてもなかなか結婚が進まない人もいれば、

特別なチャンスを意識していなかったのに自然とご縁が結ばれる人もいます。

それは、「結婚できる時期」と「幸せを掴む結婚時期」が

必ずしも同じではないからです。

占星術では、結婚につながりやすいタイミングを星の動き(トランジット)から読みますが、

大切なのは、結婚を“いつするか”ではなく、

“どんな気持ちで、どんな相手と結婚するか”。

つまり、「幸せを掴むための結婚時期」を見極めることなのです。

 7ハウスと8ハウスが示す「結婚のチャンス」

ホロスコープにおいて結婚を象徴するのは7ハウス(パートナーシップの部屋)です。

ここに木星や金星といった吉星が巡ると、良縁やご縁の広がりが起きやすく、

「出会い」「結婚」「契約」といった人間関係の発展が起こりやすくなります。

ただ、7ハウスは“関係を始める”場所。

結婚後の関係を深めるのは、実は次の8ハウス(共有・絆・心の融合)なのです。

8ハウスが強調される時期は、

「一緒に生きていく覚悟」や「心の深い結びつき」がテーマになります。

そのため、7ハウスで出会いが起こり、8ハウスで絆が深まる。

この2つのハウスが同時に活性化する時期は、まさに**“真の結婚期”**といえるでしょう。

トランジットが教える「結婚に動きやすい星のタイミング」

トランジット(星の現在の動き)では、

木星や金星が7ハウス・8ハウスに入る時期は、結婚に最も追い風が吹く時です。

ですが、実際に“動き”が起こるきっかけをつくるのは、

しばしば土星と天王星なのです。

土星が関わる時期は、

「責任を取る」「形にする」という意識が強まり、

“結婚を正式に決める”ような流れが起こりやすくなります。

一方、天王星が刺激を与えるときは、

「突然の出会い」「思いがけない展開」など、

人生を一変させるような新しい縁が動き始めます。

つまり、土星は“決断を促す星”、

天王星は“新しい可能性を開く星”。

この2つの星が7ハウスや8ハウスを通過するときは、

運命のスイッチが入るように、結婚への流れが一気に動くのです。

幸せを掴むための結婚時期とは

「良い時期だから結婚したい」と思っても、

心がまだ準備できていないときには、幸せを感じにくいものです。

逆に、星の動きが平凡でも、あなたの心が前向きで行動的なときには、

思いがけず素敵なご縁を掴むこともあります。

結婚において大切なのは、

「チャンスを待つこと」より、「自分が動ける心の状態」です。

トランジットもプログレス(内的成長を示す進行図)も良いときはもちろん理想的。

ですが、良い時期にこだわりすぎると、

「まだタイミングじゃない」と自分でブレーキをかけてしまうこともあります。

結婚の幸せを掴むために必要なのは、

「今、この人と一緒に生きたい」と思える瞬間に、

勇気を出して一歩を踏み出せる自分であること。

星の流れを活かすのは、あなたの“意志”なのです。

 

「良い相性」とは何か

「性格が似ている」「価値観が合う」からといって、

必ずしも相性が良いとは限りません。

本当の相性とは、

考え方が違ってもお互いを尊重し、話し合い、歩み寄れること。

違いを受け入れ、成長し合える関係こそが、

長い結婚生活を支える“真の相性”なのです。

だからこそ、「結婚できればいい」という考え方ではなく、

「どんな相手と、どんな関係を築くか」が何より大切になります。

 

相談者Aさんのケース

30代前半のAさんは、木星が7ハウスに入り、まさに“結婚チャンス期”でした。

素敵な男性と出会い、周囲からも「今がその時」と勧められ、結婚を決めます。

しかし、プログレスの月を見ると、Aさんの内面は“自己実現”に向かう時期。

本当は、自分の才能を社会で試したいという強いエネルギーがあったのです。

結婚後、「自分を抑えている」と感じるようになり、

次第に夫婦の関係にすれ違いが生じました。

けれども、もしこの時、お相手がAさんの仕事を応援してくれるタイプであれば、

または、結婚前に「どんな関係を築きたいのか」をしっかり話し合えていれば、

この結婚はもっと幸せな形に育ったでしょう。

星が“チャンス”を示す時期こそ大切なのは、

「意思の疎通」と「お互いの価値観の共有」。

良い時期を活かせるかどうかは、その二人の対話にかかっています。

 

 手相が教える「現実の結婚期」

私の鑑定では、星の動きだけでなく手相も合わせて拝見します。

ホロスコープが“人生の設計図”なら、

手相は“今この瞬間のあなたの現実”を映す地図です。

興味深いことに、

ホロスコープでの結婚期と手相の結婚線が強まる時期は、

驚くほど一致することが多いのです。

近年では、30代半ば前後に結婚線が明確になる方が多く、

これは「20代は仕事に集中し、落ち着いてから結婚」という現代社会の流れを反映しています。

また、手相の最大の特徴は“変わる”こと。

意識や行動が変われば線も変化し、

「早く結婚したい」と強く願えば、

結婚線が早く現れることもあります。

つまり、手相は自分の意志で運命を書き換えられるツールなのです。

幸せを掴むために

結婚とは、運命に導かれるだけのものではなく、

自分の選択と行動で形をつくるものです。

星が示すのは可能性、

手相が示すのは現実の軌跡、

そして、あなたの心が決意をもたらす。

この三つが重なったとき、

結婚は“できる”ではなく、“幸せになれる”ものになるのです。

 

星と手相で導く、あなただけの結婚期

私の鑑定では、

ホロスコープ・手相・顔相・心理学を組み合わせ、

あなたが“幸せを感じられる結婚時期”を総合的に読み解きます。

ただ「結婚できるかどうか」を占うのではなく、

「どうすれば心から幸せな結婚ができるか」を見つけていく。

それが、私の結婚鑑定の本質です。

焦らず、比べず、あなたの中に宿る運命のメッセージに耳を傾けてみませんか?

きっとそこに、あなたの人生にふさわしい愛のタイミングが見えてきます。

 

 

 

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