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2025/04/11

家系で受け継がれる星の繋がりとそのテーマ

 

こんにちは。第三の眼・代々木店のあさぎ真那です。

 

 

セッションで親子のホロスコープを見ることがよくありますが、

親子ともに同じ天体の組み合わせのアスペクトが見られることがあります。

いつも面白いなあと思うのですが、最近また興味深い事例を発見しました。

 

 

少しマニアックな話になりますが、ついこの間、

歌舞伎界で歴史的な出来事がありました。

音羽屋の尾上菊之助さんが八代目尾上菊五郎に、

息子の尾上丑之助さんが六代目尾上菊之助に親子そろって襲名。

音羽屋は初代の尾上菊五郎から三百年の伝統があり、「菊五郎」は團十郎と並ぶ大名跡です。

 

もちろん出生時間はわかりませんが、ホロスコープを作ってみたところ、

八代目菊五郎は太陽と天王星がスクエア(90度)、

六代目菊之助は太陽と天王星がトライン(120度)。

そして、七代目菊五郎もやはり太陽と天王星がトラインでした。

 

八代目菊五郎が襲名披露の挨拶で

「伝統と革新を続けてきたのが音羽屋の歴史でございます」と言っていましたが、

まさに革新(天王星)をもたらす主役級の舞台役者(太陽)の家系なのですね。

七代目菊五郎は名前を変えずにそのままなので、

同時に七代目と八代目の菊五郎が二人存在することになるというのは前代未聞だそうですが、

それも革新的な音羽屋らしいのかもしれません。

 

気になったので、生年月日のわかっている五代目と六代目の菊五郎の

ホロスコープも作ってみたところ、

五代目が天王星が芸能を表す金星とトライン、

六代目は天王星と金星がコンジャンクション(0度)。

やはり天王星の革新性が見られます。

六代目菊之助の従兄にあたる尾上眞秀くん(女優の寺島しのぶさんの息子)も

天王星と金星がトラインです。

 

今回の襲名時のソーラーアーク(進行図)では、出生時間不明ながらも、

継承を表す冥王星が反応していました。

八代目菊五郎は出生図の冥王星に対してソーラーアークの木星がセクスタイル(60度)。

六代目菊之助が出生図の太陽に対してソーラーアークの冥王星がセミスクエア(45度)。

冥王星は重圧も表しますが、11歳の子どもにとっては、

大名跡の襲名は重圧以外の何ものでもないでしょう。

太陽が表す子どもらしさや自分らしさは抑えなければなりません。

でも、私は初舞台から観ているので、今後の成長が楽しみです。

 

そういえば、六代目菊之助の母方の祖父は、亡き二代目中村吉右衛門。

二代目吉右衛門は太陽と海王星がトライン、

六代目菊之助は太陽と海王星がスクエア。

父方からは革新性(天王星)を、母方からは芸術性(海王星)を受け継いでいるんでしょうか。

 

襲名は3月31日、海王星が牡羊座に入った翌日でした。

革新性と深い芸術性で勢いよく歌舞伎界を牽引していってほしいですね。

 

ちなみに、継承される(冥王星)古典(土星)芸能(金星)をこよなく愛する私は

出生図で金星と冥王星のコンジャンクションが土星とトライン。

すべて出生図に描かれているなあとしみじみ思う今日この頃です。

 

 

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