占いがストレスに対してできること

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。

今月のブログテーマは「ストレスコーピング」ということで、ストレス発散について書いてみます。

自分にとってのストレッサーが人とは違うこと(それはホロスコープからも読み取れます)、エレメント別ストレス発散法の例、ストレスに対処するのに占いをどう活かすか、などについて考えていきましょう。

生きていれば何かとストレスは感じるものです。

ストレスから自由になることはないし、軽くストレスがかかっているからこそ対策を立てるのに頭を使ったり、工夫したり、その結果として障害を乗り越えられたり、結果を出せたり、成長するとも言えます。その程度にもよりますが、ストレスにはいい面、悪い面がありますよね。

出生図からも、人それぞれのストレス因子がわかります

何をストレスと感じるかは人それぞれ。

いろいろなケースやパターンが考えられますが、たとえば生まれつき苦手なことをさせられるとストレスを感じます。人前で話すのが不得意な人なら、次のプレゼンは君の担当だよ、と言われた途端にプレッシャーを感じるでしょう。

反対に、人前でもあまり緊張せずリラックスして話ができる人は、それをストレスともプレッシャーとも感じないかもしれません。

出生のホロスコープで「人生で克服すべきテーマ」は、土星が示しています。「人生で」というと大げさなようですが、日々起こる小さなことであってもそのテーマにまつわる何かに直面するとストレスを感じやすいのです。

土星のテーマは、ほかの人はうまくやっているのに自分にとっては苦手なポイントとか、それをするのはちょっと恥ずかしいなと感じることとして表れることがあります。

表現や創造性を司る獅子座に土星があると、自己表現に苦手意識があったり、恥ずかしさを感じたり。

反対に、土星ではなく他の星がたくさん入って獅子座が活発なホロスコープの方であれば、おしゃべりや自己表現を抑えつけられることがストレスとなるでしょう。
(星の配置にもよるため、必ずそうとは限りませんが)

苦手なものごとを避けられればいいのですが、そうもいかないもの。

まずはあなたが何が苦手で、何をストレスと感じやすいか、ホロスコープから読んでいくと気づくことができます。その気づきから、「それならばどうすればいいのか？」を客観的に考えることができるのです。

エレメントの偏りからわかるストレス発散法

西洋占星術で扱う星座は、4大元素＝火地風水という四つのエレメントに分けられます。
生まれたときの天体配置が、どのエレメントに偏っているか、どのエレメントに少ないかを見ることであなたに適したストレス発散法も見えてきます。

ご自分でホロスコープが読める方は、主に個人天体(太陽＋月、水星、金星、火星くらいまで)の分布に注目してくださいね。

◎火のエレメント(牡羊座、獅子座、射手座)に天体が多い、あるいは太陽や月が火のエレメントのホロスコープ：

▶いちばんわかりやすく、「発する」ことで発散できる人たちです。
スポーツ、声を出す、カラオケ、クルマの運転や旅行など、どちらかといえば「陽性」の発散やワクワクドキドキでスッキリするタイプ。火のエレメントにとって旅行は、移動の楽しみという側面が強いでしょう。

◎地(土)のエレメント(牡牛座、乙女座、山羊座)に天体が多い、あるいは太陽や月が地のエレメントのホロスコープ：

▶目に見えるもの、身体で感じる心地よさなどが発散につながる人たちです。
美食、マッサージやエステ、片づけたり絵を飾ったりして部屋を見た目スッキリさせるなど。買い物も悪くないのですが、節約志向が多いのも地のエレメント。後悔しないよう衝動買いには気をつけて。

◎風のエレメント(双子座、天秤座、水瓶座)に天体が多い、あるいは太陽や月が風のエレメントのホロスコープ：

▶形にはこだわりがなく、頭がスッキリすることで発散できる人たちです。
お喋り、疑問に思っていたことが解決するような読書、旅行。風のエレメントにとって旅行の楽しみは、知らない土地を知ることが大きいでしょう。狭いところよりパノラマビューの風景が癒やしになります。

◎水のエレメント(蟹座、蠍座、魚座)に天体が多い、あるいは太陽や月が水のエレメントのホロスコープ：

▶気持ちを大切にすることで発散できる人たちです。キーワードは「共感」。
自分のことを本当にわかってくれるひとに話を聞いてもらうことがベストですが、あいにくそんな相手が思いつかないのであれば、SNSや日記にひっそり書いて吐き出してしまいましょう。

ストレスを抱えたあなたに、占いができること

占いで直接ストレスが発散できる人は少数派かもしれません。

ただ、たとえば星読みであれば……。

占星術師がご提供できることのひとつが、俯瞰で自分を眺める視点です。
周りの人と自分を比べるのではなく、あなたの生まれついて持った傾向といま直面しているストレスとを照らし合わせて、そのストレスに対していまできることを探っていくセッションはいかがでしょう？

現在の天空(トランジット)で土星、天王星、海王星が、今年は星座を移ったり、ふたつの星座の間を行ったり来たりしてわたしたちを揺さぶりそうなのです。すでに身をもって変化を感じていらっしゃる方も多いようです。

そんな時期には個人だけでなく、家族や属している会社、コミュニティも変わっていくため、なかなか心が休まらないこともあるでしょう。

それでも。

いま目の前にある景色は、見方を変えれば違って見えてくるかもしれません。
視点を変えれば、ふっと緊張していた肩から力が抜けるかも。
閉じた心にちょっと新しい風を入れるような時間をもってみませんか？

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