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2025/07/01

天王星双子座入りで次の時代のプレビューが始まる

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。

2025年上半期には、海王星、土星、木星など遠い天体の星座移動がありました。

それを受けての下半期、どんな動きが予定されているかをざっくり見ていきましょう。

上半期の天空模様を振り返る

(1)3月30日 海王星が魚座から牡羊座に

(2)5月25日 土星が魚座から牡羊座に

(3)6月10日 木星が双子座から蟹座に

 

そして下半期に入ってすぐ、直近で予定されているのは、

(4)7月7日 天王星が牡牛座から双子座に

 

ということになっています。

 

(1)~(3)の共通点は、天体が「柔軟宮星座(魚、双子)」の最後を経て「活動宮星座(牡羊、蟹)」に入ったという点です。

柔軟宮サインの終わりから活動宮サインの初頭にかけてはエアリーズポイント(エリーズポイント、アリエスポイントとも呼ばれます)といって、ものごとが表面化しやすい発芽ポイントと見なされています。

そんな星空と連動するように、

今年、新たなことを仕掛けていこうと決めた方や、(意図したかどうかは関係なく)大きな終わりを迎えてスタート地点に立った方、何もできていなくて「始めなきゃ変わらなきゃ」と焦りを感じている方もあるかもしれません。
それは星の動きからすれば自然なことなのです。

2025下半期の初っぱなに天王星が星座移動

西洋占星術の暦は春分がスタート地点なので上半期は秋分まで続くのですが、グレゴリオ暦では7月からが下半期。
その最初を飾るのが冒頭に書いた、(4)の天王星の双子座入りです。

天王星は変化や改革、独立や分離を促す象徴として、地のエレメント&固定宮星座の牡牛座を進んできました。

天王星が2018年に牡牛座に入ってからは、単純化すると「目に見える世界」を「新しくしよう」という流れになったと言えるかもしれません。
わたし自身は牡牛座天王星を「身体から革命を起こす」というキャッチフレーズで捉えていましたが、この7年間を生きてくるなかで実際に感じたことの一つは「物理的なものごとの有限性」でした。

有限だから残念というわけでもなく、有限であることのポジネガ両面をさまざまな局面で見せられてきたなぁという感じがします。
有限なもののよさを愛おしむというのはなんとも牡牛的な態度ですしね。

 

さて。その天王星がついに双子座に入るのが2025年7月。
といっても9月には逆行し、11月には再び牡牛座に戻ってしまいます。つまりこの4ヵ月間は天王星双子座お試し期間というわけです。

いま思いつく風のエレメント、柔軟宮星座の双子座天王星のキャッチフレーズは「新しいドローンを使って世界を見る」。まだ始まってもいないので暫定案ではありますが。

双子座には環境に適応しつつ、好奇心からあれこれ見て回り、試してみて知識や情報を探索していく性質があります。天王星という新しいツールはドローンみたいなもので、それを使うとわたしたちは地上に立つよりも一段高い視点が持てます。
するとおそらく、古い情報探索の仕方やコミュニケーションが変わってくるだろうなという感じです。

これから約8年間の天王星双子座滞在では、そのような取捨選択を経た変化が予想されます。

天王星双子座入りで空にできるカタチ

昨年11月に冥王星が水瓶座に本格的に入ったことを覚えていらっしゃる方も少なくないでしょう。
そして、今年に入ってから海王星と土星が牡羊座に、7月に天王星が双子座に入ることで、小三角と呼ばれる二等辺三角形が形づくられます。

 

小三角は、具体的にものごとを動かしていくアスペクト。

今回関わっているのは水瓶冥王星、牡羊海王星と土星、双子天王星ですが、冥王星以外の3天体はやがて逆行して前の星座に戻るため、今年9月頃から?形が崩れ始め影響も弱まります(前の星座に戻った3天体がまた現在の星座に出揃うのは2026年4月末となります)。

 

今年7月から9月までは、水瓶冥王星の「公共のための徹底した線引きや断捨離」、牡羊土星海王星の「新しい夢と現実化」、双子天王星の「革新的な情報ツール」といったキーワードが手を結んで流れを作っていく時代の、こちらも「お試し期間」。

 

いずれにしても、2025年下半期は次の時代のプレビューが始まることだけは確実でしょう。

 

7月7日一瞬だけできる運命的なカタチも

 

7月7日に天王星が双子座に入る頃、射手座の月、水瓶座冥王星、牡羊座土星と海王星、双子座天王星と金星という4つの点と天秤座のMC(東京時間)とで、1点欠けのグランドセクスタイル(六芒星)という形ができます。

グランドセクスタイルとは予定調和的な幸運の相。今回は風と火のトラインに近い形(獅子座だけ抜けています)なので、発信する力に追い風があるでしょう。
MCを含めるので完全な形は移ろいやすいのですが、天空のホロスコープには欠けている獅子座初期度数に天体や感受点をお持ちの方はそれがこの図形にぴたっとはまるため、より運命を感じることが多そうです。

 

牡牛座天王星で学んだことを活かしていく

 

ところで、天王星が双子に入るに当たって、先回りして双子サインのよいところと、はまりやすい穴を復習しておくのもいいかもしれません。
いくつでも挙げられるのですが、たとえばこんなところに注目してみましょう。

 

(天体が双子座を運行しているときの)

よいところ:
・軽やかさや気楽なお試し感覚
・好奇心のままにさまざまなことを網羅していく機動力
・言語化やコミュニケーションの確かさ

 

はまりやすい穴:
・追求にきりがなくなる
・絶え間なく脱線してテーマがばらけやすい
・神経質、頭でっかちになりがち

 

今回双子座に入るのは天王星ですから、絶えず新しい企画を思いついてはやってみたくなり、その途中で別のことを思いついてやってみて、その途中で……といったことになりがちで、最初にやろうとしていた「刷新や変革」はどこへやら?となってしまうかもしれません。

 

 

そんなときに思い出したいのは、牡牛天王星時代に体験し、感じた「物理的なものごとの有限性」です。

双子座がわたしたちに与えてくれる好奇心、そして知識や情報は無尽蔵に湧いてきます(あるいは少なくともそのように見えます)。インターネット空間が誰にでも手軽にアクセスできるようになり、生成AIなどがさらなる情報収集や思考の整理を助けてくれる現代ではなおさらです。
でも、それを扱うわたしたちの頭脳や肉体は現実に縛られる有限なもの。パワーにも限りがあります。
「今日はここまで」「このテーマについてはとりあえずほぼ考え尽くした」と自分で区切りをつけて、ゆとりをもてるといいですよね。

双子座は、拡散しやすい風のエレメント。散らかしすぎて、自分も散らばってしまって、バッテリー切れを起こさないように気をつけましょう。

 

7月の担当日

 

7月2日(水)、12日(土)、21日(月・祝)
(第5水曜の30日はお休みし、代わりに21日を担当します)

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