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2025/07/06

空気より、言葉で通じ合おう―天王星が促すコミュニケーション改革

 

明日7日に天王星がいよいよ双子座に入ります。

すぐそばには、一足先に双子座入りした金星が。

今は、ひとりの個人として健全な人間関係を築くチャンスです。

そのためには、双子座の表すコミュニケーション、言語化することが大切。

 

 

言語化力が生成AIを使いこなすうえで重要だということは、

以前のブログで書きましたが、

人間関係で他者と健全な距離を保つためにも必要です。

日本では特に、「空気を読む」能力が高く評価され、

人間関係で「以心伝心」が求められることもよくあります。

 

 

確かにそれは美徳ではありますが、

それによって問題が生じやすいことも事実です。

言葉にしなくても察してくれることを期待しても、

相手が察してくれなければ、言葉で伝えるしかありません。

ムスッとしてみたり、テーブルの上に乱暴にものを置いたりしても、

それは「不機嫌ハラスメント」ということになる時代です。

 

 

考えてみれば、自立の際には言葉にすることが必要です。

何も言わなくてもわかってもらえる、

相手との「ニコイチ」状態は心地よいかもしれませんが、

「私もあなたも一緒」とすることで、

違いを否定してしまうこともあるのです。

言葉で伝えることで、自分と相手の違いがはっきりとわかります。

お互いが違う考えを持った独立した個人なんだと認め合って初めて、

健全な人間関係は築けるのです。

 

 

先日読んだ『ルポ 誰が国語力を殺すのか』という本では、

最近の子どもたちが、国語力の低下によって、

単に読解力がないというだけでなく、言葉で考えられず、

自分の気持ちや考えを表現できないことにもなっていると指摘されていましたが、

紹介されている数々の例はとても衝撃的でした。

自分の気持ちを言葉で表現できなければ、

暴れるといった別の行動に出るしかなくなるのかもしれません。

確かに、私も子どものころは言葉があまり出てこなかったので、

気持ちはわかります。

 

 

天王星には「反抗」「自立」の意味もありますが、

言葉で伝えずに暴れたりむくれたりしているだけでは「反抗」で、

自分がどうしたいのか、何を求めているのかを言葉にできて初めて

「自立」となるのです。

 

 

「言葉にして伝える」というと、

毅然とした、冷たい感じを受ける人もいると思います。

そういう人は、マーシャル・ローゼンバーグの提唱した

「非暴力コミュニケーション(NVC)」を学んでみるといいかもしれません。

 

 

NVCは他者とのつながりを重視し、相互のニーズを満たすことを目的とした手法で、

次の4つの要素から成り立っています。

 

観察(Observation: 起こっている事実を客観的に観察すること。

感情(Feeling: 自分が何を感じているかに目を向けること。

ニーズ(Need: 自分にとって重要なことや求めているものに気づくこと。

リクエスト(Request: 他者に何をしてほしいかを明確に伝えること。

 

これをマスターするのは簡単ではないと思いますが、知っておくだけでも役立つでしょう。

そして、相手のニーズにも目を向けることが大切です。

 

 

奇しくも天王星-金星は海王星-土星とセクスタイル。

成熟した態度で思いやりをもって言葉にすれば、

健全な距離感の人間関係が築きやすくなるはずです。

これは、これらの天体と小三角をつくっている水瓶座の冥王星が表す、

人の価値の上下のない平等な社会への変容にもつながるかもしれません。

 

 

あさぎ真那

 

 

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