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2025/07/09

ストイックになりがちな時期の過ごし方

こんにちは!

北海道(函館)支部&オンラインで、
心理占星術コンサルテーションをしている夕雅(ゆうが)です。

私事ですが、ここ一年ほど、時にはストイックになりながら自分と向き合う日々を過ごしていました。
占星術による時期表示では、土星=太陽のソーラーアークが自分に起きており、
経験を通して自分自身を見つめ直す機会をたくさんいただきました。

土星の抑圧が太陽の輝きにかかるとき

土星と太陽に関する解釈の一例

この組み合わせは「自我の制限」が起こりやすいと考えられています。
必要以上に自分を抑え込んで周りに合わせたり、周囲との関係で孤独を感じやすかったりします。

実際この時期は自分の外側からいろいろなことが起きていたので、
その対応に追われる自分と否が応でも向き合うことになっていました。

始めの頃はやはり精神的に抑圧を感じることが多く、自己批判もありましたが、
同時に、そんな自分を見つめる、もう一人の冷静な自分がいることにも気づきました。
同じ頃、トランジット土星が私の出生図の水星に何度か接触していたことも関係あるでしょう。
思考(水星)に関する制限は抑うつにも関係しますが、私の場合は冷静さをくれた気がしています。
土星の客観性が、無意識に働く自分の一面に気付かせてくれたようでもありました。

実際に起こった出来事

土星は「試練」の星とも言われます。
実際、試練を感じる出来事としてこどもの病気との関わりが、この土星と太陽のソーラーアーク初期(昨年6月)に起こりました。
ちなみにトランジット土星が私の太陽と180度にあった春に病名が分かり、手術を選択しています。
6月までは入院の手続きや手術でその子の住む札幌まで何度か行き来していました。
おかげさまで手術は成功し、経過も順調で退院できましたが、
札幌滞在中は一人暮らしをしている父の世話もしていました。

土星は「父親」に関する天体でもあるので、
父との関係づくりもこのソーラーアーク(土星=父、太陽=私)で重要でした。
仕事人間で勝手気ままといった印象を父に抱いていた私は、関係性にも距離を感じていましたが、
それだけではない父の一面に触れる機会があり、心境の変化が感じられた時期でもありました。

土星と太陽のソーラーアークがピークを迎えていた冬は
占星術のセッションに追われる日々が続き、今年の5月にはこどもが結婚しました。

仕事の充実結婚(親の責任を果たす) も土星=太陽のソーラーアークが表すものとなるでしょう。
また5月は結婚前の両家の顔合わせと家のリフォームがあり、バタバタした日々が続いていました。
リフォームローンによる新たな「債務」も発生。これも土星が示しそうです。
6月は半年ぶりに父の世話で一週間ほど札幌に行ってきましたが、
親戚の急死で葬儀に参列することとなり、父の付き添いをしながら故人を偲び、
お別れをする出来事もありました。
この経験も時期表示が関係しているのでは、と思っています。

現実にどう対応するか、問う土星

様々な出来事がこの時期ありましたが、いつも感じるのは頑張りすぎる自分の存在でした。

これは太陽のサイン[乙女]からくるものと、
私の出生図で強調されている土星の合わせ技のような気がしています。
完璧主義が強調され、頑張りすぎてしまうのです。

「周りの役に立ちたいから、もっとできることがあるはず」
この完璧主義(理想主義でもありますね)を極めたい感覚が常にありました。

また、こどもの病気に対する不安から最悪の事態を想像し、
更に不安感をあおってしまうことも何度かありました。
乙女のサインは些細なことに囚われ周りが見えなくなってしまうこともあります。

土星から太陽に接触する時期表示は、
太陽サインの特性に焦点を当て、必要な時にはブレーキをかけて現実を映しだす
のではないか、と感じています。

この時期は体や心が空回りして疲れている自分に気づく度に
現実的なものの見方や、過度にならないための適正について考えることが多かったですね。
現実主義で適正にこだわる乙女サインなので、ここがクローズアップされていたように思います。

現実を知り、問い続けること

土星は現実に特化した天体なので、
『今、現在』に焦点を当て、どうしていくか、も重要になっていきます。

父と一緒に生活しながら感じたことは
「父に抱いていた印象は昔のものであり、今の父ではない」ということ。

『勝手気まま』は今も健在ですが(笑)、感情表現が苦手で不器用な父の性格も
その印象づくりに影響していたようです。
暮らしの中で父の本音がチラリと出る度にその内面を垣間見たような気がし、
あまりにも勝手な時には(笑)対話を通して自分の意見を伝えていく体験もしました。

自分と向き合い、今の自分ができることを問いながら、
現実と向き合う経験を重ねていった時期でした。

 

 

牡羊座にある土星の活かし方

今現在、牡羊サインにある土星はちょっと無鉄砲な行動になりがちかもしれません。
でも、そこさえ気をつければ、進む一歩は軽く出せそうです。

無鉄砲な行動力と押しの強さもありそうな[牡羊]土星ですが、
失敗を恐れず前に進める[牡羊]の要素と長期的な目線で計画性のある土星、
双方に長所があることも事実です。

行動力は火星の特性ですが、牡羊サインを支配しているのは火星なので、
[牡羊]土星は軽率さに気を付ければ、現実的に物事を動かす力となりそうです。

この辺りを意識して使ってみると未知の世界が開けてくるかもしれませんね。

自分が今できること、または、したいことって何だろう?

問い続けて、少しずつでも行動に移していけたら良いですね。

でも、なかなか見いだせないなぁ…と感じた時、
心理占星術の視点でお役に立てることがありましたら幸いです。

 

「2025年6月のブログテーマ」

「自分自身と向き合う」

 

 

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