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2025/11/02

心理占星術でみる出会いと結婚のタイミング 

こんにちは!

北海道(函館)支部&オンラインで、
心理占星術コンサルテーションをしている夕雅(ゆうが)です。

今回は昔の自分を振り返りつつ、心理占星術の視点から「結婚のタイミング」について考えてみました。

結婚の時の星回り

私と夫のケース

私が結婚したのは春でした。

夫も私も結婚の時期に特別なこだわりはなく、私自身「結婚するなら仕事を辞めて、退職のタイミングは区切りのいい年度末がいい」と考えていたので、自然と春に決まった感じです。

この時はただ、自然の流れとしか思っていなかったのですが、当時の星回りを調べてみると、やはりそれらしいものが出ていました。

私の星回り

太陽がとても強調されています。

天体等のつながりから予測する時期読み、ソーラーアーク法では、半年間有効の 太陽(私自身)木星(幸運・拡大) と 太陽AS(自己表現) が、ちょうど結婚した時期に起きています。

それまで実家暮らしをしていて親に甘えていたところもあり、『結婚を機に新たな自分で生活を始める』というテーマが見えてきます(太陽=AS)。
『夫との生活で自己表現の必要性が増す』といったテーマも感じられます(太陽=木星)。

この時の星の動きは正に、私が感じていた思いを映し出すものでしたが、実は、結婚した時期よりも夫と出会った時期に重要な星回りがあり、ここでも太陽が強調されていました。

出会った時に一年間有効の時期表示 МC(社会的立場・仕事)=太陽 があり、付き合い始めた頃、空にある木星(トランジット木星)МC軸AS軸にも接触しています。

МC=太陽 は『自分自身を社会に表現する必要性、または、自分に光が当たる』といったイメージでしょうか。
結婚時期には特徴的なトランジットはなく、出会った頃の方が印象的です。
出会いの時期と結婚時に関する天体が共通しているので、その時の経験が数年後に実を結ぶ…そんなイメージもでき、『自然の流れで結婚まで進んだ』当時の心情を映し出しているようです。

夫の星回り

結婚した時期は、ちょうどサタンリターン(空にある土星が出生図の土星に重なる)が起きており、数か月後にはその土星がМC軸を通過しています。
『社会的な責任を負う』土星が結婚のタイミングで強調されており、『男は結婚して一人前』という風潮がまだ強かった当時は、まさにそんな心境だったでしょう。

結婚する前年にも土星が関係する星回りがあり(夫の出生図の月に土星が接触)、結婚を決め、お互いの両親に挨拶する時期でもあったので、土星の関係の『欲求・望みの実現化』とも合致しています。

実は、夫が私と出会った時期にも重要な星回りがあります。

一年間有効の時期表示(ソーラーアーク)があり、 太陽木星 太陽=МC が起きています。私と同様に太陽木星が強調されており、当時、空にある木星(トランジット木星)も夫のASと接触していました。

更に、夫の場合、この時期に 土星=AS も起きています。付き合い始めた頃には結婚も少し意識していたようなので、それを示しているかもしれません。

お互い、出会いの時期にとても重要な星回りがあり、太陽木星の共通点が興味深いところです。星回りからみると、これは幸せな結婚を意味するのでしょうか?

まあ、ここに至るまでにはさまざまなことがありましたが、継続するには努力(土星)が欠かせません。

長女のケース

今年5月に結婚した長女のケースを紹介します。

一年間有効の時期表示 太陽  と 木星 が起きています。 太陽(自分らしくある事)(強い望み)  と 木星(幸せ・拡大)(強い望み) の自分らしく、幸せになりたい思いがとても高まる時期になっています。

春には彼のいる都市へ転居したのですが、その時期、空にある冥王星(トランジット冥王星)が出生図の土星と接触。現実でも友人との送別会や引っ越しなどで、かなり忙しく、疲労困憊していました。

来年春には挙式も兼ねた旅行を計画していますが、その時期の星回りには 木星(拡大・国際性)(欲求・希望) や 太陽(自己表現)МC(社会的立場・仕事) があり、そのイベントを示唆しているようです。

今回は私を含めた家族の星回りを例にお伝えしましたが、かなり共通点の多い時期表示が出ていますよね。

太陽、木星、月、土星が関係する時期に結婚のタイミングが訪れています。家族同士、共通のテーマを持ちやすいということもあるでしょうが、結婚は自分自身(太陽)が主役であり、高まる欲求(月)、幸せ(木星)、家庭を築く責任(土星)がイメージできますね。

ちなみに、娘が結婚した5月、夫は二度目のサタンリターンを経験していました。
仕事も忙しかったのですが、娘を送り出す父親としての落胆ぶりは、ちょっと可哀想でもありました。

 

マリアージュと融合

パートナーとの共同生活では、さまざまな覚悟や意見の主張、譲り合いが必要で、時には魂がぶつかり合うこともあるでしょう。

恋愛期間中は自分の理想が勝り、相手がよく見えなくなることもあるでしょう(だから楽しいのかもしれません)が、結婚生活では自分が見たくない一面を相手にみることも多々あり、そこにはある程度妥協が必要で、忍耐も求められます。

覚悟や忍耐は惑星でいえば土星が関係しますし、意見の主張は火星、譲り合いや魂のぶつかり合い(相手との力関係)は冥王星が関係するでしょう。

私の心理占星術コンサルテーションでは結婚のタイミングに、クライアントの出生図のアセンダント、МCに接触する土星冥王星の時期表示を見かけることがよくあります。

土星が出ていた事例では、家庭を築く責任を象徴するだけでなく、仕事の引継ぎや結婚、引っ越し準備の忙しさに追われ、体調不良を伴うケースもありました。自分のことより周囲を優先しがちな土星特有の心理的傾向が見受けられます。

冥王星が強調されている点は、クライアントに女性が多いというのもあるかもしれません。名前が変わる、パートナーの勤務地へ引っ越し、仕事を変えなければならないなど、相手の事情により自分の存在が大きく変わる時期として、冥王星が現れているのでしょう。

冥王星はまた、深い愛情や親密さ、絆の深さに関係しています。強い想いは、相手の心に届き、相手を変えるほどの力を持っています。

フランス語で結婚を意味するマリアージュには、『融合』という意味も含まれています。
心を開き、相手の懐に飛び込み、互いに心を通わせることで生まれる魂の絆をこの『融合』から感じますが、それはまさに冥王星が示す象徴です。

生活を共にしながら絆を深めていく、その道のりは決して平坦ではなく、迷い、あるいは困難も生じてくるでしょう。しかし、そのなかで、まずは自分を想い、そして相手を想う、自愛他愛から『融合』が始まっていくのでは…とも冥王星から感じます。

冥王星は相手との力関係に関する天体です。
自分に比重がかかり過ぎると感情に溺れて相手を攻め、逆に見失うと相手の意のままに動いてしまう恐れがあり、自愛と他愛のバランスが重要なのです。

結婚生活は日々、この修行を積み重ねていくものかもしれませんね。

結婚のタイミングはもちろん、その後の生活をどう続けていくかも大切なこと。
起こるであろう様々な局面の対策として、あなたの星回りを意識し、活用してみるのはどうでしょうか。

 

占いで見る『結婚のタイミング』~2025年10月のブログテーマ~

 

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