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2025/06/23

算命学で読み解く、癸未月(2025年7月7日~8月6日)の運気

算命学で読み解く、癸未月(2025年7月7日~8月6日)の運気

 

こんにちは。第三の眼・代々木&オンラインの算命学鑑定士、西村侑記です。

七夕の短冊が風に揺れ、夜空を見上げる季節がやってきました。

蒸し暑さと蝉の声が夏の訪れを告げる7月。

暦の上では7月7日の七夕を境に、「癸未(きすいのひつじど)」の月に入り、

天地の気も静かに切り替わっていきます。

日常は忙しく過ぎていきますが、暦の節目は心の節目でもあります。

先月に引き続き、この1ヶ月の運気の流れや過ごし方など、算命学を使って占っていきます。

皆様にとってより充実した一ヶ月になりますよう、御参考にしていただければ幸いです。

 

算命学の暦とは?

算命学では、毎月のスタート日は、

グレゴリオ暦(一般的カレンダー)の1日とは違い、年や月によって変わります。

2025年7月は、7月7日から8月6日までが「癸未きすいのひつじどという月にあたります。

 

2025年7月7日~8月6日癸未月の干支

2025年7月の月運: 癸未(きすいのひつじど)月

癸未(きすいのひつじど)の干支は 、
自然界で表すと「夏の終わりの乾いた土地に降る通り雨」のような姿です。

癸の雨は、そんなに多くの雨ではなく、夏の終わりの乾燥した土地に、

まるで通り雨や霧雨のような恵みの雨を降らしてくれます。

今年の年の干支である乙巳(おつぼくのみび)は、自然界においては、夏の草を表します。

この雨は、夏の草にとって、正に恵みのような雨でしょう。

 

ただし、癸の雨はすぐに蒸発してしまうような、にわか雨のような雨です。

癸(きすい)の水は、年と月の2つの夏の干支(乙巳、癸未)の存在であること、

さらには、土剋水(どこくすい)水剋火(すいこくひ)と剋しあう関係にあり、

その恵みがより失われやすい状態にあるわけです。

 

元々、癸(きすい)の水は、

雨の水がやがて川や雨に合流して水量を増やすように、

コツコツと同じ世界で積み重ねる人生展開を良しとしますが、

その中でも、癸未(きすいひつじど)は、特にコツコツと積み重ねることが大事な干支です。

そのため、今月は、これまでコツコツと努力してきたことが、実を結びやすい時期とも言えるでしょう。

特に、今まで時間をかけて丁寧に育ててきたことほど、大きな成果につながる可能性が高い時です。

 

◆ 前月(6/5~7/6)の壬午月から、癸未月(7/7~8/6)への運気の流れ

前月(6月5日~7月6日)、壬午(じんすいのうまび)の月は、

陽の水性「壬」と陽の火性「午」が組み合わさった、非常にエネルギッシュで情熱的な月でした。

壬(じんすい)は大河のような奔放な水、午(うまび)は真夏の太陽を象徴し、

水と火という相反するエネルギーがぶつかり合うことで、

外向的な行動や感情の爆発が起こりやすい時期でした。

 

そこから癸未月(7月7日~8月6日)に入ると、エネルギーは内向きへとシフトしていきます。

壬午月で外に向かって放たれた情熱や行動力が、

癸未月では内省や整理整頓、精神的な成熟へと変化していくのです。

 

この流れは、まるで夏の嵐の後に訪れる静かな雨のよう。

感情の波が落ち着き、自分自身と向き合う時間が増えることで

心の奥底にある本音や願いに気づくこともあるでしょう。

 

◆土用と癸未月の関係性

全体的には、落ち着きと安定感のある月のようにも感じますが

未(ひつじど)の土性は変化を暗示する要素も持っています。

そのため、一見穏やかそうに見えても、内面では変化の波が静かに押し寄せているかもしれません。

特に、これまで積み重ねてきたこと、慣れ親しんだ環境に変化が起こりやすいでしょう。

一方で、足元がおろそかになっていると、思わぬ落とし穴にはまる可能性も。

この時期は大きなチャンスに一気に飛びつくよりも、

基礎を固め、現状をしっかりと見つめ直すことが未来への開運に繋がります。

 

◆ 行動力と内省のバランス:癸未月を彩る二つの星

 

● 十大主星「車騎星(しゃきせい)」

車騎星は、行動力・正義感・責任感を象徴する星です。

軍人やスポーツ選手のように、一直線に突き進むエネルギーを持ち、

物事を白黒はっきりさせたいという強い意志を表します。

癸未月に、車騎星が表出するということは、

「静かな中にも、内に秘めた闘志や行動力が芽生える」ことを意味します。

普段は控えめな方でも、この時期は自分の信念に従って行動を起こすチャンスが訪れるでしょう。

 

● 十二大従星「天庫星(てんくらせい)」

天庫星は、「蓄積」「保管」「終わりと始まりの狭間」を象徴する星です。

人生の晩年期を表す星でもあり、過去の経験や知識を整理し、

次のステージに向けて準備を整える役割を担います。

この星が癸未月に表出するということは

「過去を振り返り、必要なものを見極めて手放す」ことがテーマとなることを示しています。

物質的な断捨離だけでなく、人間関係や価値観の見直しにも適した時期です。

また、天庫星は「静寂」や「孤独」とも縁が深いため、

ひとりの時間を大切にすることで、心の整理が進みやすくなります。

 

「行動する車騎星」と「整理する天庫星」の組み合わせ

今月は、“動きながらまとめる”という少し矛盾したテーマが同居しますが、

このバランスこそが癸未月の鍵でもあります。

ただし、車騎星は「攻撃性」や「短気」といった側面も持ち合わせていて

凝り性の「天庫星」と重なり、何かに拘り過ぎて衝突が起こることも。

感情的になりすぎず、柔軟な対応と、一歩引いた冷静な判断力を心がけることも大切です。

 

◆ 内面の変化が加速する:2025年 乙巳年 × 癸未月の組み合わせ

2025年は「乙巳(おつぼくのみ)」の年です。

  • 乙(おつぼく):陰の木性。柔軟で繊細、成長を象徴するエネルギー
  • 巳(みび):陰の火性。知性や直感、変化を象徴する干支

乙巳年は、感受性が豊かで、繊細な感性を持つ、調舒星(ちょうじょせい)という星が表出され、

内面の変化や精神的な成長が促される年であります。

この乙巳年に癸未月が重なることで、

「内面の変化が加速し、精神的な成熟が深まる」流れが強まります。

特に、過去の経験を活かして新たな価値観を築くことができる時期となるでしょう。

 

また、

  • 乙巳年から表出される、「調舒星」(ちょうじょせい)は、趣味や芸術の星
  • 癸未月から表出される、「天庫星」(てんくらせい)は、凝り性の星

この機会に、やってみたかった趣味や好きなことに、没頭する時間を取ってみるのはいかがでしょうか?

出来ましたら、アクティブなものよりも、1人でじっくり取り組めるものが、よりおすすめです。

 

また、乙巳と癸未はどちらも「陰干支」であり、エネルギーが内向きに働きやすいため

気分が沈みがちになったり、孤独を感じやすくなる傾向もあります。

そんな時は、無理せず、自分のペースでゆっくり過ごすことも開運の鍵となります。

 

◆ まとめ

2025年7月の癸未月は、「静かな変化」と「内面の成熟」が促される1ヶ月となります。前月の壬午月で大きく動いた方ほど、この7月は“静かなる再構築”の時間を意識するとよいでしょう。

 

◆ さいごに

2025年7月の癸未月は、激しい動きのあった前月とは打って変わって、
静かで奥深い運気が流れる1ヶ月です。

「外に向かう力」よりも、「内に向かう力」に焦点をあて、自分自身の再構築をはかる好機となります。

車騎星のもたらす勇気と責任感、天庫星が与える内省と準備のエネルギーをバランスよく活かすことで

この1ヶ月はこれからの人生を大きく飛躍させるための“静かなスタート地点”となるはずです。

 

この記事が、癸未月をより良く過ごすために、少しでもお役に立てれば幸いです。

皆さまにとって、癒しと気づきに満ちた素敵な7月となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

ご参考:算命学で読み解く2025年の全体運
☞ 乙巳年はどんな年?&運気UPの秘訣☆彡

 

先月の運気はコチラ↓

算命学で読み解く、壬午月(2025年6月5日~7月6日)の運気

 

🌸執筆者:算命学鑑定士・西村侑記(代々木店&オンライン店)🌸

 

西村 侑記

算命学・神綾学を中心とした東洋占術を専門とする鑑定士。

代々木店での対面鑑定、オンライン鑑定、電話鑑定を承っています。

セッションを通して、皆さんお1人1人のオンリーワンの人生を生きることを、心より応援いたします。

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