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2025/08/01

算命学で読み解く、甲申月(2025年8月7日~9月6日)の運気

算命学で読み解く、甲申月(2025年8月7日~9月6日)の運気

 

こんにちは。第三の眼・代々木&オンラインの算命学鑑定士、西村侑記です。

厳しい暑さが続く中、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

蝉の声が響き渡り、夏の盛りを感じる8月。

暦の上では、立秋(8月7日)を迎えるものの、真夏の陽射しに包まれる日々が続きそうですね。

算命学では、立秋を境に、「甲申(こうぼくのさるきん)」へと気が切り替わります。

天地の気は、少しずつ秋へと移り変わっていくのですね。

今月も、算命学を使って、干支と暦の流れから、運気の傾向や過ごし方を読み解いていきます。

皆さまがよりよい1ヶ月を過ごすヒントとなれば幸いです。

 

算命学の暦とは?

算命学では、毎月のスタート日は、

グレゴリオ暦(一般的カレンダー)の1日とは違い、年や月によって変わります。

2025年8月は、8月7日から9月6日までが「甲申月(こうぼくのさるきんづき)」という月にあたります。

 

2025年8月7日~9月6日;甲申月の干支

2025年8月は 甲申(こうぼくのさるきん)月

甲申(こうぼくのさるきん)の干支は 、自然界で表すと「初秋の樹木」

少し涼しさを感じ始める頃、夏の間、勢い良く成長していた樹木の成長が止まり、

真っ直ぐに立つ木が風に揺れながらも役割を果たしている…そんなイメージです。

甲(こうぼく)は、陽の木性。

大地から真っ直ぐに天を目指す高木のように、「信念」や「理想」、「正義感」の象徴です。

環境の中で自分の立場や考えをしっかりと打ち立てようとする、まっすぐな気質を意味します。

一方、申(さるきん)は、陽の金性。

行動力、判断力、スピードを司り、金属のように鋭さと冷静さを兼ね備えます。

蔵干には【庚・戊・壬】を内包し、特に庚(こうきん)陽の金が主気として強く現れます。

この「甲(木)に申(金)」の組み合わせは、五行で「金剋木」という剋(こく)の関係

斧が木を切るように、金が木を制する構造です。

つまり、理想や信念(木)に対し、現実的な力(金)が試練を与えてくる配置でもあるのです。

けれども、ここにこそ“行動力”が宿ります。

普段、根を張って静かに佇む木が、根を揺さぶられることによって、

「行動せざるを得ない状況」が生まれる。

つまり、普段なら動けないようなことも、今月は思い切って動けるタイミングでもあるのです。

さらに甲申は「天風の気質」とも呼ばれる組み合わせで
知性と理想をもって社会へと関わる気質があります。

この時期の甲木は、自らを活かし、役立たせる「献身性」のエネルギーも強くなります。

周囲の要請や社会との関係性に向き合いながら、

「私は何を通して、誰の役に立てるのか」

という視点を持って行動することが、運をひらくカギとなるでしょう。

前月の癸未月(7月7日~8月6日)から、甲申月(8月7日~9月6日)への流れ

──静から動へ…運気のバトンが渡されるとき

前月の癸未月(7月7日~8月6日)は、

どちらかというと、内面的な整理、準備や見直しに適した、

受動的な流れが色濃く出る「静の月」でした。

そこから今月の甲申月は、ぐっとエネルギーが切り替わり

「能動・実行・突破」の気配が満ちています。

これまで水面下で考えていたことや準備していたことを、実際に“動かしていく”ときです。

そのためには、先月の振り返りがとても大切。

何を手放し、何を残したのか。

それを見極めることで、「今、どこへ進むべきか」が自然と明確になっていきます。

「そろそろ動こうかな」と感じていた方には、行動開始にぴったりのタイミングです。

 

 直観的なスピードのある行動力:甲申月を彩る二つの星

● 十大主星「車騎星(しゃきせい)」スピード・決断・行動力

甲申月に表出される星でキーとなる星は「車騎星(しゃきせい)」

これはスピード感、勇気、正義感、そしてまっすぐな行動力を象徴する星です。

考えるよりも“動くこと”にツキが宿る時期。

ただし、焦って行動したり、周囲と衝突したりしやすい面もあります。

「なぜ動くのか」という自分の軸を明確にしておけば、行動が成果に繋がっていくでしょう。

● 十二大従星「天馳星(てんそうせい)」精神性と瞬発力の星

十二大従星では、天馳星(てんそうせい)が表出されます。

天馳星は、精神世界の極の星。直観力や、霊感、アイデアの星でもあります。

現実への執着が解き放たれると、とてつもないスピードと流動性で動く瞬発力があり

その瞬間的なパワーと行動力は、十二大従星で一番とも言われます。

そのため、ここぞ!というタイミングをキャッチして、逃さず行動する、

変化を恐れない自由な発想や、時には大胆な行動力も大切になってきます。

ただし、そのパワーは持続性には欠けたり、ムラが出やすい面も。

そのため、調子の良いときは一気に動き、

そうでないときは無理せず休む──そんなメリハリある行動がおすすめです。

 

 2025年 乙巳年 × 甲申月の組み合わせ

2025年は乙巳年(おつぼくのみどし)

乙巳年×甲申月の組み合わせは、「陰陽双連」または「陰陽双破」という組み合わせになります

これは、ご自身を取り巻く環境・身近な人との関係性

──家庭、職場、友人グループなどにおいて、

団結や協力関係が起きることで、強い化学反応が起こりやすい組み合わせです。

ただし、精神の結びつきが深まる一方で、時には現実的なズレが起き、問題が表面化することも。

一見うまくいってるように見える出来事でも、問題が内在している場合があります。

ただし、それは決して悪いことではなく、「新陳代謝」として起きる必要な変化。

変化や困難を恐れず、必要な対話や改善を行うことが、より良い方向へ導いてくれます。

 

 まとめ

2025年8月【甲申月】は、「直観力」「行動力」「スピード」にチャンスが宿る1ヶ月です。

ただし、むやみに動くのではなく、知性と精神力を使い、

ここぞというチャンスのためにエネルギーを集中し、

「なぜ動くのか」「どこへ向かっているのか」ということも頭の片隅に置きながら、

積極的に行動していくとよいでしょう。

動くときはとことん動き、気が乗らない時は、無理せず休む、というように。

“風の流れ”に心を澄まし、身を委ねてみてはいかがでしょうか。

現実面に執着し過ぎず、時には理想を掲げ、

献身的に自分を活かすことで、自然と周囲からの信頼や協力も得られていきます。

変化を恐れず、外の流れと内なる意志が交わるこの1ヶ月…。

ぜひ、あなた自身の「今を感じる感覚」を大切にしてお過ごしください。

この記事が、甲申月をより良く過ごすために、少しでもお役に立てれば幸いです。

皆さまにとって、実り多く、心豊かな8月となりますように。

 

ご参考:算命学で読み解く2025年の全体運
☞ 乙巳年はどんな年?&運気UPの秘訣☆彡

 

先月の運気はコチラ↓

算命学で読み解く、癸未月(2025年7月7日~8月6日)の運気

 

🌸執筆者:算命学鑑定士・西村侑記(代々木店&オンライン店)🌸

 

西村 侑記

算命学・神綾学を中心とした東洋占術を専門とする鑑定士。

代々木店での対面鑑定、オンライン鑑定、電話鑑定を承っています。

セッションを通して、皆さんお1人1人のオンリーワンの人生を生きることを、心より応援いたします。

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