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2024/08/18

オリンピアンに学ぶ運との向き合い方

 

こんにちは。第三の眼・代々木店のあさぎ真那です。

パリオリンピックも閉幕し、次はパラリンピックですね。

今月のテーマは『運命は決まっているのか、いないのか』。

オリンピックを観ながら、運というものについて考えてみました。

 

私はスポーツはそれほど興味ないのですが、

唯一好きなのはレスリング。

今回も日本は金8個、銀1個、銅2個と圧倒的な強さでした。

 

初出場で金メダルを手にした選手が6人、

3年越し、8年越しのリベンジでの金が2人。

オリンピックで金メダルを取るなんて、

いったいホロスコープはどんな配置になっているんだろうと気になって

それぞれ簡単にチャートを作って見てみました。

 

出生時間は皆さんわかりませんが、

多く見られたのはいわゆるマレフィック(凶星)のハードアスペクト。

さすがに、勝負の場でイージーな配置では優勝できないのでしょう。

 

3年越しで金を手にしたグレコローマンの文田選手は

オーブ1度以内でサターンリターン。

その他の選手もネイタルとソーラーアークやトランジットで

土星と冥王星のスクエアやオポジションが目につきました。

皆さん激しく闘って世界王者の地位を手にしたことがよく表れています。

 

女子最重量級で日本初の金を手にした鏡選手は

出生図で冥王星と土星のオポジションがあり、

それに対して金星と天王星のオポジションが

ソーラーアークでグランドクロスを形成している時期でした。

その土星の上に、大会中にトランジットの火星・木星が合。

最重量級にふさわしい冥王星と土星という超ヘビーなオポジションに

火星・木星がのって、闘志に火がついて運をつかみ取った感じです。

 

ただやはり、ハードアスペクトということで

オリンピック前に怪我や手術をした少なからず選手もいたようです。

前述の鏡選手は3月と5月に怪我(3月はトランジット土星が冥王星と土星とスクエア)。

137連勝となった女子53kg級の藤波選手も3月に肘の手術

(トランジット土星が火星に合)。

 

唯一連覇のかかっていた須崎選手は、まさかの1回戦負けでしたが、

どうやらやはり直前に靭帯を損傷していたそうです。

その後相手の選手が決勝に進み、決勝当日に重量オーバーで失格になったので

不戦勝扱いで3位決定戦へ。

10対0といういつもの圧倒的な強さで銅を勝ち取りました。

はてさて、こういうのはやはり、運がいいとか悪いとかで片づけられませんよね。

 

スポーツって、勝つか負けるか、運命で決まってるなんて言ったら

面白くもなんともありません。

それに、土星や冥王星の配置って同世代はだいたい一緒です。

出生時間がわかれば、

いかにもメダルに関連しそうな配置になるのかもしれませんが、

でもやっぱり、それがメダルが取れることを確約するものではない。

 

では、オリンピック(出ること自体がすごいけど)でメダルを取るような人は

なにが違うのかというと、メンタリティなのかなと思います。

 

鏡選手がインタビューで言っていた言葉が意味深でした。

「今までの選択の答え合わせができた」

 

必ずしも決まりきった運命というものがあるわけではなく、

(と言っていることも運命で決まっているのだと言われたらそれまでですけど)

自分が今どこにいるのかは、自分がしてきた選択の結果でしかないのですよね。

 

もしかしたら、怪我や手術をして、大事を取って棄権するという

選択肢もあったのかもしれませんし、

「やっぱり自分はツイてない」とか

「結局、自分の人生こんなもんか」と思ってクサるという選択肢もあります。

でもそうならずに、果敢に挑戦する選択をした結果なのです。

 

藤波選手はこう言っています。

「あの時期にヒジをケガしていなかったら、

オリンピック直前になって、もっと大きなケガをしていたり、

取り返しのつかないことになっていたかもしれない」

 

一見「運が悪いな」と思えるような出来事でも

そこから何かを学んで未来に活かせるかどうか。

 

従来の占星術では、マレフィックのハードアスペクトは「悪い」。

心理占星術では「成長のための緊張」。

どちらが正解かというのは人によるのだと思います。

困難から学んで成長できなければ、その出来事は単に「悪い」ことにしかならないのですから。

 

鏡選手は、決勝前にXで「コーチとウィニングランしてきます」と宣言。

「したい」ではなく「してきます」。

ヴィジョンをしっかりもっていました。

 

そして、藤波選手は優勝後のインタビューで

「オリンピック最高!レスリング最高!」と叫んでいました。

困難の最中でも、楽しむ姿勢。これが大事なんだと思います。

 

余談ですが、私はレスリング好きと言うと、「意外」と言われることがほとんど。

でも実は、獅子座7ハウスでアイランド状態の太陽・火星がタイトな合。

レスリング世界王者って憧れます。

ちなみに運動は大の苦手で、小学生のとき、体育はずっと「2」でした(笑)。

果敢に闘う選手たちの姿に憧れるのもこのアスペクトのせいなんでしょうけど。

数年後にマレフィックのハードアスペクトだらけの時期を迎えるのですが、

今回の彼らの姿を見て怖くなくなりました。

 

さて、オリンピックに出るわけじゃなくても、

大変な時期で人生の岐路に立たされることはよくあります。

そんなときは、ぜひ『人生の岐路に立っているときのセッション』をご活用くださいね。

第1木曜・第2日曜担当ですが、

ご相談に応じて空きがあれば対応いたします(火・土曜以外)。

 

運命は決まっているのか、いないのか』のテーマについては、

また次回掘り下げてみたいと思います。

 

占い師が語る『スポーツと私』~2022年2-3月のブログテーマ~

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