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2025/06/03

答えは自分のなかにあると言いますが……

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。今月のテーマは「自分自身と向き合う」
占いは「自分自身と向き合う」ための方法のひとつと言われています。

占いというと、相談者の方の質問やお悩みに占い師が答えやアドバイスを提供するイメージが強いかもしれません。

でも、占いという営みのプロセスで起こっているのは、相談者の方が占い師の対話の中で「答えを(再)発見されていく」ことだったりもします。答えは占い師が提供するのではなく、相談者の方のなかにもともとあった(けれど見失っていた)もの、というわけです。

 

答えが自分のなかにあるなら占いは必要ない?

それならわざわざ占いに行く必要はないのでは? それでも占いに行くとしたらそれはなぜなんでしょう?ということを、先日ヘアサロンに行ったとき、ふとことばにできたので書いてみますね。

今回は初めてのスタイリストの方にお願いしたので、まず自分がこうしたい、こうなりたい、こんなふうに見せたい、というイメージを伝える必要がありました。

自分なりにそのイメージを考え、事前にSNSでメッセージを送ったりしたのですが……。

ヘアスタイルに関するボキャブラリーが少なくて、結局あまり言語化できないまま、サロンに行く日を迎えてしまいました。

 

サイドを刈り上げ、顔周りをスッキリさせて短めに整え、全体に強めにくるくるパーマをかける「いつもの感じ」は変えないけれど、せっかく新しい方にお願いするのだからちょっとは変えてみたい。

似合うに合わないに関してはもういいトシなのでそれなりに自覚はできていて、無理なお願いはしないのです。

 

ただ、プロからのアドバイスはほしいから「占い師をしているんですが、お客さんに引かれないくらいのエッジの効いたスタイルに」みたいな、ほわっとしたことを言ってしまいました。

そのあともカット中に雑談するなかで、ほんとうはこういうスタイルにしたいけど仕事柄こうしなければとか、老いた母をビックリさせたくないからこれくらいになどと言っている自分に気づきました。

 

自分でも意外なくらい、「周りがどう受け止めるかを気にしていた!」んですね(笑)

そのとき、スタイリストの方に言われたのです。

 

藤井さんにとって自然なあり方でいいんじゃないですか?

 

それを聞いて「あ、このことばを聞くために今日は来たんだな」と思いました。

 

よくよく考えればほんとうはいつも、「自然でありたい」と願っている気がするのです。それでも、サロンに行ってヘアスタイルを変える!という機会がくると心は千々に乱れて、ああもしたいしこれも叶えたいしこんなふうに思われたいし見られたい……と止めどなく拡散して行ってしまって、いちばん肝心でシンプルなことを忘れてしまっていたようです。

 

そのことを彼の一言は思い出させてくれたので感謝しています(^^)

 

 

シンプルでも大切なことが見えなくなっている

 

「どんな髪型にしたいのか」悶々として自分のなかでこねくり回していても表現できなかったことが、スタイリストさんの一言でふっと腑に落ちました。

 

占いの場合も同じです。占われるということは

答えは自分のなかにあるのだけれど、

自分を誰かにある程度打ち明けて、ゆだねて、

対話をしていくなかで、

相手から自分の知りたかったことを聞く経験

だったりします。

「知りたかったことは自分のなかにあった!」と気づくかどうかは人それぞれかと思うのですが。

 

象徴を使うメリットとは

 

また、占いの場合は占星術やタロットといった「象徴」を使います。

象徴とわたしたちの生は一見関係ないことですから、自分と向き合うのには遠回りのように思えますよね。

でも、象徴として長く使われてきた星の世界や神話の世界は、決してわたしたちの日々のことや悩みと無関係ではないのです。というのも、それは人間がずっと抱えてきたもろもろと奥底の深いところで通じているから。

 

たとえば、牡牛座に金星を持って生まれた人がいるとしましょう。牡牛座金星はその人の「感覚的美意識の高さ」を象徴しているかもしれません。

生まれたときのホロスコープの金星(高い美意識)に対して、現在天空の水瓶座冥王星が90度という角度を取っています。90度は葛藤やツッコミの度数。

冥王星は「不要なものは捨てて、徹底的に~しなさい」と迫ってくるので、その人の美意識は高く研ぎ澄まされる方向に行くのではないかと思います。

 

ただし、それまでその人が頼りにしてきた美意識や感覚は、いったん精査されることになり、この先、未来に向けて通用しなくなるものは削ぎ落とさなければなりません。近い将来そうせざるを得ないようなできごとが起こる可能性もあります。

 

これはたったいま思いついた例ですが、そうした星の配置が地上を生きるわたしたちの日常生活や人生の一局面と響き合うとき、腑に落ちます。

わたしたちは象徴の物語によって気づきを得たり、解き放たれたり、前に進む力が湧いたり、自分自身に戻れたりするのです。

 

象徴の語るストーリーがわたしたちのなかにある、自分の実像、いま感じていること、いま抱えている不安などを取り出して言語化し、客観視させるので、わたしたちは「自分と向き合う」ことができるのでしょう。

 

難しく考えるよりも、ヘアサロンに行くように

 

自分一人で「自分と向き合う」って難しいなと、今回ヘアサロンの件で感じました。

もしもヘアスタイルを変えてみたくて悩んでいるなら、自分のなかで悶々とするよりヘアサロンに行ったほうが話が早いかもしれません。

同じように、自分はいまどうなっているんだろう? いままで通りの自分では無理みたいな気がする、未来に向けて新しい何かを発見したいな、などと思ったら、ぜひ占い師にご相談ください。

 

あなたのなかに前からあったのに見失っていた望み。

あなたの奥底に眠る本当の気持ち。

そんな自分自身に気づく時間をもってみませんか?

 

特に今年の春から夏にかけては海王星、土星、木星、天王星が次々に星座を移り、新しい時代が始まっていきます。

すでにワクワクが始まっている方も、なんだか後れを取ったようで焦っている方も、ご自分のホロスコープと天の星の配置を照らし合わせると、現在地や進んでいる方向がわかって安心できます。
ご予約やお問い合わせ、お待ちしています。

 

6月~7月の担当日

6月4日(水)、14日(土)

7月2日(水)、12日(土)、21日(月・祝)
(第5水曜の30日はお休みし、代わりに21日を担当します)

 

メニュー詳細とご予約はこちら藤井まほ@第三の眼

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maho@daisannome.biz

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