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2025/06/21

海王星と土星の合~犠牲者であることをやめて、自分の人生の責任を自ら引き受ける

 

5月の終わりに土星が牡羊座に入り、

現在、牡羊座の頭で海王星とほぼコンジャンクションになっています。

来年にかけて、この影響がみられる可能性がありますが、

個人として、このコンジャンクションをどう活用できるでしょうか。

 

現実的な(土星)ビジョン(海王星)を描いて新たなスタートを切るなど、

いろいろなことが考えられますが、

まず行ってほしいのは、犠牲者であることをやめるということです。

海王星は幻想や犠牲も表します。

 

長いこと、私たちは「癒されたい」「誰かに救われたい」

「世界はいつか変わるかもしれない」という夢の中にいたのかもしれません。

なにかをしない理由を「○○のせいで」「こうだったら、ああだったら」と、

自分が他人や環境の犠牲になっているように感じ、

いつかたどりつく完全に癒された自分を思い描いて、

その傷をひたすら癒すことにエネルギーを費やしている場合もあるでしょう。

 

その傷というのは、現実の出来事によって受けたものではなく、

自分の妄想によって勝手に傷ついていることもあります。

あるいは、一度起きたことを何度も繰り返し頭の中で反芻することで

必要以上に自分で自分を傷つけていることもあるかもしれません。

 

なにかのせいにして行動を取らないことの大きなメリットは、

自分で責任を取らなくていいということです。

自分で考えて取った行動がうまくいかなければ、

人のせいにはできないからです。

 

でも、土星が牡羊座に入ったことで、私たちはこう問いかけられているようです。

「その夢から、いつ目覚めるの?」

「あなたが立ち上がる時は、今なんじゃない?」

「あなたの人生の責任は、あなたにしか取れないんだよ」

 

土星は「成熟」も表します。

この時期、自分が犠牲者・被害者だったと思う過去を違った視点で見つめなおせば、

現実的な構造の問題点も浮かび上がってくるかもしれません。

その苦い経験は、未来のため、他者のために役立てられるかもしれないのです。

そうすれば、「○○のせいで」は「○○のおかげで」に変わります。

そのおかげで、自分は強くなり、成熟することができた、と。

そうでなければ、犠牲者であり続けるしかないのですから。

 

痛ましいニュースばかりが世界各地から入ってくる今日この頃。

SNSなどで終末論的な噂が飛び交いやすいのも、

「こんな世の中、どうしようもないから全部なくなるしかない」

という投げやりな気持ちが背景にあるのかもしれません。

「想念が現実をつくる」というのが本当であれば、

そうした噂に飛びつく人が増えれば増えるほど、現実化してしまうわけです。

 

誰かヒーローや強力なリーダーが現れるのを待つよりも、

世の中が少しでもよくなるように、ほんの些細なことでいいから、

それぞれが自ら行動を起こして地道に続けていくほうが、世の中はよくなるような気がします。

まずは、自分のために、世界のために、

地味でも小さくてもいいから、できることを始めてみましょう。

 

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