占ってもらおうと思い立ったら母子手帳などが出てくることも！

藤井まほ

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。

今日は、西洋占星術では人生の青写真とも言われる「出生のホロスコープ(出生図、ネイタルチャート)」を作成するとき必要になる生まれ時間について書きますね。

西洋占星術師ですと言うと、「いちど占ってほしいのだけれども、出生時刻がわからなくて」とおっしゃる方が一定数いらっしゃいます。

子どもの頃から何度もお引っ越しされるなどご家族の事情で母子手帳やへその緒が手元にない方も多いかと思います。「わたしもそう！」という方も多いかも？

「生まれた時間がわからないけれども占ってもらえますか？」と言われたら、もちろん承ります。

ただ、時間がわからない場合にたとえば月星座や太陽の度数などAかBの可能性があるデータもあります。

アセンダントやMCの度数、ハウスの位置取りなどは特定できません。

そのあたりは、セッション前のメールや、セッションを始めるにあたっていくつか確認させていただくなかで補いながら、どのようなリーディングにさせていただくかを決めていくことになります。

生まれた時間がわからないので占えないということはないので、大丈夫です。

セッションを予約してから出生時刻が判明することも

ただ、いったんは「出生時刻不明」で申し込まれた方から、セッション直前になって「時間がわかりました！」とお知らせいただくこともあるのです。

「鑑定のお問い合わせやお申し込み」から「鑑定」までの間に母子手帳やへその緒、あるいは生まれたときにご家族がつくったアルバムなどが見つかって出生時刻がわかった、ということが何回もありました。
(お問い合わせやお申し込みから鑑定までの間は、それぞれに異なります)

ご相談者の方が「占ってもらう」と決める前には探しても見つからなかったはずの母子手帳やへその緒が、「占ってもらう」と決めたあとにまるで「待ってました！」とばかりに登場するのです。不思議ですよね。

【Aさんのケース】

セッションを予約した前の週にたまたま実家に帰って探してみたら、へその緒が出てきました！　とのこと。

この方の場合は、お母さま(故人)の記憶から聞いた生まれ時間と、へその緒の箱に書かれていた時間がだいぶ違っていたので、正確な時間が判明してよかったです。

【Bさんのケース】

1年ほど前から予約したいと思いつつも「出生時刻がわからないから西洋占星術は無理」と諦めていた方。

遠方のご実家と行き来する機会が増え、ひょんなことから生まれたときのアルバムを見つけたというエピソードを鑑定のときに伺いました。ようやく判明した出生時刻を携えてお申し込みいただき、ありがとうございました(^^)。

占いとタイミング

占いとタイミングってとても縁が深いものなのです。

占うと決めると、それに必要なデータが出てくる(場合がある)というのは、その方々が無意識のうちに「占いに適したタイミングを知っていたから」とも考えられますし、「占いを受けたい」という熱意から探していると、思いがけないところから出てきたのかもしれません。
そもそも、占ってもらうというきっかけがなかったら「自分が生まれた時間を知りたい」なんて思うことはないかもしれませんしね。

最初に書いたように、西洋占星術の場合は正確な出生時刻をもとにホロスコープを作成できれば、より詳細に読みこむことができます。
出生時刻がわからない場合、命術ならではの時期読みに関しては相対的に精度が落ちてしまいます。

ただし、ほかの占術なども併用すれば読める幅は広がりますので、出生時刻がわからなくてもそこは安心しておまかせくださいね。