BLOG 占星家・タロティストのブログ BLOG 占星家・タロティストのブログ

2026/08/26

「獅子座らしくない」出発点としての獅子座日食を振り返る

8月13日の獅子座新月は日食でした。

こんにちは。第三の眼代々木店の占星術師、タロティストの藤井まほです。


8月13日(日本時間)、獅子座で日食が起こりました。獅子座といえば自己表現。前に出る、舞台の上に上がるといった積極的な性質の象徴とされます。でも、わたしは今回の日食の少し前から、むしろ「引っ込む」ことを強いられていました。

予定を手放したところに入ってきたもの

毎年この時期には叔母の避暑を手伝って信州に一週間ほど滞在します。

東京の暑さを逃れられるのはありがたいけれど、気持ちは若くても耳が遠く、足も少し不自由な叔母との共同生活。短期間とはいえ何かと用事を頼まれます。

せっかくの旅なので読みかけの本を持参し、空き時間には新鮮な気分で自由に文章を書き、渓流に出かけて写真を撮ろうなどとうっすら予定を立てていたのですが……。さまざま立て込んで、結局のところそんな時間は取れませんでした。

占星術では日食や月食の前後にはものごとが予定通りに進まないこともあると考えられているので、そういうものかという気もしましたが、やっぱりがっかりしますよね。


でも、そんななか、ふと生じた隙間時間に近所を流れる小川まで散歩に出て出会ったのが、生まれて初めて見るミヤマカラスアゲハ。蝶はその小さな浅瀬を水場としているらしく、闖入者であるわたしを見張りに来たのでしょう。

蝶にしてみれば、わたしがテリトリーに「入ってきた者」。でも、わたしのイメージでは、わたしがやろうとしていた予定から引っ込んで空いたスペースに蝶が「入ってきた者」。
どちらの表現が正しいのかはわからない、というより両方とも本当なのかもしれないですね。

「獅子座」の日食ということに引きつけて考えると――


獅子座的に「自分のやりたいことをやって、自分らしくあろうと思っていた」けれど、周囲の事情や体力の限界から非獅子座的に「引っ込まざるを得ないシチュエーション」になっていたわけです。

舞台上の主役は、蝶

獅子座というと外に打ち出していく、自己表現や舞台上の演技者のイメージが強いけれど、今回の高原滞在でわたしは表現からも、舞台からも、引っ込みました。そのおかげで珍しい、美しい蝶が舞台に登場したと言えるのではないでしょうか。

食のときには自分の意思ではなく外からの力で何かを休ませられたり、やめさせられたりすることがあります。とはいえ、「食だから」と身構えて行動を慎しむのも違うみたいです。大切なのは「自分の予定だけで埋めないでおくこと」かもしれません。


食は自分から世界を動かそうとするのをやめたとき、何が残るのか/何が向こうからやってくるのか、静かに見るための時間なのでしょうか。

自分らしく前に出るだけが獅子座じゃない

そんな10日間を過ごして東京に戻ってきたとき、ひとつ感じたことがありました。


滞在中にはまったく忘れていたのですが、やっぱり自分は書くこと、伝えることのほうを向いているなぁと。複数の異なる仕事を回していても、すべての中心に「書く=伝える」がある。もちろんその前段階に「感じる」や「考える」があるのですが、獅子座的な「表現活動」で言うならやはり書くことが中心となるでしょう。

小さな水辺で蝶に主役を譲り、わたしは舞台から一旦降りました。でも、それで自分という存在や表現への志向が消えたわけではなかったのです。


獅子座的に「自分らしく前に出る、主張する、やりたいことをやる」ことをやめたら、自分なんてなくなりそうだと思っていました。日食ってまさにそう。獅子座の支配星である太陽が翳る現象ですよね。太陽=自分がなくなってしまうのではないか?という不安……。

でも、家に帰ってきてみると、前に出ることをやめたけれど自分や「これをしたい」という意思自体は消えていなかった。自分にとって大切な「書いて伝える」という小さな火が、奥で消えずに燃えている。そんなふうに感じたのでした。

太陽が主役の獅子座期にあって、日食の前後に自分を前に押し出せないような体験をした方もいらっしゃるかもしれませんね。
「獅子座の時期なのに……」「自分が主役のはずなのに……」と残念な思いをされたでしょうか。
でもそれは空いたスペースに何かを呼び込むために、一旦自分を引っ込めるための合図だったのでしょう。

食のときに覚えておくといいのは、自分の予定だけで世界を埋めず、現れるものが入る場所を残しておくこと。
そのスペースをつくるために、ときには自分自身が一歩引っ込む必要もあるのです。

魚座月食に向けて

8月28日午後には魚座で部分月食が起こります。
食のタイミングで起こるできごとは個人の予想や想像を超えることが多く、否応なく新しい世界に引きこまれることもあるでしょう。予期せぬ変化に対応できるように食の前後にはバッファを多めに取りましょうといつもおすすめしているのは、そのためなんですね。

日食は新月の、月食は満月の「パワフルバージョン」と考えられています。1ヵ月弱で繰り返される月の満ち欠けのサイクルにとらわれず、より長い時間軸で見ておくといいでしょう。あとから長期的な視点で振り返るまでは、何が起こっていたのかなかなかわからないこともありますから。

魚座で起こる月食は「スタート前に自分を整える」がテーマの一つ。獅子座日食を経て、何を手放し、何を残すかを静かに省みるタイミングになるでしょう。穏やかな時間をお過ごしくださいね。

藤井まほ 9月と10月の鑑定スケジュール

9/2(水), 9/12(土),9/30(水)

10/7(水),  10/10(土)

上記以外でご希望の日時がありましたら、代々木店のスケジュールをご覧の上、担当占い師のいない日から選んでご希望をお知らせくださいね。

メールアドレス↓
mahoアットマークdaisannome.biz

お問い合わせ、ご予約お待ちしております。

カテゴリ一覧

アーカイブ