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2026/06/28

何度も繰り返されるテーマ──土星と「引き寄せ」の関係

土星が繰り返し奏でる人生の主旋律(テーマ)

 

 

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。

 

人生で何度も繰り返し聞こえてきた”旋律”がありますか? 人間関係や仕事、あるいは全然違う場面なのに前と同じテーマに戻ってくる──そんな経験はないでしょうか。

あなたにとっておなじみのそのテーマと、ホロスコープの土星を結びつけて考えてみたらどうでしょう? 今日はそんな角度から土星について考えてみたいと思います。

 

避けたい課題の象徴、土星

 

占星術の教科書には「土星は義務や責任の象徴、わたしたちを叱咤激励して鍛え上げる教師のような役割を果たす」などと書かれています。土星に課された責務を果たすと、最後にはそこから解放されてご褒美がもらえるとか。

 

そこまでの苦役ではなかったとしても、出生ホロスコープの土星がある星座やハウスにまつわることは「苦手」や「恥ずかしさ」といった形で感じられることがあります。
土星は、わたしたちが遠回りをしてでも避けて通りたいことがらを象徴していることが多いのです。

 

土星という「人生の課題」はどう現れるのか

 

土星が示すテーマは一度クリアしたら終わる宿題というより、何度も姿を変えて現れる人生の主旋律のようなもの。
避けようとするほど、同じテーマの変奏として何度も遭遇することになります。
また、出会い、別れ、転職、病気といった人生を大きく揺さぶるできごとが起きるたびに、土星的な課題が形を変えて差し出されることがあります。それはトランジットやプログレスの天体が出生の土星にコンタクトしてきた時期と重なることもあるでしょう。

 

わたしの出生図の土星は魚座1ハウス。
魚座領域であるロマンチックなこと、今風に言えばエモいことが子どもの頃から苦手でした。そんなの恥ずかしい、自分”らしくない”と感じてしまうから、エモに惹かれることがあってもそれを隠して、できるだけサバサバしたクールな人に見られるように頑張ってきたのです。

 

トランスサタニアンがきっかけで、苦手意識に変化が

 

エモに対する苦手意識が変わったのは、トランジットの天王星と海王星が魚座に入ったときでした。

 

それまでは詩のような文章を書くことに対して猛烈な恥ずかしさがあったのですが、たまたま登録した写真系SNSに自分の撮った写真と感じたことを綴った短いキャプションをつけてひっそり投稿し始めたのが、トランジットの天王星が魚座に入って出生の土星とコンタクトした頃でした。
最初は抵抗がありましたが、続けるうちに写真のキャプションという形でならば感情を表現することも楽しくなっていきました。

 

さらに8年後、海王星が土星にコンタクトした頃には、占いの仕事を始めていました。占いのことばを伝えることもまた、ある意味では詩を書くことに似ていると感じます。こうしてわたしは、「詩的なことばを書くのは自分らしくない」という長年の思い込みから、少しずつ自由になっていったのです。

 

天王星、海王星、冥王星(トランスサタニアン)は、人を深いところから変容させます。
土星にコンタクトしたときには、その人がそれまでの人生で頑なに避けてきたことに直面させられるかもしれません。「やだっ!」と思っていたものが目の前に大きく立ち現れる感じでしょうか。

 

土星は繰り返し訪れる問い

 

「詩的なことばを書く」という課題に関しては多少クリアできたかもしれませんが、これで土星の課題をすべてこなしたわけではないという自覚があります。というのも、土星のテーマとは一生かけてつきあうのですから。今後も何かにつけて、違った形で向き合うことになるでしょう。
土星という天体の性格上、それは決して楽な道ではないし、いくつになっても「避けて通りたい」と思ってしまいそうです。

 

人生で似たような出来事に何度も出会うとき、その背景には土星的な課題が隠れていることがあります。特に人生の節目ごとにわたしたちがまだ引き受けていないテーマが別の姿で戻って来ることが多いのです。

 

わたしたちを応援し豊かにしてくれる木星とは違い、土星はわかりやすく何かを与えてくれるわけではありません。土星は、わたしたちが「引き受ける」までは何度もそのテーマを差し出してきます。
そのたびにその旋律は新しい変奏として現れ、わたしたちに問いかけてきます。土星は人生で「繰り返し訪れる問い」とも言えるのです。

 

その旋律が不協和音に聞こえることもあるでしょう。でも耳を澄ませてみると、そこに隠されたあなたらしい人生の主題が見つかるかもしれません。

 

土星と引き寄せの法則

 

願いが叶う「引き寄せの法則」をもじって言えば、わたしたちは土星のテーマを避けることで、その問いを繰り返し投げかけられることになるのでしょう。
「避けたい気持ち」と「願い」は一見すると逆のようですが、自分が避けていることをよく観察してみると「本当の願い」が見えてくるとも言えそうです。これは出生図というものの面白い性質のひとつでしょう。ホロスコープはただのパーツの寄せ集めではなく、そこに一人一人の人生へのアプローチ法も描かれているのですから。

 

あなたの出生図では、土星は何座にありますか? 土星によってあなたが何度も向き合ってきたテーマは何ですか?
あなたの出生図から、あなたの本当の願いを読み解いてみませんか?

 

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