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2018/05/31

後ろ向きに馬に乗る

こんばんは、天音です。
第三の眼のHPが更新されて、初投稿です。

初なのに、タイトルは「後ろ向き」ですが(笑)

実はこれ、ある本の書名、プロセス志向心理学というトランス・パーソナル系の心理学の本のタイトルなんです。
(正確なタイトルは「うしろ向きに馬に乗る」)

天王星の牡牛座入りのテーマで書こうと思っていたのですが、
このフレーズがなぜか何度も浮かんでくるので、天王星・牡牛座入りの話は、またいずれ…にして、
書庫の奥から十数年ぶりにこの本を引っ張り出してみました。

「うしろ向きに馬に乗る」について書かれている部分を開いてみると、
示唆に富んだことが書かれていたので、長くなりますが引用します。

「バカげたこと、とんでもないことに配慮するのは、誰もが世界は平らだと思っているときに、
一人だけ世界は丸いと信じるようなものです。…未知なるものに従っていけば世界の果てへと
追いやられてしまうと考える集合的な信念と対立してしまいます。しかし、…意図されていない
シグナルに従い、世界の果てを越える勇気があれば、私たちは落下せずに、新世界を発見する
ことができるのです。」

「日常的な意識の様式を裏返さなければなりません。もしくは、メタファーを用いるならば、
あなたは、『うしろ向きに馬に乗る』必要があるのです。…苦しみに対して『嫌だ』と言って
何を試しても効果がないときには、苦しみに『なるほど』と言ってみてください。そうすると、
トラブルが何か面白いものに変化して、喜びにあふれ…
世界に対して今起こりつつある出来事の可能性を見抜き、何かが展開しようとしている種子と
して世界をとらえ、試しに『イエス』と言ってみるのです。」

なんて、天王星的!!
ちなみに、「うしろ向きに馬に乗る」のは、アメリカ先住民のある部族の愉快なトリックスター、
すべてを逆転させて行うあまのじゃくの馬の乗り方だそうです。

★☆★

天王星のキーワードは変革。
なので天王星について語ると、「具体的に何が起きるのでしょうか?」という質問を受けることが
多いです。実際に、予想外の展開となる出来事が起きるかもしれないです。

けれども、一番重要なのは、意識を変えていくこと。外の世界に起きてくる変化は、内的な変化を
うながすために、繰り返し起きているのかもしれませんよね。

華々しい形で外の出来事が変化していくのも、重要なことかもしれないけれど、
「日常的な意識の様式を裏返して」、つまり物事に対して、まったく違う視点から見ることによって、
自分のまわりの世界が、自分にとって意味のある形で変わっていくのは、とても大切なこと。
それは、特別なことがなく、繰り返される日常のなかで、いくらでもできる変化です。

占星術は、「星の視点」で、自分の人生をながめ直して、新たな人生の意味を発見すること。
後ろ向きに馬に乗る、天王星的な発想って、とても占星術的、なんて思います。
だから、占星術は天王星と対応付けられるのでしょうか?

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