BLOG 占星家・タロティストのブログ BLOG 占星家・タロティストのブログ

2023/03/20

哲学の利用について

第三の眼、代々木店、タロット占い師Nobukoです。
2023年、初のブログになります。

今回、4月のブログテーマとして、
哲学の利用について、書きます。

哲学には魅力があって、
哲学者が言いたいことを理解したいですが、
哲学は、過去の哲学者の定義について、
批判することから始まる事も多く、
哲学の歴史を追っていくことは大変です。

哲学には、難しい部分もありますが、
哲学をちょっと読んでみると、
哲学者は普遍的にあるテーマについて、
頭の中で繰り返し考える事を言語化して、
それそれの時代ごとに、
共通した何か語っているような所に、
魅力を感じます。

4月のブログテーマ『哲学の利用について』より

— — — – –

最近、以前から気になっていた、
ハイデガーの[存在と時間]を読んでます。

何を言っているか分からない文章が続く中、
翻訳者が解説してくれるので何とか読んでます。

哲学は、プラトン、アリストテレスなどの時代と、
デカルト、カントなどの時代と、
フッサールやハイデガーがいた20世紀で、
哲学の環境が変化していることが分かります。

ハイデガーは、プラトンやアリストテレスの時代にはあって、
その後、失ってしまった論点について、
復活させようと意気込んでいるようですが、
その壮大な計画は予定通りには行かなかったようです。

存在と時間は、
存在の定義について探究する中で、
時間というものが鍵を握り、
ギリシャの時代からあるテーマについて、
もう一度考えるために、
定義の再考をするような、
回りくどい作業をしているとも思いましたが、
何故かそこにあるハイデガーの情熱を感じるのです。

私自身は、いまの社会をどう考えていくか、
そのヒントになることが古代にあり、
その橋渡しをハイデガーがしてくれるように、
考えてます。

ですが、その橋渡し役のハイデガーの文章は、
現代の哲学の専門家の解説がないと、
分からないのが大変な所です。

そんなわけで、哲学は比較的、
20世紀の哲学者の方が分かりやすく、
それらの哲学者の研究者の出す本から、
読んでいくと、哲学が身近になっていきます。

哲学は、ある意味、
自分自身の人生を肯定する仕方を、
古代の哲学者の奮闘からどう考えるか、
普遍的なテーマがあることを教えてくれます。

要は、似たような事にみんな苦悩していたのですね。
そして、その共通のテーマが私たちを魅了するのです。

Nobuko

 

< 4月のブログテーマ「哲学の利用」より >

カテゴリ一覧

アーカイブ