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2021/08/07

いのちのセンサー 2021年立秋・旧夏越の祓い

こんにちは!
第三の眼代々木店&オンラインのぐらはです。

連日、ものすごい暑さが続いていますが、
夏真っ盛りの快晴は代えがたいパワーと美しさがあります。

季節はすすみます。

8月7日、夏土用が明け「立秋」を迎えます。

暦では秋に入るので、これ以降の暑さは「残暑」というわけです。

立秋あとの、秋の虫が鳴きだすころが好きです。
夜がだんだんと長くなるにつけ、秋の気配を感じられると、
なんだか、元気が戻ってくるような感覚があります。

 

ぐらはが提案したブログテーマ「感情と天気」です。

地球の気象と、人間の感情との関連について、
ずっと気になっています。

「病いは気から」は、天気の「気」

ある男性のお客様でした。
「(自分は)すごく天気に気分が左右されるんです」
そんなご自身の軟弱な一面を悩んでいるようでした。

天気が悪いと落ち込んで、晴れると気分も良くなる。
これはきっと誰だって、多少なりともあるとは思います。

蟹座に月や太陽があるうえに、アーティスト気質の人でした。
感受性が敏感ですから、とても納得できるところです。

 

病いは気からと言いますが、
この「気」は、不安とか弱気だとか気のもちようについて
言っているのだと思われています。

気が張っていれば、風邪や病気などにかかるスキがないとか、
強気や気合で跳ね飛ばすといったこと。それはありますね。

しかし、この気は「天気」のことも指しているということです。

気象と人の健康に関する分野があります。
「生気象学」、とても興味深いです。

 

そこから言えば、彼のような人は、
「気象病」「天気うつ」とか「季節性感情障害」と診断されるかもしれません。

一部の専門家は臨床結果から、
うつ病や季節性感情障害の人の「体内時計」は普通の人より進歩している。
というのです。

現代人は天候や季節の影響から逃れるために、
人工的な手段を駆使するようなり、
そのため、季節や天気の変化に鈍感な人が増えている
と指摘しています。

私たちは、エアコンで室温をコントロールし、照明によって昼夜関係なく活動し、
旬に関係なく食料を生産し、異国の食べ物を自由に飲み食いしたり、
人工的な手段を駆使して、コンビニエントな生活を手に入れています。

これらはすべて、季節性を無視する行為です。

ならば、感受性が敏感なタイプの人にとっては、
どこか不調を覚えるのは当然なような気がしてきます。

意識するしないに限らず、
その精妙な命のセンターは鈍ることなく、
だましようもなく働いている証拠なのかもしれません。

 

生物の進化において、恐竜のような強者より、
弱いものが生き残っているという歴史の事実があります。

そうした命の進化のタイムラインもまた、
母体である地球ガイアの一存によるのかもしれません。

今となっては、世界各地に頻発する異常気象、熱波、寒波、
豪雨による洪水、土石流、地形の崩壊、台風や竜巻…
猛暑つづきで熱中症警戒アラートが出ています。

気象現象は、誰もが無関係ではいられません。

病いどころか命取りの天の「気」です。

 

「水」を介して、地球ガイアと生命は一体。

西洋占星術の4元素のひとつである「水」は感情を示します。
「水」は、液体、個体、気体などさまざまに姿を変え、
変幻自在であることを見れば、人の感情もさもありなんです。

人も地球もその多くが「水」で構成されています。

天気という空模様は、地球の都合で起きているようでいて、
実は、私たちの感情がつくり出しているのではないか…

人類全体の水利用のありかたに加え、感情エネルギーが、
天気を動かし、地球環境に影響を与えているという
仮説もありなのでは、と思ったり…

「水」を介している以上、地球ガイアと人間を含め生命は一体。
運命も一体でしょう。

私たちは鈍感になってしまって、天や大地の秘密から切り離され
人工的なものの奴隷になってしまっているかもしれません。

天と地の理(ことわり)を学びつつ、
より健やかに生きていく智慧を身につけたいものです。

 

さらに8月7日は旧暦の夏越の祓いです。
旧暦6月29日(小の月)、水無月の最後の日。
つまりラストサマーデイ

春、夏が終わり、一年の半分が終わりました。
年末の大晦日、年越と対になる、お祓い日です。

半年分の疲れ、暑気払い、心身の穢れや厄災を祓い清め、
お盆を迎える準備をします。

 

8月8日、獅子座で新月を迎えます。
ライオンズゲートのピーク日だと言われています。

どうぞ、ご自身のハート(心臓)にフォーカスして、
新しいパワーを呼び込み、力強く元気にスタートしていきましょう!

 

KOYOMI*旧暦文月・初秋の新月~次新月

8月
07日(土) 立秋(土用明け)旧夏越の祓い
08日(日) ●獅子座の新月 旧暦7月1日・初秋/山の日/東京五輪閉会
13日(金) お盆休み(盆の入り)
14日(土) 旧暦7月7日 七夕
15日(日) 終戦記念日
16日(月) 上弦/盆明け
22日(日) ○満月/旧暦7月15日 盂蘭盆会(うらぼんえ)
23日(月) 処暑 太陽, 乙女座入り
24日(火) パラリンピック開会
30日(月) 下弦
31日(火) 二百十日 農家の三大厄日
9月
01日(水) 防災の日 関東大震災が発生した日
05日(日) パラリンピック閉会
07日(火) ●乙女座の新月 旧暦八月・仲秋/白露

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