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2025/05/25

占いと生成AIの共通点とは?

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。

今回は「占い & 占い師との上手な付き合い方 」というテーマで、占いとchatGPTなどの生成AIの共通点について書いてみます。ちなみにこの記事は自力で書きましたが、画像を1点AIに描いてもらっています(^^)

 

占いや生成AIが差し出すもの

 

まずこの記事の本題に先に答えを出してしまうと、占いとAIには似通うところがあります。

生成AIによってわたしたちの未来は幸せになるのか?という問いをあちこちで見かけます。同じように、占いで幸せになれるのか?というのもおなじみの問いですね。
いま話題の生成AIについて考えることで、占いについてもご説明できるかなと思ってこのテーマで書くことにしました。

 

占いと生成AIの共通点とは、それはわたしたちの使う「ツール」であるという点です。なーんだ、と思われるかもしれませんが、そのシンプルなところが結構大事なのです。

 

今年3月30日には海王星が、そして5月25日には土星が、魚座から牡羊座に移ります。天体が星座を移るときには社会でも個人の生活でも変化が起こりやすいことは以前も書いてきたとおりです。

ところで、魚座から出た天体が牡羊座に入ってすぐ「牡羊座1度」のサビアンシンボルは「女性がたったいま海から上がってきたところ。アザラシが彼女を抱いている」(ディーン・ルディア版による)というものです。
別の原稿の挿絵にこのシンボルのイメージを使いたくて、生成AIに画像を作ってもらいました。こんな感じです。

 

AIが生成した画像

 

できた画像を見て最初に気づいたのは、アザラシはヒレが短いので女性を「抱く」といっても人間のように腕を回して抱くことはできないということでした。

シンボルの詩句だけを見ているとわからないことが、画像にすると文字通り一目瞭然なんだなという初歩的な驚き(自分で絵を描くならばきっとはじめに気づくと思うのですが……汗)。

 

一方の占いはというと。
たとえばタロットカードを使うことで、リーディングの内容を具体的にイメージ化できる、というのはわかりやすい例ですね。

でも、カードの絵による具体化に限らず、占いのことばにすることで漠然と抱いていた感情や感覚、記憶が形になってよく見えることがあります。

 

西洋占星術であれば……。たとえば生まれたときのホロスコープ(出生図)の月のありかによって、その人がどんなことに不安を抱きやすいか推察できます。

藤井まほの月は蟹座にあり、親しみや安心感がないところではちょっとそわそわしてしまいます。たとえば、初めての場所や知り合いのいないパーティなど。
そんなときに、ああ、またわたしの蟹月が不安でそわそわしているんだなと思い出せればかなり落ち着きます(単純です)。
自分の出生の月が蟹座と知っているだけで、不安そのものを解決できないにしても、そわそわを減らすことはできるんですね。

 

ツールをうまく使いこなすために

 

生成AIにしても、占いにしても、こうした例はいくらでも挙げられるでしょう。
使うと何か新しい視点が得られたり、単純に面白かったりします。
AIなら仕事の効率を上げられます。占いは効率をわかりやすく上げるわけではないけれど、モヤモヤしていたことがスッキリしたり、ストレスや不安を感じたときに気持ちを切り替えるきっかけになったりします。無駄に悩む時間が減るという意味では、効率が上がると言えるかも。
そんなところも似ていますよね。

いちばん似ているのが、最初は自分から働きかけないといけないという点です。生成AIで言えばプロンプト、占いで言えば質問。それらがまずあって、それに対して答えてくれるという仕組みです。
よい質問や指示を出せば、生成AIは要望に合ったものを差し出してくれます。

占いでも、鋭い質問に対しては鋭い答えが返ってきます。
そのコツをつかむと、どんどん使えるようになってくるのが生成AIと占いの、ツールとしての類似点だと言えるでしょう。

 

冒頭の質問に戻ると、幸せになるかならないかというのはケースバイケース、どちらとも言えないこともありそうです。効率よく進むことや、鋭い質問に鋭い答えが返ってくることが幸せと思えない人だっているからです。

 

生成AIにせよ占いにせよ、相手はあくまでツールであって主人公は自分だということを忘れたくないですよね。
生成AIに適切なプロンプトを出し続け、軌道修正し、リードするのはあなたです。何のためにこのプロンプトを出したのかというプロジェクトそのものの目的をきちんと把握していることが前提になります。

また、占いによってどんな答えが出たとしても、次に右に行くか左に行くかを判断して行動を起こす/起こさないを決めるのはあなたです。

行動はしたくないけれど、占いの答えだけを聞いてしまったら、余計モヤモヤが深まるだけかもしれません。

生成AIも占いも、効率化したり、頭や気持ちをクリアにして生きるのを助けてくれるツールだからこそ、うまく使いこなせるようになりたいですね。

占いに来られるときは、ぜひ聞きたいこと、知りたいことをご持参の上、主人公があなたであることを忘れずにお出かけくださいませ。

 


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