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2020/12/15

土星と影からのおくりもの

こんにちは!第三の眼 代々木店&オンラインの森智子です。

日が沈んだ頃、南西の空を見上げると、日に日に木星と土星が近づく様子が見えますね。

もうすぐ土星が約3年近く滞在した山羊座から水瓶座へ移動しようとしています。

この期間を振り返り、確かに自分は日々積み重ね、努力してきたと感じるものがある人は、
基盤が整い、次なる成長へ地に足をつけて、進んで行くのでしょう。

感じ方は人それぞれであるし、成長のスピードもタイミングもひとりひとり違うので、
一概には言えないけれど、ピンとこない人も、この変化の時に、
山羊座土星期を振り返ってみるのも良いのではないかと思います。

土星と「シャドウ(影)」

土星の象意のひとつに、
「シャドウ(影)」=意識から追い出されているものというのがあります。

かなり個人的な感覚だけれど、山羊座に支配星である土星が滞在していた約3年は、
全体としても個人としても、
影が影としてはっきり現れ、
自分のものとして認識しやすい時期であったのではないかと感じます。

カール・ユングの分析心理学による影の元型は、心の「暗い部分」を表すのだといわれます。

それは、自分の一部だと認めることができないもので、
多くの場合、フラストレーション、暴力や怒りや嫌悪などの抑圧された感情とされています。

意識から追い出されているので、投影として誰かの行動や言動を見て体感することが多く、
異様に腹が立ったり、ムカついたりする出来事、嫌いな人などに手掛かりがあったりします。

全てを相手の責任にして、一時的に事なきを得ても、それは再び別の人物や出来事を通して現れる。

そして、何度も経験する同じような出来事に、自分自身を省みた時、
腹立たしい相手と同じタネが自分の中にあることに気づき、
落ち込んだ経験をされたことがある人もいるのではないでしょうか。

これらひとつひとつの現象に丁寧に向き合い、自分の感情を認め、
負の感情の根源について浄化をし、
コントロールできるよう再教育を自分に行うことで、
自己の器を広げ謙虚さを身につけることができるのだろうと思います。

けれど、そのやっと感じた感情さえもなかったことのように、

押さえ込む衝動や強すぎる抑制が続くと、
土星の鉄拳は、とんでもない方向からやってくることになってしまうのでしょう。

もうひとつ、ゴールデンシャドウと呼ばれるもの

意識から追い出されているものの中で、
これまで発揮されていなかったもの(ゴールデンシャドウ)もあります。

それは、自分の中にある洗練された素晴らしく美しい人格で、
わかりやすいのは、恋愛などの場面で、憧れや羨望、嫉妬の感情を伴って、
相手に投影して認識しているものではないでしょうか。

訳もわからず全てに心酔して、素晴らしく感じる人を目の前にした時、
自分では絶対に手が届かないという自己否定感や劣等感を感じて、
自らの輝く性質を閉じ込めてしまう。

そして、相手を美化し過ぎてしまい、
相手の持つ真の素晴らしささえ観ることができなくなってしまう。

これは、自分の中の可能性を相手に明け渡していることに
過ぎなくなってしまうのではないでしょうか。

相手に感じる素晴らしさは、間違いなく、自分の中にあり、
その素晴らしさを感じとる感性が自分にはあるということに
気づくことが重要になるのだろうと思います。

土星と影と個性

出生図の土星の配置や接触アスペクトは、
これらの不合理なまでの否定的・肯定的感覚を通して、
様々な場面で影に支配される無意識の状態から、
意識を成長させる道筋を私たちに教えてくれるのだろうと感じます。

そして、自らの影を影と認められた時、自分も目の前の相手も、
そのままを受け止め、ありのままの姿を見つめることができるようになるのでしょう。

心理占星術では、シャドウについては、
土星の他にも4ハウスカスプのICが示す心の奥底の無意識の領域や情緒的基盤にも
重要なヒントを見つけることができるかもしれませんが、
自分のシャドー(影)に目を向け始めることで、
ようやく、本当のその人らしい「個性」が見えてくるはずです。

山羊座土星期に限らず、ご自分の影に向き合い必要な努力を積み重ねている方々は、
これからの風の時代、水瓶座土星期からその「個性」が可能性の芽を出し、
活きてくるのだろうと感じています。

 

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年内の代々木店対面鑑定は12月25日(金)が最後になります。
新年は、1月8日(金)より対面鑑定のご予約を受け付けております。何卒よろしくお願いいたします。

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