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2022/02/20

頼ることと8ハウス … 頼り頼られる関係 …

こんにちは。大阪&オンラインの心理占星家 Kyokoです。

1月のブログテーマは『頼ること、頼られること』でしたね。

頼ること、頼られることを、心理占星術的に考えてみたいと思います。

 

頼ることと8ハウス

占星術の世界では<頼ること>を<8ハウス>と関連づけることが多いです。

8ハウスは他者の資産を象徴し、それを活用する(頼る)ことがテーマのひとつとなっているからです。

資産には金銭や不動産などの有形資産だけでなく
才能や知識、技術、人脈、経験、判断力、人間力などの無形資産も含まれます。

占星術の教科書には8ハウスについて【遺産・継承・借金】などとキーワードされています。

 

頼る人、頼りたくない人

借金は絶対したくない、という人もいれば
上手に借金して事業を大きくしていく人もいます。

大きな遺産を手にする人もいれば、遺産相続を拒否する人もいます。

自分は他にしたいことがあるから、先祖代々の家業を継承しない。

親の面倒を兄弟に見てもらったから、自分は遺産は受け取らない、等々。

莫大な財産を築きながら、子供の自立心を阻害するからと
寄付するなどして遺産を残さない親もいます。

頼ることは、物理的にも心理的にも「借りを作ることだ」と考える人は
人を頼らないようにしています。

人は、それぞれの価値観やバランス感覚をもって、人に頼るのだと思います。

 

頼ること、頼られることに潜むリスク

頼ることは<弱みを見せること>ですからリスクも伴います。

8ハウスは危険領域になることもあります。

泥棒・強奪・支配・コントロールも、8ハウスと関係しています。

弱みや秘密を握られてもよい相手なのか、相手を慎重に選ぶことは、最重要ポイントです。

絶対絶命になってから、頼れる人を探すよりも
日ごろから、少しずつ、小さなことで、人を頼ること、頼られることをしながら
信頼に足る、頼りにできる相手を探しておきたいですね。

 

頼られるほうも、援助すべき相手かどうかを見極めています。

銀行は誰彼となくお金を貸すわけではなく、師匠は誰彼となく秘伝を伝授するわけではありません。

他者の保証人になることは、他者の借金を肩代わりするはめになるリスクをはらみます。

 

上手に頼り、頼られるには、失敗も含めたトレーニング(人生経験)が必要なのだと思います。

裏切られるという辛い経験をしたなら、人を見る目を養う機会にしましょう。

8ハウスが上手く働くための基盤には<信頼関係>があるのです。

頼り頼られる力は、洞察力によって推進されます。

 

頼り頼られる関係にも、いろいろある

そろばんずくの<頼り・頼られる関係>もあれば
信頼関係や感謝を基盤とする<頼り・頼られる関係>もあります。

頼られる側も、一方的な負担をしているわけではなく
相手の問題を共に解決する過程の中で、その経験を資産にしている側面があります。

ある時は頼り、ある時は頼られる。
共に事にあたることで智恵や気づきを共有する。
そのような関係性自体が、8ハウス(共有資産)といえるかもしれません。

 

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